日本一ソフトウェアは本日(2019年12月19日),日本ファルコムの人気タイトルであるPlayStation 4用RPG「
英雄伝説 閃の軌跡III」(以下,閃の軌跡III)の
Nintendo Switch版を,
2020年3月19日に発売すると発表した。日本一ソフトウェアの子会社であるNIS Americaの公式Twitterアカウントで先日,Switch版の海外展開が明らかにされていたが(
リンク),国内での展開も発表されたわけだ。
価格はパッケージ版,ダウンロード版共に7678円(税込)。CEROレーティングはC(15歳以上対象)となっている。
閃の軌跡IIIは,重厚な世界設定やストーリー,そして戦略性に富んだゲームシステムが特徴である「
英雄伝説 空の軌跡」から続く,軌跡シリーズの最新作。トールズ士官学院の特科クラス「VII組」の
リィン・シュバルツァーを中心に描く「英雄伝説 閃の軌跡」の3作目であり,今作ではリィンが教官となるトールズ士官学院第II分校を中心に物語が展開する。
そんな閃の軌跡IIIのSwitch版は,「
閃の軌跡I:改」や「
閃の軌跡II:改」で好評を博した
「高速スキップモード」を搭載。これは,イベントやフィールドの2倍速,戦闘の4倍速切り替えをボタン1つで可能にするものとして登場した機能だ(
関連記事1,
2)。
また,
DLCとして配信されている各キャラクターの衣装などのアタッチアイテムを,
初めから多数収録しているというのもSwitch版のポイントだろう。
今回は閃の軌跡Iからのストーリーまとめや登場キャラクター,ゲームシステムの情報が一挙に届いているので,以下に掲載しておこう。
英雄伝説 閃の軌跡III(センノキセキIII)
【製品情報】
タイトル: 英雄伝説 閃の軌跡III
発売元:株式会社日本一ソフトウェア
ジャンル:ストーリーRPG
CERO:「C」(15才以上対象)
対応機種:Nintendo Switch
公式サイト:https://nippon1.jp/consumer/sen3/
発売予定日:2020年3月19日(木)
権利表記:(C)2017-2020 Nihon Falcom Corporation, All rights reserved. / (C)2020 Nippon Ichi Software, Inc.
プレイ人数:1人
価格:
パッケージ版 6,980円(税抜)/ 7,678円(税込)
ダウンロード版 6,980円(税抜)/ 7,678円(税込)
この度、日本一ソフトウェアは、Nintendo Switch 用ソフトとして、『英雄伝説 閃の軌跡III』を発売することに決定いたしました。
本タイトルは、2017年に日本Falcom株式会社から発売された『英雄伝説 閃の軌跡III』を、Nintendo Switchへと対応させた移植作です。
日本FalcomのRPG巨編「閃の軌跡」シリーズの魅力を、Nintendo Switchユーザーの皆様にもお届けいたします。
さまざまな登場人物の思いが交錯する壮大な物語を、ぜひお楽しみくださいませ。
《閃の軌跡I〜閃の軌跡IIのストーリー》
――「導力」というエネルギー技術の普及によって、さまざまな機械技術が発達した“ゼムリア大陸”。
物語の舞台となるのは、ゼムリア大陸の西部に位置する旧き大国“エレボニア帝国”。
帝国は近年、貴族の支配する旧体制を次々と廃し、急速な近代化を進めていた。
約1年半前、 “エレボニア帝国”の国内勢力は、既得権益を握る“貴族派”と、急進的に改革をおこなう“革新派”に分かれ、内戦状態に陥っていた。
帝国の名門士官学校“トールズ士官学院”の学生達は、この内戦を収めるために戦い、その中で中心的な役割を担ったのが、同校“特科クラス《VII組》”の学生達であった。
《閃の軌跡IIから閃の軌跡IIIに至るまでのストーリー》
内戦で活躍した“特科クラス《VII組》”のなかでも、特に注目を集めたのが“灰の騎神ヴァリマール”の起動者、《灰色の騎士》“リィン・シュバルツァー”であった。
内戦により“貴族派”が壊滅したことで、事実上、内戦の勝者となった“革新派”は、リィンと騎神の“力”と人気をクロスベル、ノーザンブリア両自治州の支配に利用する。
帝国政府の策略により、若き英雄として祭り上げられてしまったリィンは、自らの意志とは無関係に“力”が利用されることをおそれて、帝国軍への入隊を固辞。
