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[CJ 2006#06]広井王子氏,サクラ大戦MMO(仮題)を発表。“エネルギッシュ”なファンに圧倒され通しの制作発表会
日本はもちろん,台湾や韓国,香港などでも人気を集めている同シリーズだが,正直なところ中国における評判については,まったく聞いたことがなかった。事実,発表会前にセガブースを覗いたときにはほとんど人がおらず,「あぁやはり日本の人気タイトルも中国までは届いていないのか」と思っていたのだが,発表会開始時刻が近づくにつれて次第に人が増えていき,開始直前には,すっかり人だかりに……。中にはサクラ大戦のキャラクターをあしらったTシャツを着た人もチラホラ見られ,「なるほど,中国にも熱心なファンがいるんだなあ」と感心。
開始時刻に,大型スクリーンに表示されたカウントダウンが0を示すと,続けて,サクラ大戦シリーズ全作のオープニングムービーとゲーム画面を次々とつなぎ合わせた紹介ムービーが流された。このあたりはファンにとっては当然,すでに馴染み深いものだ。しかし,オープニングやゲーム中の印象深いシーンばかりを切り取ったムービーを見るにつけ,あらためて同シリーズが与えてくれたインパクトの強さを思い知らされる。
またそれに関し,大正時代(作品中では“太”正時代)を舞台に選んだ理由として,「大正時代については,学校では習わなかったことがたくさんあり,“ウソ”をつくのにちょうど良かったから」と,自身の体験(?)を明らかにした。
その後,サクラ大戦シリーズの中国語版公式サイトが現在制作中であることが紹介された。どうやら,プレイヤー同士が集まるコミュニティサイトといった感じものになるようである。
次に紹介されたのは,「花組対戦コラムス」。これは,最大6人が同時にプレイできるコラムスで,実際に6人でプレイしているデモはなかなかに壮観だった。
……ここまでであれば,ファンとの温かい交流の一コマといったところで,記事を終えるところだ。しかし広井氏が最後に,最前列のファン達に握手の手を差し伸ばし,壇上を去ろうとしたとき,ヒートアップしすぎたファンの一人が周囲の制止を振り切って壇上によじ登り,広井氏が去っていった階段へ続く戸口に突進するというハプニングが。この男性は,その後すぐにスタッフ2名に取り押さえられ,広井氏もすでに立ち去った後だったので,幸い大事には至らなかった。しかしその後も,広井氏の姿をひと目見ようと,ステージ脇に広井氏待ちの人々が殺到し,押し合いへし合いの大混乱。
……最後まで,まさに,中国の“エネルギッシュ”ぶりを象徴するような発表会であった。(ginger)
■直撮り「サクラ大戦」紹介ムービーその1(2分42秒:23.9MB,MPEG-1)
■直撮り「サクラ大戦」紹介ムービーその2(4分12秒:37.8MB,MPEG-1)
■直撮り「花組対戦コラムス」紹介ムービー(1分42秒:15.0MB,MPEG-1)
※本記事で紹介している画面写真はすべて,会場で流されたイメージムービーからのものです。発表された「サクラ大戦MMO(仮)」とは関係ありません
- 関連タイトル:
サクラ大戦MMO(仮称)
- 関連タイトル:
花組対戦コラムス(仮称)
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