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「Harmonia」日本語パッケージ版の発売日が5月26日に決定。オリジナルサントラや書き下ろし小説付き小冊子など,特典付きの初回限定版を用意
フィロイドは,人間のパートナーになるための感情機能を持っているのだが,レイには感情機能が欠落していた。レイはシオナとの生活の中で感情を学んでいく――というのが,本作のプロローグだ。
Key15周年記念タイトルである本作は,Steamで英語版が販売されているが,音声と歌は日本語ながら文章全般およびインタフェースは英語表記と,英語が得意ではない人には少々ハードルが高い仕様になっている。2016年12月開催のコミックマーケット91(およびビジュアルアーツの公式通販サイト)で日本語版が販売されたが,原稿執筆時点では購入ができない状態だ。
発売日は5月としばらく先になるが,日本語で本作をプレイできるようになるので,日本語版を手に入れられなかった人は楽しみにしていてほしい。なお,今回発売されるパッケージには,以下の特典が付く初回限定版が用意されるとのこと。
・初回限定生産三方背BOX
・Harmoniaオリジナルサウンドトラック
・HarmoniaピアノアレンジCD
・オリジナル缶バッチ(10×10cm)
・書き下ろし小説付き小冊子
・オリジナルオルゴール(永遠の星へVer)
「Harmonia」公式サイト
企画:魁
キャラクターデザイン・原画:樋上いたる
音楽:折戸伸治
OPテーマ情報
タイトル:「届けたいメロディ」
作詞:魁
作曲:折戸伸治
編曲:塚越雄一朗(NanosizeMir)
歌:北沢綾香
EDテーマ情報
タイトル:永遠の星へ
作詞:魁
作曲:竹下智博
編曲:Meeon
歌:霜月はるか
<ストーリー>
遠い未来の話。
大きな戦争で、地球が大きな傷を負っていた。
大気は灰色に汚れ、大地には生命の芽吹きは途絶え、水は干上がっている。
そして人口は最盛期の頃より大きく数を減らしていた。
ニンゲンたちは、その日を生きる為に身を寄せ合っていた。
そんな時代の中、感情人形(フィロイド)と呼ばれる、感情機能をもつロボットが、朽ちた施設で目を覚ました。
戦争前の、人類科学の結晶で、文字通り感情機能をもった人型のロボットだ。
人間の新たなパートナーとして、生活をよりよい物にしていくと約束されていた存在。
しかし、目覚めたフィロイドは、すぐに自分に感情機能の欠落に気づく。
製作途中で放置されていたのであろう、右手も人工皮膚に覆われておらず機械の骨格が剥き出しだった。
少年型のフィロイドは、本能的に人間を求めた。
そして自分に欠落している感情を、得るため荒廃した世界を歩き続ける。
そんなある日、フィロイドは、一人の少女に拾われた。
少女は、彼のことを人間だと思い丁寧に介抱してくれる。
小さいけれど温かな町。
フィロイドの少年は、少女との生活の中で徐々に感情を学んでいく。
<キャラクター>
名前:レイ
朽ちた工場のような施設の中で目を覚ました機械の少年。
制作途中で放置されていたせいか、右手が人工皮膚に覆われておらず、剥き出しの機械の手を隠す為、常に手袋をしている。
感情人形の本能から、ニンゲンを捜し、荒廃した世界をさまよい歩くなか、シオナという少女に拾われる。
レイという名前は、シオナが付けてくれた名前。
名前:シオナ
レイを拾った少女。荒廃した世界の中で、「町」として昨日している集落の教会に住んでいる。
常に微笑みを絶やすことなく、周囲に安らぎを与え続けている。
人の気持ちや感情を色や形で表現することが多く、最初はその理解に時間を要する。
歌を歌うことが好きで、教会や町の広場で歌っている。
名前:ティピィ
町の中にある図書館の奥に棲んでいる少女。なぜか泣き続けている。
書物はほぼ電子化された後の時代にもかかわらず、紙の本が保管されている不思議な場所。
シオナは彼女の事を「青い子」と称す。
町の人達も彼女存在を知っているもののあまり近づこうとはしない。
- 関連タイトル:
Harmonia
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