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[韓国ゲーム事情#321]「3Feel」のゲームの流れが明らかに
サイバーSEXゲーム「3Feel」の流れが明らかに(2005/3/23)
Text by Kim Dong Wook特派員
※この記事には,一部未成年にとって好ましくないと思われる性的な表現が含まれています。18歳以上で,かつそのような表現を不快に思わない方のみご覧ください
"サイバーセックス"をテーマとするオンラインゲーム「The 3Feel Online」を開発中のCM-NET社は,2005年5月に開催されるゲームショウE3で同作を一般公開するべく,現在急ピッチで仕上げの作業を行っていることを明らかにした。
この3Feelは,そのテーマから,日本国内でサービスされたとしても"18歳未満禁止"となることは避けられそうになく,4Gamerとしては本来紹介しない部類のゲームといえる。ただし,"韓国のゲーム事情を現地から直接お伝えする"当コーナーとしては,世界的に話題になっている韓国発の本作を無視するのはむしろ不自然だと判断し,例外的に,あくまでも"韓国のゲーム事情"という視点で紹介しよう。
さて,成人の性的な要求をゲームを通じて表現した,新しいコンセプトを持つコミュニティオンラインゲームである3Feelは,2005年3月現在は社内でのαテストを終えたばかりの段階とのことで,今月中には(韓国の法に触れないよう,厳しい制約を課した状態で)クローズドβテストが行われる予定だ。
4Gamerでは,以前行ったプロデューサーインタビュー(「こちら」)を通じて,ゲームの流れを少し紹介したが,そのときはゲームのプレイ画面が公開されておらず,具体的なゲーム内容はイメージすることしかできなかった。しかし今回,多くの画像と共に,その詳細が明らかにされているので,あらためて紹介しよう。とはいえ基本的なゲーム情報は省くので,初めて本作について知ったという人は,当サイト内の紹介ページ「こちら」を先にお読みいただきたい。
モーションキャプチャとハイポリゴンのグラフィックスによって,かなり現実の人間に近い動きを見せてくれる本作だが,重要なのは,プレイヤーがキャラクターとの"一体感"を感じられるかどうか,という点だ。本作では,Webカメラやマイク,そして"USB接続のバイブレータ"などに対応させることで,現実の"プレイ相手"を,見,聞き,そして感じることができる。これらの外部デバイスは使わなくても構わないが,使うことで,より一体感を感じられるだろう。
さてここからは,今回明らかになったゲームの流れについて,順を追って説明していこう。見てもらえれば分かるように,一般的なコミュニティサイトやカジュアルオンラインゲームの流れとほぼ同じなので,誰もが比較的簡単にゲームを進行させられるだろう。
1・チャンネルリスト
ゲームにログイン後,"チャンネルリスト画面"から,好きなチャンネルに入ることになる。
フレンド検索機能があり,以前に"一緒にプレイした"相手を,(オンライン状態であれば)容易に探せる。また,ほかのプレイヤーの情報(人気度など)を確認できる。
2・チャンネル
各チャンネルからは,すでに存在しているルームに入室したり,自分で新しいルームを作成したりできる。また,Shopモード,性感帯の設定モードにもここから移動できる。
3・Shopモード
プレイヤーキャラクターのヘアスタイル,衣服,アクセサリなどを購入できるお店で,セクシーな下着など,相手を誘惑するための商品が数多く用意される。
なお,このShopで買えるアイテムは,正式サービス開始後も継続的に追加されていくという。これまで明らかにされている月額制ではなく,アイテム課金制となる可能性もあるといえそうだ。
4・性感帯の設定モード
プレイヤーは,Good,Normal,Badという3か所に分けられたスロットに,自分の好きな愛撫(の部位),体位,モーションのアイコンを配置することで,キャラクターの性感帯を設定できる。
この性感帯は,プレイ時に"盛り上がる"ためのポイントとなるだけでなく,プレイヤーの"人気度"にも影響を与える。例えば,あるプレイヤーがBadに設定していた体位を,相手プレイヤーが望んだ場合,相手プレイヤーの"人気度"が下落するようになっているようだ。
5・ルームの作成/入室
プレイヤーは,地下鉄,ビーチなどさまざまなマップの中から好きなものを選択して,自分好みの雰囲気のルームを作成できる。そのほかにもオフィス,エレベータ,公園,ナイトクラブのマップが作成されており,世界中の有名観光地を模したマップの追加も検討されているとのこと。
6・ゲームスタート
ゲームが始まると,MMORPGと同様に,プレイヤーはマップ内のあちらこちらを移動できる。そしてそのルームに異性キャラクターが入ってくれば,まずは挨拶などの一般的なモーションやチャットで,コミュニケーションを図る。
ちなみに,相手を誘惑するためのセクシーなダンスモーションが用意されているうえ,そのダンス用のサウンドを選択することもできるようだ。
7・タッチモード
ある程度意気投合すれば,次の段階に進む。具体的には,相手の体に"タッチ"して,反応をうかがうわけだ。タッチされた側は,モーションやチャットで,相手に自分の感情を表す。
なお"タッチ"は,当然のことながら,二人のキャラクターが至近距離にある状態でのみ可能だ。
愛撫を先に始めた側が主導権(イニシアチブ)を握ってゲームが進行する。このとき相手が納得すれば,主導権を譲ることもできる。
愛撫モードでは,"コントロールウインドウ"がアクティブになり,このウインドウを通じて,"性感帯ゲージ"の操作を行う。愛撫モーションの設定アイコンウインドウで,任意の部位を選択して愛撫できる。
本作のメインのモードであり,前述の外部デバイスを本格的に使うのもここだ。マウスボタンまたはSpaceバーを正しいタイミングで押すことで,コントロールウインドウのゲージが上昇していき,十分に上昇させて相手プレイヤーを満足させることで,成功的なエンディングを迎えることができる。
逆に,ボタン/バーを押すタイミングが悪くてゲージが下がってしまうと,悪いエンディングとなってしまう。
10・エンディング&人気度
相手との"プレイ"後,ゲージで示された満足度に応じて,さまざまなエンディングを迎えることになる。
また,プレイ後に相手プレイヤーを数値で評価することで,それが相手の人気度に反映され,その結果人気の高いプレイヤー,人気の低いプレイヤーが数値で分かるようになる。
また日本でのサービスについては,「多くの会社からオファーが来ているが,具体的な契約までには至っていない。あまり慌てて決めず,いろんな会社の話を聞いてから決めたいと思っている。とはいえ,5月のE3までには,日本でのサービスについてある程度固める方針だ」(同氏)とのことだった。
「The 3Feel Online」
→紹介ページは「こちら」
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