この年、新設されたばかりの士官学校“トールズ士官学院・リーヴス第II分校”に、教官として着任したところから、物語は再び動き始める。
《閃の軌跡IIIのストーリー》
“トールズ士官学院・リーヴス第II分校”の教官となったリィンは、奇しくも“特務科・VII組”の担当教官となり、3人の学生を導くことになる。
だが、“特務科・VII組”は、さまざまな任務を遂行する“特務部隊”としても期待されており、学生でありながら帝国で暗躍する敵との戦いに、身を投じることとなる。
リィンは“特務科・VII組”の学生を守り、導きながらも、帝国各地でかつての仲間たちと接触し、帝国で暗躍する敵の正体を探ってゆく。
果たして、リィン率いる“特務科・VII組”は、熾烈な戦いのなかで、どんな真相を掴むのか――。
人物紹介
特務科・VII組《 リィン・シュバルツァー》
「俺たちはお互い新米同士だ。仲間として共に汗をかき、切磋琢磨していこう」
リィン・シュバルツァー/Rean Schwarzer
CV:内山昴輝
年齢:20歳 武器:太刀
トールズ士官学院・特科クラス《VII組》に在籍していた青年で、灰の騎神ヴァリマールの起動者。
1年半前のエレボニア帝国内戦〜クロスベル自治州併合、そして北方戦役におけるノーザンブリア併合に貢献し、《灰色の騎士》として帝国内で英雄視されるようになった。
士官学院卒業後、政府から帝国軍入りを強く求められるもこれを固辞。トールズの精神を残すため、そしてこれ以上騎神ヴァリマールと自分の力を利用されないために、帝都西郊に新設されるいわくつきの《第II分校》で教官の職務に就くことを選択する。
特務科・VII組《 ユウナ・クロフォード》
「《VII組》で結果を出すまで、帝国人には負けてられないんだから!」
ユウナ・クロフォード/Juna Crawford
CV:東山奈央
年齢:17歳 武器:ガンブレイカー
旧クロスベル自治州出身の正義感あふれる活発な少女。
数々の難事件を解決したクロスベル警察《特務支援課》の活躍にあこがれ、警察学校への入学を果たすものの、エレボニア帝国の占領により志半ばで夢を絶たれてしまう。
そんな中、ある人物の申し出を受けたユウナは“侵略国家”としての帝国の実態を確かめるため、そしてクロスベル市民としての誇りを示すため《第II分校》への入学を決意する。
特務科・VII組《クルト・ヴァンダール》
「《八葉一刀流》のシュバルツァー教官か―― ……正直、聞いていたほどじゃないな」
クルト・ヴァンダール/Kurt Vander
CV:江口拓也
年齢:17歳 武器:双剣
帝国の武門として知られる「ヴァンダール家」の生まれで、一族の中では珍しい青灰色の髪を持つスマートな美男子。
天才的な双剣術の腕を持ち、いずれはヴァンダールの一員として皇族を守るという使命感に満ちあふれていたが、内戦終結後、《鉄血宰相》ギリアス・オズボーンの策略によって一族が皇族の守護職を解かれ、自らの目標を失ってしまう。
失望感からトールズ士官学院への入学を辞退しようとするが、兄ミュラーの勧めで迷いながらも《第II分校》への道を歩むことになる。
特務科・VII組《アルティナ・オライオン》
「分校に所属する以上、『リィン教官のクラス』が適切と考えます」
アルティナ・オライオン/Altina Orion
CV:水瀬いのり
年齢:推定14歳 武器:クラウ=ソラス
帝国軍情報局に所属し、黒兎(ブラックラビット)というコードネームを持つ感情が希薄な少女。
最新鋭の戦術殻《クラウ=ソラス》を使役しており、内戦時は貴族連合をあざむくフェイクとして各地で特殊工作活動をおこなっていた。
内戦終結後は情報局でさまざまな任務を遂行、《灰色の騎士》リィン・シュバルツァーの行動を監視するかたわら、パートナーとして彼の任務をサポートするようになる。
そんな中、リィンの教官就任を受け、アルティナも“生徒”として《第II分校》に派遣されることになるが……。
戦術科・VIII組《ランドルフ・オルランド》
「確かに、今の支援課は離れ離れだ――だが、俺たちの繋がりまで断たれたわけじゃない」
ランドルフ・オルランド/Randolph Orlando
CV:三木眞一郎
年齢:24歳
大陸最強と言われる猟兵団「赤い星座」出身の元猟兵。
《VIII組・戦術科》担当教官。
とある理由から団を抜けた後クロスベルへと流れ着き、警備隊に入隊するもトラブルを起こして除隊。
その直後にスカウトされる形でクロスベル警察・特務支援課のメンバーとなり、捜査官ロイド、エリィ、ティオらと共に数々の困難に立ち向かい、自らの居場所を見出していった。
