プレイレポート
DMM GAMESの新作「要塞少女」先行プレイレポート。自由に動きすぎる美少女たちを指揮して,人類存亡の危機に立ち向かえ
要塞少女は,個性豊かな美少女たちが織りなす物語と,カンタン操作で楽しめる戦略バトルが魅力のブラウザ向けRPG。2月20日に始まった事前登録キャンペーンはおよそ2週間で12万人を超える登録者数を記録し,メインキャラクターデザインの紅緒氏を始めとした著名なクリエイター陣が描くビジュアルにも注目が集まっている。
そんな要塞少女をリリースに先駆けて試遊したので,基本システムを中心にゲーム内容を紹介していこう。
「要塞少女」公式サイト
ファンタジーとSFがほどよくミックスされた世界観
本作では,剣と魔法のファンタジー世界を舞台に,「魔族」と呼ばれる高度な科学文明を持つ異世界からの侵略者たちとの戦いが描かれる。魔族に抗う術を持たず,滅亡も時間の問題かと思われた人類だったが,魔族の科学者の一人が強力な「魔導要塞」と,それを操る「要塞少女」とともに人間側に付いたことで戦況は一変。激戦の末に魔族を退ける。これによって世界に平和が訪れたが,そこに要塞少女の姿はなかった。
ストーリーラインは骨太でドラマチックなものとなっているが,とにかく美少女キャラクターがてんこ盛りで,DMM GAMESファンの期待を裏切らないボーイミーツガールな展開も待っている。シリアスとコミカルのバランスも良く,心地よい雰囲気でバトルとキャラクターの育成に熱中できそうだ。
主人公の指揮する魔導要塞 |
敵の要塞少女が搭乗する魔導要塞 |
ストーリーを盛り上げるうえで欠かせないキャラクターたちだが,どれも可愛く魅力的なので,きっとお気に入りが見つかるはず。初期メンバー以外は一部ストーリーの進展で仲間になるケースもあるが,基本的にはガチャで迎え入れることになる。
プレゼントを渡して「親愛度」を上げると個別のエピソードが見られるなど,お約束の要素も盛り込まれているので,存分にキャラを愛でて楽しもう。
■ともに戦う仲間として登場する美少女たち
戦術性あるバトルが簡単操作で楽しめる
ゲームの流れは,時間の経過で回復する「AP」を消費して,メインクエストに挑み,バトルに勝利することで次のステージにチャレンジできるという,お馴染みのシステムとなっている。当然,ステージが進むにつれて強敵が増えてくるので,キャラの育成も並行して行う必要がある。
メインクエストのバトルシステムは,「進軍バトル」と「ボスバトル」の2種類が用意されている。
バトルの基本となる「進軍バトル」は,リアルタイムに画面がスクロールしていくなか,キャラクターごとに設定された「コスト」を払って出撃させていくことになる。画面左下に表示された「エーテル」というゲージをうまくやりくりしていくのがポイントで,自動回復するエーテルが溜まるのを待って一気に複数のキャラを出撃させるのか,敵の状況に合わせてピンポイントに出撃させて対応するのかなど,さまざまな戦術が考えられるのが面白いところだ。
出撃位置はある程度プレイヤーが操作できるが,一度出撃したキャラクターは自動で敵のサーチおよび攻撃を行う。敵を処理できず,画面下側に到達してしまうと画面左上に表示された「耐久ゲージ」が減っていき,これがなくなってしまうと敗北となるので,すべての敵を倒すことを目標に出撃場所を決めるのが基本だ。
なお,実際に戦うのはキャラクター自身ではなく,キャラクターの生体情報を元にエーテルで形づくられた「エーテルフォーム」と呼ばれる存在だ。そのため,バトルで倒れてしまっても何度も再出撃させられる。出撃させたキャラのなかには,分裂や巨大化しているケースもあるが,これもエーテルフォームの影響である。
ストーリーの要所で行われる「ボスバトル」は,敵味方ともに近づく相手を自動で攻撃する「拠点」を展開し,攻防一体の熾烈な戦いとなる。
進軍バトル同様,エーテルの範囲内でキャラを出撃させてオートで戦わせることに変わりはないが,味方の拠点を守ることも考えなければならない。このバトルでは制限時間が決まっており,その時間内で相手よりも多くの拠点を撃破すれば勝利となる。また,敵のメイン拠点を撃破できれば,「完全勝利」としてより多くの戦利品を獲得できるので,積極的に狙っていこう。
