プレイレポート
「コール オブ デューティ ヴァンガード」,マルチプレイとゾンビモードのインプレッション&プレイムービーをお届け
オンラインマルチプレイモードは,毎回異なる体験が楽しめることを重点に置くことを謳い,戦況を大きく変えるマップ破壊や,対戦人数の規模によってプレイスタイルが変化する戦闘ペースシステム,制圧ポイントが常に移動し続ける新ルール「パトロール」といったところからもそれが見受けられる。
そんな本作の先行プレイイベントがインフルエンサーとメディア向けに行われ,オンラインマルチプレイモードの各ルールとゾンビモードを体験することができたので,その模様をお届けしよう。また,プレイ動画もアップしているので一緒にチェックしてほしい。なお,今回は先行体験会で人数もプレイ時間も限られた中でのプレイだったので,マルチプレイモードは基本的にタクティカル(6対6)でのゲームプレイについて紹介している。
「コール オブ デューティ ヴァンガード」マルチプレイモードのインプレッションをお届け
2021年11月5日に発売が予定されている「コール オブ デューティ」シリーズの最新作「コール オブ デューティ ヴァンガード」。9月10日〜13日,16日〜20日にオープンβテストが実施予定だが,それに先立ってインフルエンサーとメディア向けの先行プレイイベントが行われたので,その模様をお届けしたい。
ハードポイント
「ハードポイント」は,マップ上に一定時間出現する拠点を制圧していくルールだ。制圧すべき拠点が刻々と変わるため,プレイヤーは迅速な行動が求められる。
一定時間ごとに変わる拠点をどう攻略,あるいは守るかが肝になる印象で,マップの地形に不慣れな筆者は,敵の裏を取れずに拠点を制圧することができなかった。負け惜しみになるが,マップを把握すれば,きっと拠点を制圧する最適な方法を見つけることができたはずだ。
ドミネーション
「ドミネーション」では,マップ上に点在する各拠点を制圧していく。ハードポイントと違って,そこまで迅速な行動は求められないものの,各拠点の状況を見ながら行動する必要がある。すべての拠点を制圧しても良いと思うが,そうすると各拠点に割く人員が少なくなり,防御が手薄になるので,戦況によって制圧する拠点の数を,あえて減らすというのもありだ。また,敵チームより拠点の制圧数が少ないのであれば,単独で忍び込み,敵拠点を奪還するのも戦略のひとつとして有効だろう。
いずれにしても,これまで多くの「COD」ユーザーから愛されてきたドミネーションは,本作でも非常に奥が深いルールだった。
キルコンファームド
「キルコンファームド」のルールは,敵を倒した際に出現するドッグタグを回収してスコアを競い合うチームデスマッチだ。敵にドッグタグを奪われないようにしつつ,積極的にドッグタグを拾っていけば勝利できるわけだが,言うは易く行うは難し。少なくとも筆者は,敵プレイヤーに何度もドッグタグを奪われた。
このルールではプレイヤーは,敵のドッグタグを奪うために積極的に行動しているので,乱戦になることが多い。そこで筆者は敵を倒すのではなく,味方をサポートする立ち回りに変更したところ,ドッグタグを奪われにくくなった。
しかし,コツを掴みかけていたところで次のルールをプレイすることになった。もう少しプレイできていれば……。
パトロール
「パトロール」は常に移動する拠点を確保(保持)することで,勝利ポイントを獲得するルールだ。拠点の移動によって敵が出現する場所や方角が常に変化するため,従来のルールより周囲を索敵する必要が出てくる。また,拠点の進路を予測して待ち伏せをするプレイヤーもいる。変化する戦況の中,仲間がどこを索敵しているのかを把握しながら戦略的に動かなければならない。
本ルールをプレイしていて,拠点に執着するのも良くないと感じた。開けた場所で拠点を制圧していると敵の格好の的になるため,いったん離れて,拠点を制圧しようとしている敵をけん制するという手もある。
パトロールは後述する「サーチ&デストロイ」と同様に戦略が求められるルールと言えるだろう。
タクティカル:サーチ&デストロイ
「タクティカル:サーチ&デストロイ」では,12人のプレイヤーが攻撃側と防衛側に分かれて対戦する。攻撃側は爆弾を拾って対象物を破壊するのが目的で,防衛側はそれを防ぐことになる。このルールではリスポーンはできないため,より慎重な行動が求められるのだ。