クロスベル併合後に特務支援課が解散となり、帝国軍・クロスベル方面軍警備部隊へ配属となった後も仲間とともに粘り強く抵抗運動の準備を進めていたが、ある人物の打診を受けたランドルフは、クロスベル独立の可能性を見出すために一人で帝国へと向かうことを決意する。
戦術科・VIII組《アッシュ・カーバイド》
「灰色のオモチャ乗り回して、政府の犬として働くっつーのは、そんなに気持ちいいのかよ?」
アッシュ・カーバイド/Ash Carbide
CV:前野智昭
年齢:17歳 武器:ヴァリアブルアクス
帝国西部の歓楽都市のスラムで育った、一見陽気だがどこか影のある猛々しい不良青年。《VIII組・戦術科》在籍。
内戦中は愚連隊めいたチームを結成し、歓楽都市を襲った野盗団を半殺しにしつつ撃退――正規軍や遊撃士協会からも一目置かれるようになる。
しかしそれらの勧誘を全て断り、幼い日に失われた“彼の過去”を知る何者かの推薦で《第II分校》に入学することに。
大柄だが豹のようにしなやかな体躯を持ち、格上の相手すら裏技で仕留める。なぜか教官のリィンに対して挑発的で、事あるごとに絡んでくるが……。
主計科・IX組《トワ・ハーシェル》
「同じトールズの卒業生として、力を合わせて乗り越えて行こうね!」
トワ・ハーシェル/Towa Herschel
CV:野中藍
年齢:21歳
《第II分校》で《IX組・主計科》の担当教官となる、見た目は幼いが優秀で努力家な女性。
トールズ士官学院在学時は生徒会長として活躍し、帝都夏至祭での混乱収拾、クロスベル通商会議で能力を発揮。内戦時には巡洋艦《カレイジャス》の艦長代理としてその卓越した指揮能力で帝都解放にも貢献した。
卒業後の針路は引く手あまただった彼女だが、「帝国の未来」を見極めるための勉強として帝国各地の非政府組織活動に参加――
そんな中、帝国が不穏な道に歩み始めるのを察したトワはトールズの精神を残すため、少しでも帝国の現状を良くするため《第II分校》で“教育”の道を選ぶことを決意する。
主計科・IX組《ミュゼ・イーグレット》
「――ごきげんよう、リィン教官。若輩者ではありますが、よろしくお願いしますね?」
ミュゼ・イーグレット/Musse Egret
CV:小清水亜美
年齢:16歳 武器:魔導騎銃
西部の名門・イーグレット伯爵家の出身の清楚かつ蠱惑的な言動が特徴の少女。《IX組・主計科》在籍。
成績優秀で貴族子女らしい品の良さがあるが、どこか底知れないところがあり、新米教官のリィンを事あるごとに誘惑しようとしてくる。
以前は帝都にある聖アストライア女学院に通っていたが、内戦後は諸事情により女学院を退学。
その半年後、突如軍人の道を志してトールズ士官学院・第II分校への入学を果たすが……。
主計科・IX組《ティータ・ラッセル》
「アガットさんも気をつけて、あんまり無茶しないでください!」
ティータ・ラッセル/Tita Russell
CV:今野宏美
年齢:16歳
天才導力学者・ラッセル博士の孫娘にして機械には目が無いリベール王国出身の少女。《IX組・主計科》在籍。
4年前に起こった《リベールの異変》では、最先端のオーブメント開発で知られるZCF(ツァイス中央工房)の若手技術者としてアガットら遊撃士たちに協力、異変解決に貢献していた。
その後、かつての仲間であるオリヴァルト皇子からの情報で帝国に何らかの異変が起こりつつあることを知ったティータは、母親の猛反対を押し切って“交換留学生”という立場で《第II分校》へ入学。
導力技術を学びつつ、機甲兵や戦術殻という謎の技術を自分の目で確かめるためシュミット博士に師事することになる。
その他の人物紹介
身喰らう蛇《ウロボロス》
「幻焔計画」という謎の計画を遂行するため、ゼムリア大陸各地で暗躍する秘密結社。
盟主(マスター)と呼ばれる存在を中心に、最高幹部「使徒」と実行部隊「執行者」によって構成されている。
1年半前のエレボニア帝国内戦の最中、《鉄血宰相》“ギリアス・オズボーン”によって奪われた「幻焔計画」を奪還すべく、再び結社のメンバーが帝国内で活動を開始する。
《鋼の聖女》アリアンロード/Arianrhod CV:久川綾 |
《神速》のデュバリィ/Dubarry CV:大空直美 |
《道化師》カンパネルラ/Campanella CV:伊藤かな恵 |
《劫炎》のマクバーン/Mcburn CV:諏訪部順一 |
《紅の戦鬼》シャーリィ・オルランド/Shirley Orlando CV:竹達彩奈 |
