パッケージ
HELLGATE公式サイトへ
読者の評価
74
投稿数:29
レビューを投稿する
海外での評価
70
Powered by metacritic
HELLGATE
お気に入りタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

最近記事を読んだタイトル/ワード

タイトル/ワード名(記事数)

LINEで4Gamerアカウントを登録
[G★2005#048]Hellgate:Londonの新要素,メディア限定で公開
特集記事一覧
注目のレビュー
注目のムービー

メディアパートナー

印刷2005/11/14 03:49

旧特集

[G★2005#048]Hellgate:Londonの新要素,メディア限定で公開

 G★二日目の11月11日,Flagship Studiosが開発中のオンラインRPG「Hellgate: London」(以下,Hellgate)が,Hanbit Softのクローズドブースに出展され,メディア関係者達を対象とした試遊会/作品解説会が行われた。
 同ゲームは2003年7月に,Flagship Studiosの設立と同時に発表された期待のタイトル。同社の初期メンバーである9人が,約1年の時間をかけて世界観/ゲームデザインを固め,ゲームの基盤を構築したという。現在ではNamco Hometekがアジア圏を除いた全世界パブリッシング権を,Hanbit Softが日本を除くアジア圏のパブリッシング権を取得,スタッフ25人体制で鋭意開発中である。

 この日登場したのは,もちろん同社の顔であるビル・ローパー氏。自らが直接ゲームをプレイしつつ,我々にHellgateの魅力を解説してくれた。
 公開されたバージョンは,E3 2005や,ナムコで行われた発表会に出展されたものよりもさらに完成度が高まっており,ACT1(ACTは1から5まで用意されるという)がほぼ完璧にできあがっているものだった。同ゲームの基本的な要素が詰め込まれた今回のバージョンを用い,現在徹底したバランス調整が行われているとのことだ。

 Hellgateの実演を開始したビル氏は,「Hellgateは既存のRPGとはかなりプレイ感が違うので,プレイヤー達がスムースにゲームを楽しめるよう,チュートリアルモードを導入する予定です」と切り出した。
 チュートリアルモードでは,銃器を用いて敵を倒し,アイテムを入手しつつ,キャラクターを強化していく手順が学べるようになっている。なお,シューティングに不慣れなプレイヤーのために,敵の近くに照準を持っていくと自動的にターゲッティングされる仕様も,今回のバージョンから導入されていた。

 基本的な解説を終えると,ビル氏はキャラクターをUnderground(街)に移動させた。街ではNPCからアイテムを購入したり,クエストを受けたりできるほか,他のプレイヤー達とコミュニケーションすることが可能である。
 ちなみにここでの実演では,実際にNPCから受けたクエストを解決し,報酬を得るまでの流れと,商人NPCとの取り引きを披露してくれた。商人の店には,攻撃力を増強させる効果を持つものや,魔法抵抗力を高めてくれるものなど,計5種のアーマーが販売されていた。

 ビル氏はクエストに関連し,「Hellgateにはストーリークエスト,一般クエスト,職業クエストという3種類のクエストが存在します。それらクエストをこなしていくことで,キャラクターの「評判」パラメータが上昇し,より上位のクエストが受けられるようになります」と,新たな仕様について解説した。クエストが単なるお金稼ぎの手段でもフラグ立てでもなく,さらなるクエストを楽しむための数値的な関門として機能するこの仕様は,ゲームのスパイスとしてプレイヤーを楽しませてくれそうだ。

 次にビル氏はスキルウィンドウを開いて,攻撃,防御,神聖という3種のスキルを解説。「Diablo2」のバーバリアンの得意技である「Wheel Wind」のような,派手な回転攻撃を披露した。
 また,ホットキーを利用した武装チェンジや,1人称/3人称視点の切り替えを実演しつつ,効果的に敵と戦う方法も示した。

 移動手段に関しても,新たな仕様がいくつか明らかにされた。
 まず,Hellgateでは,一般的なMMORPGでいうところの「帰還スクロール」ではなく,街へ帰還するためのスキルを使って拠点へ移動できる。また,「SpeedBooster」機能を利用して,移動速度を高めることも可能なようだ。
 一部ファンの間で噂されていた「乗り物」に関しては,残念ながら(現状では)実装される予定はなさそうだ。ビル氏によると「Hellgateの全体マップは飛び抜けて広いわけではないので,乗り物を使わなくても,Way PointやPortalを利用して拠点間移動するほうが効果的」とのことだった。

 40分間の実演を終え,ビル氏は「今のところ,Hellgateの完成度は約60%くらいです。基本的なゲーム企画に長い時間を費やしただけに,各種コンテンツの追加は非常にスピーディに進行していくでしょう」とコメントし,メディア関係者の期待感を煽った。
 今後の展開スケジュールに関しては,「HellgateはFlagShip Studioの最初の開発作品なので,細心の注意を払いつつ開発作業を進めています。パートナーであるNamco Hometek,Hanbit Softと協議しなければならない件ですが,2006年中にクローズドβテストを実施することを予定しています。できれば,アメリカや台湾,韓国などを含め,同時リリースも積極的に検討しています」と語った。



 さて今度はサイン会の話題を。G★ 2005最終日の11月13日,Hanbit Softの一般ブースで,ビル・ローパー氏とキム・ハッシュ氏の合同サイン会が催され,非常に多くのファンが集まった。Hellgateおよび「グラナド・エスパダ」という,超期待作のキーマンが肩を並べただけで,場の空気は瞬時に華やいだ。
 今年のG★ではカジュアルゲームの勢いが凄まじかったが,両氏に熱い視線と歓声を送るファン達を見ていると,今後のMMO/MORPG業界の行方に関する不安感も薄らぐというものである。(Kim Dong Wook)

  • 関連タイトル:

    HELLGATE

  • この記事のURL:

キーワード

下線
4Gamer.net最新情報
プラットフォーム別新着記事
総合新着記事
企画記事
スペシャルコンテンツ
注目記事ランキング
集計:12月22日〜12月23日