このゲームの読者の評価
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グラフィックは本当に良い、けれど買い切りなのに基本無料ゲームのような要素が…… 35 - 投稿者:歩く狐(男性/30代)
- 投稿日:2017/04/22
- 良い点
- グラフィックは本当に綺麗、絵本調の世界を綺麗に3Dに落とし込めてると思います。
景観部分はエリアが変わる度に大きく様変わりするので本当にグラフィック周りは贅沢だなぁ、という印象を受けました。
家に置く家具の種類は膨大で、素材要求数に目を瞑れば非常にユニークな見た目の部屋を作る事ができます。
住人のデザインも独特な世界観で、こういう世界観が好きな自分はかなり刺さりました。 - 悪い点
- 目につく悪い部分が多いので幾つか区切ってまとめます。
・ストーリーが続きものでクリア時点の状態では何も解決していないこと
このままだと物語冒頭時の状況に戻るしかないですよね。これからどうするのかとストーリーの続きはアップデートで来るのかと思いましたが、どうやら有料DLCで来るみたいです。物語が最終話の一つ前で突然問題が発生し、それを打破しただけで状況が解決しないまま唐突に物語が切られ、続きは追加課金(予定)ってのは流石に心象悪いです。これなら「エグリア 1章」と書いておくか、事前のインタビューなどで言及していてほしかったです。
・所々に残る基本無料のゲーム"だった"と思われる要素
殆どの事をオフラインでやる仕様なのになぜかつきまとう常時接続、仲間のスタミナシステムと余る回復アイテム、大量に貰える時短アイテム、一日三十分だけ入れる曜日クエストとその制限を外せる開放キー、元から大量に余る制限解除アイテムとイラストの切れ端しか出てこない福引ガチャ。
どれもが何か制限を課すシステムながら解除するアイテムが大量に余るために実質機能しておらず、「せっかく作ったから残そう」みたいな感じで存在しており逆に邪魔になってます。
・探索部分の煩わしさと素材供給量の少なさ
素材は一度の探索で一種3個手に入れば良い方ながら、家具での要求数は大体5個から12個要求されます。真面目に取りに行くと一つの家具を作るだけで三十分は吸われ、とてもマゾい。木材に至っては入手までのモーションも長いために余計に時間がかかります。
また素材は一度手に入ればよろず屋に入荷して次からはお金で買うことができます。が、普通に買うと1個500前後は単価が高く、多くの人はこのよろず屋をどうしても足りない時の補充用と認識したことでしょう。
それを解消するためか、曜日クエストで取れるゴルド丸太というアイテムは一本1000で売れるようになっています。しかし前述に記述した通り、曜日クエストは三十分の制限はあれど、その制限を解除するキーが大量に余るため実質機能しておらず、最終的に「曜日クエストでゴルド丸太を三十分で40本〜50本ほど取ってきて全部売り、素材はそのお金で買う」という、広い世界や素材が木材が多く取れる隠しエリア全否定の手法に行き着いてしまいます。 - 総評
- 基本無料ゲーム要素の残骸が散りばめられたままグラフィック周りのリソースだけが大量に作られ、システムの急造さが目立つゲーム。
買い切りのソーシャルゲームを買った感覚が強く、順次実装される予定のステージが最初から全部入ってるような感じです。基本無料ゲームの冗長なバランスに疲れ、オフラインゲームの感覚でプレイしたかった私にはがっかりせざるを得ないものでした。
せっかく作ったシステムを無駄にしたくなかったんでしょうが、出来れば必要ならば捨てる覚悟も見せてほしかったですね……。 - プレイ時間
- 20〜40時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 4 1 2 2
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