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美術とダンスを融合したアクションアドベンチャー,「バウンド:王国の欠片」。PS4向けに8月16日配信開始
本作の特徴は,「バウハウス」(1919年にドイツのヴァイマルに作られた美術,建築などを含む総合的造形教育機関)の流れを汲んだ抽象画のような世界観にある。プレイヤーはそこで,バレエのように舞い踊るキャラクターを操作することになるのだ。
ゲームの目的は,主人公である妊婦の抱える幼少期のトラウマと内面世界で向き合い,解消していくこと。ステージ中には,主人公を苦しませてきた複雑な感情がオブジェクトとして出現し,彼女の行く手を阻む。これを素早いステップやダンスによって回避しつつ,深部に潜むトラウマの元へ進んでいく。
キャラクターのアクションはプロダンサーの動きをキャプチャしたもので,まさしく美術とダンスをゲームという形で融合させた,希有な作品と言えそうだ。
なお,10月13日に発売されるPlayStation VRにも対応予定。通常のゲームプレイ時のカメラは自動追従だが,PS VRでのプレイ時はカメラを任意で操作できるため,本作の世界観やキャラクターを近距離で見つめるといったこともできるという。
■ストーリー
これは、幼少期のトラウマを抱く、妊婦の意識の中で進んでいく物語。
王国を治める女王より、国を荒らす怪物の退治を命じられた主人公。
怪物のもとへ赴くも、その強大な力に倒れてしまう。
王国を救うため、女王は地下に身をおく救世主のもとへ主人公を誘う。
救世主へ助けを求めた主人公は、そこでトラウマと対峙することとなる。
■キャラクター
・主人公:姫
主人公である妊婦の意識世界での姿。しなやかな体躯で舞い踊る少女。
女王の命により、怪物から王国を守るため、救世主のもとへ向か
・女王
主人公の母であり、王国の女王。
王国を襲う怪物を敵視しており、その対応を主人公に命ずる。
現実世界における主人公の母を投影した存在。
・怪物
現実世界における主人公の父を投影した、王国を襲う怪物。
退治に現れた主人公を腕の一振りで撃退するなど、強力な力を持つ。
王国を襲う理由などは、トラウマに繋がる出来事を辿るうちに分かるのかもしれない。
ちなみに本作は,北米時間の6月13日に「Bound」として発表されていた作品。その時点でトレイラーも公開されており,一部で話題を呼んでいたが,今回,日本での発売が正式に決まった形となる。
- 関連タイトル:
バウンド:王国の欠片
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