メインクエストの1章をクリアするころには,「討伐バトル」という,強力無比な能力を持つ巨大ボスとバトルが開放される。
基本的なルールはボスバトルの延長といった感じだが,より広大なフィールドでの戦いとなり,敵の進軍ルートを見極めつつ,的確な作戦を実行しなければ打倒は難しい。見事倒すことができれば,貴重なアクセサリー装備が手に入るので,戦力が整ってきたらチャレンジしてほしい。
ルール自体は,エーテルの数値を管理しながらキャラクターを出撃させるだけというシンプルなものだが,破壊可能な障害物やアイテムが入手できる宝箱などのギミックを意識して戦おうとすると,けっこう頭を悩ませることになる。
また,基本のシステムがしっかりしたRPGなので,育成を進めていけばどんな難所もうまく切り抜けられる。しっかり考えながらストラテジーとして楽しむのもいいが,個人的には,お気に入りの女の子をトコトン鍛えあげ,一騎当千の活躍をさせるのも面白いと感じた。そういった意味で攻略の仕方は人それぞれで,自分のペースで遊べるタイトルであることは間違いなさそうだ。
キャラクター育成はレベル上げから
曜日クエストで素材を集めよう
キャラクターの育成はまず,レベルを上げてステータスを伸ばすことから始めよう。本作では,バトルに参加させただけでは経験値を獲得できず,レベルを上げる際は専用のアイテムを消費して「強化」を行うことになる。この強化アイテムは,「曜日クエスト」で入手することになるが,キャラクターの属性に合ったものしか強化に使えない。曜日クエストのスケジュールを把握して,欲しいアイテムを集めていこう。
キャラクターのレベルを上げることで,ボスバトルと討伐バトル時に登場する自軍の拠点も経験値を得る。たくさんのキャラクターを育成することで拠点も強化され,バトルが有利になっていくのだ。
曜日クエストは進軍バトルの形式で進めていく。道中の宝箱をすべて開けて効率良くアイテムを集めたいところなので,無理せず余裕を持ってクリアできる難度のクエストに挑戦するのがいいだろう。
レベルの最大値を上げるうえで必要不可欠な「限界突破」を行うには,専用のアイテムが必要だ。交換所でも入手が可能だが,基本的に曜日クエストで手に入れることになるだろう。
「覚醒」というキャラクター強化の方法もあり,これを行うとキャラクターのエーテルコストが減り,装備枠も開放される。各キャラクターは3回まで覚醒可能で,最終覚醒で「覚醒スキル」も開放されるようだ。プレイ時間が短かったこともあり,実際に確認することはできなかったが,★4以上のキャラは立ち絵も変化するとのこと。
覚醒の素材については,キャラごとに用意された「覚醒の証」が必要になる。ガチャで同じキャラが出た場合は自動的に覚醒の証に変換されるが,ほかのキャラの覚醒の証を売却して得た「神秘の輝き」を使って,交換所で欲しいキャラの覚醒の証を選んで入手することも可能だ。高レアの同じキャラを複数当てなければ最強は目指せない……なんてことはないので,気軽にガチャを楽しんでもらいたい。
キャラクターを愛でるうえで見逃せないのが「ルーム」機能だ。ルームでは,コレクションアイテムを飾っていつでも見られるうえ,お気に入りの女の子をルームに(複数)配置することが可能で,女の子に触れるとまれに親愛度が増えることもある。また,ルーレットを回すこともでき,条件を満たすとサポート機能が増えるというオマケ付きだ。
今回の試遊では,しっかりと読み込めるストーリーや簡単操作ながら戦術性もある進軍バトルなどで,本作がなかなか高いレベルでまとまっていることが確認できた。
とくに3Dモデルのチビキャラたちが自由に動いて戦うバトルは,ときおり指示どおりに動いてくれないキャラクターたちが,“思いどおりにならなくても全然憎めない”というくらい可愛い。そんな美少女たちに振り回されつつ,バトルを楽しんでほしい。
「要塞少女」公式サイト
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