［韓国ゲーム事情＃493］3Dオンライン対戦武器格闘ゲーム登場

Kimの韓国最新PCゲーム事情＃493

3Dオンライン対戦武器格闘ゲーム「Coup de Grace」登場（2006/3/1）

Text by Kim Dong Wook特派員

　オンライン対戦格闘ゲーム「拳豪Online」が，「Hangame」でのサービス開始から2週間で，100万人の登録者を獲得するというヒットを記録している。そんな中，今度はHangameのライバル的なポジションのゲームポータル「NetMarble」から，新たなオンライン対戦格闘ゲーム「Coup de Grace〜The Battle of Senon〜」が登場して話題を呼んでいる。

　新生デベロッパのNeal Softが開発し，NetMarbleでサービス予定の本作は，2005年6月に最初のクローズドβテストを実施していた。そして今回，2回目のクローズドβテストを2万人規模で実施することが発表されたわけだ。

　本作と拳豪の大きな違いは，プレイヤーキャラクターが武器を使って戦闘をする点。アーケードやコンシューマゲーム機で人気を博した「ソウルキャリバー」や「闘神伝」のように，武器を使ったド派手な攻撃と，オンラインゲームならではの多人数同時参加可能なチームプレイを楽しめるという。とくにチームプレイは，オンライン対戦格闘ゲームで不足しているといわれるコミュニティ性を補うものとしても注目されている。
　さらに，小技から大技までを学べるチュートリアルモードが搭載されている点や，MMORPGのように服装/武器/防具でキャラクターを飾れる点なども特徴だ。



　Z/X/Cキーの組み合わせで，地上攻撃はもちろんのこと，空中コンボといった派手な連続技，さらにカウンター攻撃/突進攻撃/広範囲攻撃なども繰り出せる（ただし攻撃にはスタミナが必要で，無制限に技を連発することはできない）。

　現在までに公開されているキャラクターは5種類で，それぞれが異なる武術の使い手だ。また，キャラクターごとに音声も吹き込まれており，必殺技を発動するときに技の名前を叫んだりすることから，キャラクターへの感情移入がしやすいという評価も受けているようだ。

　Coup de Graceは，韓国オンラインゲーム市場において，拳豪と共に格闘ゲームというジャンルを牽引していくタイトルとして，期待を集めている。