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OCZの爆速SSD「Z Drive」は最短で2009年5月にも発売へ。ゲーマー向けキーボードとマウスの新型も
本製品は,PCとの接続インタフェースとしてPCI Express x8を採用する,拡張カード型のSSD。内部的には,ハードウェアRAIDコントローラにより,4台のSSDをRAID 0構成したことで,上記のスペックを実現するという。
さて,少々気になるのが,Z Driveのサイズだ。というのも,ライブデモでは,ASUSTeK Computerの「Intel X58 Express」チップセット搭載マザーボードに差さっていたのだが,別途取り付けられていた2枚の「GeForce GTX 285」搭載グラフィックカードと合わせて,ブラケット七つ分のスペースを取り,これ以上の拡張カードを取り付けられない状態になっていたからである。
つまり,Z Driveだけで3スロット分占有してしまうわけだが,これは,Z Driveを構成する4台のSSDが,基板を挟んで表裏に2台ずつ実装されるため。基板の表側で1スロット+α分のスペースを占有しつつ,裏側でも1スロット分のスペースを必要とするので,合計3スロット仕様になるというわけだ。
また,OCZでは,容量1TBモデルのみにこだわっているわけではなく,容量や性能の異なる,いくつかのラインナップを用意しているとしており,価格は「搭載するSSDのスペックによるため,答えられない」(OCZ)。
投入予定時期に関しては,第1弾製品が早ければ2009年5月にも市場投入される見通しが示された。年末までに,容量4TB版のZ Driveを出荷することも検討しているという。
ゲーマー向けキーボード「Sabre」と
マウス「Behemoth」も展示
このほかOCZは,ゲーマー向けキーボードとマウスの新製品,「Sabre」(セイバー)と「Behemoth」(ビヒーモス)も,CeBIT 2009に合わせて発表している。
“英語フルキーボード+α”という仕様のSabre |
Behemoth。USB 1.1 FullSpeed接続となるレーザーセンサー搭載のワイヤードマウスで,トラッキング速度60ips,最大加速度は50G。本体にフラッシュメモリを内蔵し,キーボードコマンドやマクロを割り当てられる |
Sabreは,有機ELを採用した9個のプログラマブルキーを備えるのが最大の特徴で,ユーザーはここに,任意のキーアサインやマクロを割り当てられる。さらに,有機ELパネルに表示するアイコンを生成するためのユーティリティソフトも付属する予定だ。
サイズは71(W)×118(L)×44(H)mmと,やや大振り。ユニークな点としては,本体底面に溝が掘られており,ケーブルの“生える”位置を調整できることが挙げられるが,全体的に詰め込みすぎのきらいもあり,好みは分かれるだろう。
本体は全面的にラバーコートされており,大きさの割に操作感は悪くない。サイドボタンは2個で,ここには赤色LEDを内蔵する |
ウェイトにより重量調整が可能。5個のウェイトは,OCZの資料に計18g,計23gと二つの表記があり,どちらが正しいのか現時点では分からない |
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