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「進撃の巨人2」クローズド体験会レポート。戦略性がさらに増したアクションが最大の魅力だ
「進撃の巨人2」公式サイト
多数の応募者の中から抽選で選ばれた人達を集めて行われたこの体験会では,製品版とほぼ同じ状態のゲームを約1時間プレイできた。会場の模様を,本稿でお伝えしよう。
本作は,前作で好評だった立体機動装置によるワイヤーアクションの爽快さを継承しつつ,巨人のAIを強化して動きのバリエーションを増やし,戦略性を向上させたという。プレイヤーは1人の名もなき兵士として第104期訓練兵団に入団し,仲間達と共に巨人討伐に挑んでいく。
仲間と交流できる日常パート。キャラクターの着替えなどもできる |
ミッションで得た報酬で「施策」を行い,兵士を強化する |
捕らえた巨人をコレクションする「巨人研究所」 |
立体機動アクションはさらに洗練され,相手の巨人も賢くなった |
単眼鏡で照準を合わせ,一気に攻撃する「奇襲攻撃」 |
巨人の警戒度がマックスになると「デンジャーゾーン」が発動し,危険な攻撃をくり出してくる |
ゲームの序盤は,仲間との親交を深める日常パートと,アクションを学ぶための戦闘チュートリアルがメイン。日常パートでエレンやミカサ,アルミンなど,原作でもおなじみの人物と会話し,交流したりすることで,絆を深められる。
戦闘チュートリアルでは,立体機動装置のアクションや戦場での拠点設営,そして,本作の新要素となる「バディアクション」などが学べた。地上や空中でワイヤーを射出し,一気に加速する。攻撃対象に接近したらロックオンし,再びワイヤーを放出して弱点を攻撃する。こうした一連のアクションは,前作以上に爽快さが増しているという印象だ。
バディアクションとは,巨人攻撃中に仲間に指示を出し,指定した部位を攻撃してもらうというシステム。巨人をロックオン中に[L1]ボタンを押すと仲間のアイコンが現れるので,方向キーで選ぶことで,そのキャラクターが巨人を攻撃してくれる。
戦闘中に素早く指示を出すにはコツがいるが,うまく指示を出すと,攻撃と同時にそのキャラクターのリアクションがあるといった演出なども用意されていた。
アナザーモードに用意されたキャラクターは多く,それぞれの能力もさまざまだ。リヴァイはほかのキャラクターに比べて突出した能力を持っており,原作同様,エース級の存在らしい。
試遊で筆者が選んだハンジもかなり能力が高く,ミッションに現れる巨人に対して非常に大きなダメージを与え,部位攻撃もお手のものだ。大型の奇行種との対戦では,巨人が赤くなって怒り狂う「デンジャーゾーン」が発動し,さらに激しい戦いが展開した。
多くのキャラクターを選べるアナザーモード |
ミッションの最終目的は,大型の奇行種を討伐することだった |
イベントの後半では,本作のプロデューサーである鯉沼久史氏と,ディレクターを務める鈴木英生氏に対する質問タイムが設けられた。
続いては,「前作でゲームクリアをすると『真・進撃モード』が選べるようになりましたが,本作にもそういう要素はあるのでしょうか」という質問だ。これについて鯉沼氏は,クリア後に出現する「インフェルノモード」の存在を明かした。
インフェルノモードは,前作をやり込んだプレイヤーからの,もう少し手応えのある難度がほしいという要望によって実装したと鯉沼氏は言う。もともと,AIの強化などによってストーリーモードはかなり手応えのある内容になっているのだが,インフェルノモードではさらに高い難度に挑戦できる。また,前作に手こずったという人に向けて,難度の低い「カジュアルモード」も用意されている。
「前作と比べて,立体機動装置での移動がちょっと低いと感じたのですが」という来場者の質問に対して鯉沼氏は,「開発が喜ぶいい質問」と笑いつつ答えた。「アニメでも砂塵を巻き上げて地面すれすれを飛ぶようなシーンがあり,その場面を描いています」と述べ,立体機動装置を強化すれば高く飛べるようになると明かした。
以上で質問タイムは終了。短い時間ながら誰よりも早く製品版に近いバージョンをプレイでき,さらに開発陣へ質問を行ったり,要望などを届けられたことで,来場者は満足げに会場をあとにしていた。
「進撃の巨人2」公式サイト
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原作/諫山創「進撃の巨人」(講談社『別冊少年マガジン』連載) (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 (C)2018 コーエーテクモゲームス
原作/諫山創「進撃の巨人」(講談社『別冊少年マガジン』連載) (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 (C)2018 コーエーテクモゲームス
原作/諫山創「進撃の巨人」(講談社『別冊少年マガジン』連載) (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 (C)2018 コーエーテクモゲームス
原作/諫山創「進撃の巨人」(講談社『別冊少年マガジン』連載) (C)諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会 (C)2018 コーエーテクモゲームス