暗躍する者たち
結社《身喰らう蛇》の他にも、帝国において「何らかの目的」のために暗躍するものたちがいる。
リィン達と敵対する者もいれば、味方するような言動をとる者もおり、帝国にせまる新たな争いの気配を感じさせる。
《緋》のローゼリア/Roselia CV:水橋かおり |
《蒼》のジークフリード/Siegfried CV:??? |
ヴィータ・クロチルダ/Vita Clotilde CV:田村ゆかり |
《猟兵王》ルトガー・クラウゼル/Rutger Claussell CV:大塚芳忠 |
ゲームシステム紹介《フィールドマップ》
【フィールドが戦闘マップに】
本タイトルでは、フィールドやダンジョンを自由に歩いて探索できます。
それらの場所では、敵の姿を見ることができ、敵に接触するとその場で戦闘となります。地形を考慮して敵に挑みましょう。
ゲームシステム紹介《フィールドアタック》
【フィールドアタック】
フィールドで攻撃ボタンを押すことで、“フィールドアタック”を発動できます。
敵の背後からフィールドアタックをヒットさせると、敵が“気絶”や“スタン”となったまま、有利な状況で戦闘を開始できます。
【ブレイクオブジェクト】
フィールド上には破壊可能なオブジェクトが点在しており、これらを“フィールドアタック”で破壊することで、様々な効果やアイテムを得られます。
また、障害物を破壊して、新たな道が開かれることもあります。
ゲームシステム紹介《ATバトル》
【ATバトル】
戦闘は、「軌跡」シリーズ独自の戦闘システムである“ATバトル”です。
画面左のAT(行動順)バーに応じて、キャラクターが順番に行動するコマンドバトルとなっています。
【ATボーナス】
ATバーには、“ATボーナス”がつくことがあります。
ATボーナスがついている時に行動したキャラクターは、さまざまな効果を受けて戦えるので、行動順を意識して有利に戦闘を進めましょう。
ゲームシステム紹介《ARCUSII》
【ARCUSII】
“ARCUSII”は、『閃の軌跡』『閃の軌跡II』に登場した“ARCUS(アークス)”の発展型となる最新の戦術オーブメントです。
“クオーツ”というアイテムをセットすることで、キャラクターの能力が向上したり、“アーツ(導力魔法)”が使用可能になったりします。
【アーツ】
使用者のEP(エネルギー)を消費して発動する導力魔法です。
さまざまな効果のものがあり、使用するとATバーに行動が追加され、順番がくるとアーツが発動します。
発動に時間はかかりますが、強力な効果をもつため、使いこなしてみましょう。
ゲームシステム紹介《ブレイクゲージ》
【ブレイクゲージ】
戦闘中の敵には、その下に「ブレイクゲージ」という青いゲージが表示されます。
ブレイクゲージは、敵にダメージを与えたり、弱点属性で攻撃したりすると減らすことができ、0にすると敵が「ブレイク」状態になるため、有利に戦えます。
【ブレイクの効果】
ブレイク状態に陥った敵は「被ダメージアップ」「能力上昇がすべて解除」「体勢崩し100%(行動不能)」となり、大幅に弱体化されます。
さらに、ブレイク発生時にはアイテムがドロップするため、積極的に狙ってみましょう。
ゲームシステム紹介《戦術リンク》
【戦術リンク】
“ARCUSII”には、「戦術リンク」というシステムがあり、パートナーを選んでリンク設定ができます。
リンク設定しておくことで「体勢崩し」が発生した際、パートナーと一緒に攻撃をしかける「ラッシュ」や、戦闘メンバー全員で連携攻撃する「バースト」を使うことができます。
ゲームシステム《騎神戦》
【騎神戦】
『閃の軌跡』『閃の軌跡II』で登場した巨大人形兵器バトル「騎神戦」がパワーアップ!
リィンが操縦する灰色の騎神“ヴァリマール”の他、生徒たちも機甲兵に乗り、戦闘に参加します。
【弱点を狙おう】
敵の騎神や機甲兵は、「ヘッド」「アーム」「ボディ」の3部位に分かれており、いずれか1つを選択して攻撃します。
弱点となる部位を狙って攻撃し、敵をブレイク状態にしましょう!
新機能「高速スキップモード」を追加!
【Switch版の追加要素】
本タイトルには、『閃の軌跡I:改』や『閃の軌跡II:改』でも好評だった「高速スキップモード」を搭載! 快適なゲームプレイを実現しました。
DLCを多数収録!
本タイトルには、DLCとして配信されている各キャラクターの衣装などのアタッチアイテムをはじめから多数収録! キャラクターを格好よく&可愛く着せ替えることができます。