メディアクエストは，本日（2003年12月4日），難解な謎やパズルが満載の「MYST」シリーズ最新作「URU：Ages Beyond MYST」日本語版のリリースを発表した。
　本作はオンラインに対応（Uru Liveと呼ばれる）しているのが特徴で，スタンドアロンで進める以外にも，MMORPGのように複数人であれやこれやと推論しながら謎をクリアしていけるのが魅力的。このようなプレイスタイルとなることから，本作ではプレイヤーの分身となるキャラクターを作成し，本作の世界「ドニ」でいろいろな冒険をしていくことになる。

　前作となる「MYST III EXILE」（ミストIII エグザイル）では，美麗なグラフィックスを360度見渡せることに驚いたが，今作でもグラフィックスとサウンドに関してはこだわりを持って作られていて，ドニの幻想的な世界を十分に感じることができる。
　また，今作では複数人で知恵を搾り出してパズルをクリアしていけるために，全体的な難度は上がっているようだ。「こちら」の体験版では，ある峡谷の1シーンをプレイできるが，どのようにクリアすればいいのかという前に，どこにパズルが仕掛けられているのか気づくまでに時間がかかることもあるほど。

　本シリーズでは，ほとんど文字情報というものが露出してこないが，逆に数少ない文字情報が日本語訳となっているのは非常にありがたいところ。同社がローカライズを手がけた前作では，字幕と音声の両方を英語と日本語に自由に切り替え可能で，ファンにとってこれ以上ないというほどの出来栄えだった。今作でも同様の期待が寄せられるが，発売時期や，日本サーバーの設置などについては未定とのこと。
　本作の情報は追ってお伝えしていくつもりなので，ぜひ待っていてほしい。もしシリーズをプレイしたことがなければ，いまからでもミストIII エグザイルをプレイして，本作の世界がどのようなものなのかを知っておくといいだろう。（Seal）


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