プレイレポート
身体を動かしつつゲームを楽しめるアクティビティも。アミューズメント エキスポに展示されていた2つの運動系ゲームを紹介[AEPO2024]
ボールを投げてインベーダーを撃退。「スペースインベーダーストライク」
タイトーブースに出展されていた「スペースインベーダーストライク」は,神奈川県の「海老名ビナウォーク」で営業する,スポーツエンターテインメント施設「BOOTVERSE(ブートバース)」でプレイできるアトラクションのひとつだ。
タイトーはこれらのアトラクションを,仲間とともに楽しめる“パーティースポーツ”と位置付けており,そのなかには「ニンジャウォーリアーズ エクストリームステージ」「スペースガンフィールド」「ソニックブラストサバイバル RUSH&FALL」「バブルンパターバトル」といった,タイトーの懐かしいIPを活用したものもある。
わざわざ説明するまでもないが,「スペースインベーダーストライク」のモチーフとなるのは,大ブームを起こし,社会現象にまでなった「スペースインベーダー」だ。本作においてプレイヤーは,スタジアムに突如として襲来したインベーダーに,ボールをぶつけて対抗するのだ。
インベーダーは原作同様に動き回っているうえ,ボールを投げるのはあくまでプレイヤー自身なので,うまく当てるのはなかなかに難しい。動きのリズムは一定なので,インベーダーが移動するであろう位置を予測して,少し早めに投げるのがコツだ。
ヒットすると「ポキュン!」という例の音を立ててインベーダーが消えるのも憎い演出で,エフェクトも相まって爽快感はなかなかのものだ。また,複数のインベーダーに当たるように狙いを付ければ,一投で複数体を倒せることも。連続して倒すとコンボも成立するので,積極的に狙っていきたい。
そして,本作ならではの面白さがボールの“リロード”である。ボールはポンポンと弾むリアルのボールなので,投げたものは自分で回収しなければならない。複数個のボールが用意されているので,ある程度は投げっぱなしでもいいが,どこかのタイミングで回収しないといつかは弾切れになってしまう。
このインベーダーを狙い撃つ動作と,ボールを回収する動作のバランスが重要で,プレイヤーには同時に2つの動作を正確にこなす,動体視力と反射神経,そして左右に動く敏捷性と持久力が求められるわけだ。
本作には原作でもお馴染みのUFOも登場する。こちらは原作と違って不規則に動く場合もあるため,反射神経がより重要となる。UFOをうまく撃退できればインベーダーは退散していき,地球は救われる。
ボールを何かに狙ってぶつけるなんて機会は,社会人になるとなかなかないが,本作のプレイ中は夢中になってその動作を楽しめる。「スペースインベーダーストライク」は,海老名ビナウォークのBOOTVERSEに設置されているので,気になる人はぜひ足を運んでみてほしい。
自転車をこぎまくって,料理を届ける「バイクダッシュデリバリー」
バンダイナムコアミューズメントブースには,自転車に乗ったフードデリバリー業者となり,ライバルと競い合いつつ,料理を届けるアーケードゲーム「バイクダッシュデリバリー」が展示されていた。
筐体に備え付けられたエアロバイクを見れば,やることは一目瞭然だ。サドルにまたがってペダルを漕ぐと,画面内の自転車が加速するので,右に左にハンドルを切って街路を駆け抜けよう。料理を受け取るためにお店へと突っ走り,そのあとはお客さんを目指して突っ走る。とにかくケイデンスとスピードを上げて街を突っ走りまくるゲームなのだ。
自転車のスピードは,プレイヤーがペダルを漕ぐ速度次第。速く漕げば漕ぐほどスピードも上がるため,足にも思わず力が入ってしまう。スピードが上がれば,ガラスをぶち割ってビルに突入したり,街路樹をなぎ倒したり,池をジャンプで飛び越したりとやりたい放題だ。街の中にはショートカットもあり,ビルの上を飛び渡ってより素早く配達ができるのも面白い。
一気に加速できる「ブーストボタン」もあるが,一回使うとしばらく充電タイムに入るため,ここぞというときに押していきたい。
本作は2人同時プレイが可能で,筐体は2つのエアロバイクと画面が並ぶ。もちろんお隣はライバルであり,画面と姿が見えることで闘争心がかき立てられる。相手より速く走り,一品でも多く配達したいと気持ちも盛り上がるのだ。
自転車によるフードデリバリーという現代的なテーマと,明るい雰囲気のグラフィックス,ペダルを漕ぐとスピードが上がる分かりやすさと気持ちよさが合わさった,誰にでも遊べるゲームであると感じられた。
4Gamer「アミューズメント エキスポ」記事一覧
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