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「Kingdom Under Fire Online」に3年ぶりの新情報。ジャンルをAOSに改め,最新ムービーを公開。初のCBTも韓国で6月実施
「Kingdom Under Fire Online」公式サイト(韓国語)
今回公開されたティザームービーは,全世界で200万本の累積販売本数を記録したという「Kingdom Under Fire」シリーズの紹介から始まり,「伝説の英雄がオンラインで復活」というアピールで締められている。ムービーの終盤には,本作のプレイシーンも少しだけ収録されているので,見逃さないようにしよう。
またロゴイメージも,かつてのものから一新されていることが分かる。副題として付けられていた「Avalanche」の文字は外され,書体もシリーズの伝統のものに統一された。さらに同作の最初のエピソードが「Age of Storm」という名前になることも明らかとなった。この「Age of Storm」は,本作の舞台が英雄達が相争う“混沌の時代”であることを意味すると共に,本作のゲームジャンル「AOS」とのダブルミーニングでもあるという。
Dragonflyによれば,過去にはアクションシューティングというジャンル名で発表されていた本作だが,現在はこのAOSというジャンルを標榜して開発が進められているとのこと。
AOSとは,「StarCraft」のModとして開発された「Aeon of Strife」がその語源で,韓国ではこれが一つのジャンル名として定着している。日本ではDotA系(「Defense of the Ancient」,こちらは「Warcraft III」のModだ)という呼び方が一般的で,近年のタイトルでは,「Heroes of Newerth」(PC / Mac)や「League of Legends」がこのジャンルに当たる。
通常のRTSのようにプレイヤーが一軍を率いて戦うのではなく,1人の英雄キャラクターを操作して戦うのが特徴で,モンスター相手の「狩り」がゲームの中心となる,MMORPGにも似たプレイフィールが特徴のAOS。ゲームの目標は,あくまで対人戦で,敵チーム本拠地の陥落を目指すのだが,そのためにはレベルアップや装備強化が必要ということで,いわば「MMORPGで,全員レベル1からスタートしてのPvP」というのが近いかもしれない。
現在,本作はこのAOSジャンルのスタンダードとなるべく,開発が進んでいるそうで,2011年6月中には韓国で初のクローズドβテストも実施される。日本のDotA系ファンも動向に注目しておこう。
開発を統括するチームリーダーのKim, Jieun氏は,本作について「優秀なIPにオンラインゲームの面白さを加味し,緻密な戦略性と派手なアクションを両立させた,アクションAOSを目指して開発しています。ぜひ期待してください」とコメントしている。
- 関連タイトル:
Kingdom Under Fire Online: Age of Storm
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