あくまで筆者が感じたことだが,リスポーンなしの少人数での対戦では敵の足音が重要になってくる。耳を澄ませて敵の足音で位置を把握して裏を取っていけば,劣勢になったとしても逆転勝利できる可能性はある。ちなみに筆者は,実際に逆転勝利するプレイヤーをこのイベントで目撃した。上記の動画に収められているのでぜひ観てほしい。
ゾンビモード
ゾンビモードは,4人のプレイヤーが協力して無数のゾンビを撃退していくものだ。オンラインマルチプレイモードと同様にクロスプレイに対応しており,プラットフォームの垣根を越えたマッチングが可能だ。なお,本モードの開発は,Sledgehammer Gamesではなく,「コール オブ デューティ ブラックオプス」シリーズを手掛けてきたTreyarchが行っている。
ストーリーは,前作「コール オブ デューティ ブラックオプス コールドウォー」のゾンビモードで綴られたダークエーテルにまつわる世界観が継承されており,前作の「科学」と打って変わって「宗教」にフォーカスし,よりゴアな内容になっているとのこと。また,本編と同じく第二次世界大戦の時代を舞台にしている。
まずプレイヤーは本拠地に降り立ち,武器選びなど準備を整えつつ,これから挑む「急襲」「回収」「伝送」の3種類のミッションからいずれかを選ぶことになる。急襲は,襲撃するゾンビの群れを撃退していくシンプルなミッション。回収は,ゾンビを倒してルーンストーンを手に入れ,それをシンイーターに投入しオーバーロードさせていくミッション。伝送は,前述したパトロールのゾンビバージョンだ。それぞれのミッションは3分程度でクリアできる。
ミッションを終えて本拠地に帰還すると,本拠地ではまず,これまで得たアイテムやお金を使って武器の購入や装備の強化,プレイヤーキャラクターの能力向上などを行いたいところだが,ゾンビの群れが襲撃してくるので,まずはそれを片付けなくてはならない。そして,準備を整えたら次のミッションに挑む。このサイクルをこなしていくたび,ミニガンを撃ってくるストゥルムクリーガーや自爆するブーム・シュライアーといった強力なゾンビの数が増え,ゲームの難度が高くなっていく。
そして,ミッションのクリアが困難になってきたら,「脱出」のミッションを選んで撤退戦だ。脱出では,脱出ポイントのポータルが現れるまで目標数のゾンビを倒さなければならない。「マッチを終了するまでがゾンビモード」と言わんばかりに最後の最後まで油断できないのだ。
プレイ体験がオンラインマルチプレイモードとはまったく異なるゾンビモードだが,敵の位置をミニマップで常時確認するなどの本作の基本的なテクニックは活かされるので,戦闘中にパニックになることはなかった。
なお,今回体験したのはスターリングラードのマップだ。ほかにも日本やパリ,ノルマンディなどのマップも用意されている。とりわけ日本はどこをベースにした場所になるのか,気になるところだ。
今回の先行プレイイベントは,短いプレイ時間しか設けられなかったが,オンラインマルチプレイモードにしてもゾンビモードにしても面白さは伝わってきた。惜しむらくは短時間では,前述したオンラインマルチプレイモードの売りである「毎回異なる体験が待ち受けている」ことは味わえなかった。こればかりは発売後に確かめるしかない。ただ,そのポテンシャルは十分にあると感じたので,期待していいだろう。
「コール オブ デューティ ヴァンガード」公式サイト
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(C)2021 Activision Publishing, Inc. ACTIVISION, CALL OF DUTY, CALL OF DUTY VANGUARD, CALL OF DUTY BLACK OPS, CALL OF DUTY WARZONE, and WARZONE are trademarks of Activision Publishing, Inc.
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