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[JAEPO2020]120fps表示対応のモニターを搭載した「太鼓の達人 ニジイロVer.」は3月24日に稼働開始。「太鼓の達人」スペシャルステージレポート
エトウ氏(写真右)と11号氏(写真左) |
ステージ開始と同時に触れられたのは、前日にSNS等にアップされた「太鼓の達人」新バージョンの画像についてだ。
バナパスポートカードを使っていない状態でのゲーム画面が公開されたため,一部ユーザーの間では「これまでのプレイ記録が消えるのでは?」という不安の声が挙がっていたそうだが,エトウ氏は「安心してください!」と,この疑念を明確に否定。詳細な説明は後日公式ブログやTwitterで発表するとしつつも,今までの演奏した曲の記録と,ゲットした称号の引継ぎを行なうことを宣言した。
また段位道場についても,「いつも通りバージョンアップ直後はお休みをいただくが,リフレッシュして,いつも以上にパワーアップさせて帰ってきます」と話していた。
JAEPO2020に出展されているバージョンでは前作から曲数が減っていた。この件に関して11号氏から,「(本稼働に向けて)準備中の曲もあり,今日遊べなかったからといって(ゲームから)さよならというわけではないです」と補足説明が入った |
続いて,「太鼓の達人 2020年3月バージョン 改造キット」改め,「太鼓の達人 ニジイロVer.」の新要素へと話題が移った。まずはエトウ氏から,「しばらくはバージョンアップのたびに新しい色をつけることを卒業します」との“ぷち重大情報”が発表された。
「ニジイロVer.」と銘打たれた今回のバージョンでは,モニターが120fps表示対応にグレードアップしているそうだ。ゲーミングモニターにも匹敵する性能に変更されたことと,エトウ氏曰く「そうとうこだわった」というソフト内部の開発により,ただ画面がクリアになっただけでなく,超高難度の譜面プレイ時に発生していた“音符(判定)の残像問題”が解決されているとのこと。
さらに「太鼓の達人」シリーズをやり込む「ドンだー」向けの施策として,演奏オプションも充実させているそうで,音符が流れる速さを細かく調整(1.0〜2.0までは0.1刻み,2.0からは0.5刻みで調整可能)できるようにしたほか,コンボ数を伝えるドンちゃんのボイスのON/OFF,スコア挑戦に失敗した際に演奏をスキップできる機能なども追加したと説明していた。
モニターが新調される「ニジイロVer.」。店舗には改造キットとして提供するため,「ほとんどの店舗さんでは120fpsで遊べるのでは」と,11号氏は話す |
オプション項目の充実により,音符の表示や効果音もカスタマイズが可能になった |
また、エトウ氏からは「ニジイロVer.」から実装されるシステム面の新要素,「ドンダフルコンボ王冠」と「スコアランク」についても言及された。前者は,フルコンボかつ全音符を“良”以上で叩けた際に,新たなデザインの王冠が付与されるもので,後者はスコアが伸びていくことでゲーム画面も目に見えて“ゴージャスな色味+キャラクターが賑やかに”なっていく新システムだ。
こちらもハイスコアを狙うドンだーの人にとっては注目のポイントだろう。
ドンダフルコンボ王冠は「ニジイロVer.」を象徴するような七色に輝く。なお,すでにドンダフルコンボを達成している曲に関しては,稼働同時とはいかないまでも徐々に遡って付与していくとのこと |
スコアランクは7段階。ランクアップしていくたびにキャラクターが増え,背景も派手になっていく |
プレイヤーの実力を示す新しい指標として「総合成績パネル」を新たに実装している |
一通り新要素の紹介が終わると,前作からの引継ぎ要素の追加質問として「AIバトル演奏」と「アジア版の展開」がエトウ氏に投げかけられた。
AIバトルに関しては,段位道場と同じように,一度お休みした後に復活すると回答。アジア版については「もちろん忘れていません」と前置きをしたうえで,11号氏が「今回から選曲画面が横書きになったのは『太鼓の達人』シリーズを海外に広げるためです」とコメントしていた。
そして,本作の稼働日が“2020年3月24日”になることを発表しイベントを締めくくった。
なお,ステージイベントの模様は,バンダイナムコアミューズメントのYouTubeチャンネルでアーカイブ配信されている。(「太鼓の達人」の情報は36:00頃から)。
エトウ氏と11号氏の発言の細かいニュアンスまで知りたい人は,そちらをチェックしてみてほしい。
「太鼓の達人」シリーズ公式サイト
- 関連タイトル:
太鼓の達人 ニジイロVer.
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(C)2020 BANDAI NAMCO Entertainment Inc.