連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ / 第9回:「レイトン三部作をプロレスにたとえる」
GK コスト7 ジーマン
DF コスト9 マルディーニ,コスト7 ホン・ビョンホ,コスト7 エインセ
DMF コスト8 ビエラ,コスト8 ガットゥーゾ
SMF コスト8 ユングベリ(右サイド)
AMF コスト7 アイマール,コスト8 トッティ
FW コスト8 アンリ,コスト8(レア)メッシ
著者近影
以上,我がアナール世田谷のスターティングメンバーです。あ,当然「サカつくDS タッチandダイレクト」の話な。今週はアホみたいにタッチandダイレクトしまくってたわ。ふと思ったんだけど,タッチandダイレクトってタイトル,ギリッギリのところでゲイムっぽさを保ってる感じね。これが逆にダイレクトandタッチだったら急に痴漢っぽくなるっていうかエロくなるわね。危ないとこだったわ。
ってどうでもいいことを考えてしまうくらいダイレクトにタッチしてたのよ。「不思議のダンジョン 風来のシレンDS2 〜砂漠の魔城〜」が嫉妬して家出するくらい。……そうなの。久しぶりにシレンもタッチandダイレクトしようと思ったら,ソフトが見つからないのよ。机の上に置いておいたはずなのに!
生まれて初めてニンテンドーDSのソフトのサイズを憎いと思ったわ。小さくなればいいというものでもないのねきっと。シレンは死んでしまうとレベルもアイテムもお金もなくしてしまうという,ある種破滅型ゲイムだけれども,まさかプレイヤー自身がシレン自体をロストしてしまう生シレンになるなんて思いもよらなかったわ。冗談とシレンはゲイムだけにしてほしい。
人生に無駄な時間はない,というけれど,プレイ時間40時間少々をなくしたかと思うと,盗んだバイクで走り出したい気分になってくるわね。こうやって人間グレていくんでしょうね。31の夜。まあ,バイクを盗んじゃダメだけれども。
さて,気を取り直して……イヤ取り直せないんだけれども,それでも人間は前を向いて歩いていかなければならないから,涙で前が見えないながらも顔を上げて歩き始めるわけだけれども,要するに「レイトン教授と最後の時間旅行」ですよ。当然のように面白いわ。だが! 今回はせっかくおかしなテンションになっちまったので,あえてこの「レイトン」を私なりのやり方で,きしむベッドの上で優しさを持ち寄りきつーく解説してまいりましょう。
レイトン三部作は,プロレスラーの私から見て,構成が素晴らしいの。ハッキリ言って私はゲイム作りの技術的な部分は分かんないわ。だから技術的な問題でそうなったかは知ったことじゃないんだけれども,ひとまず三部作で上手く序破急が成立してるわね。見せ方としてね。
プロレスで例えるわ。まずセオリーとして,序盤は大技を狙わないで相手の出方を見るのね。で,いわゆる中盤戦は相手を崩すための技を使っていく。そして最後には自分の見せ場,大技を出して勝ちを狙う。基本的にはこうやって一つの作品を生み出していくわけ。もちろん選手によって作品の作り方は違うんだけれども,ただ大技を出せばいいってもんじゃないわけよ。なぜなら,最初から大技を出したら,見ているほうが大技を大技と感じなくなるから。要するに,観客を手玉に取らなきゃいけないわけ。
ではレイトンはどうか。最初の「レイトン教授と不思議な町」は,いわゆるナゾトキアドベンチャーというジャンルの紹介のような,レイトン教授やルーク少年というキャラクターを紹介するような,そんな作品だったわ。そして次の「レイトン教授と悪魔の箱」では,各キャラクターのイメージを強調すべく,ミニゲイムやムービーが充実している。そして今回の,最後の時間旅行は,ゲイム性的にはシリーズを踏襲しつつ,ストーリーで見せている。
つまり,第一作と第二作でプレイヤーに刷り込ませたキャラクター達の過去,未来。それらが絡み合う案外重厚なストーリー。これらのカードの切り方というか,順番のさじ加減が絶妙なのね。この最後の時間旅行のような重厚なストーリーを不思議な町から見せてしまったら,たぶん三部作にする意味が薄れちゃうの。プレイヤーが初めから重いものに慣れてしまったら,ただの続編になっちゃうのよ。そうすると,プレイヤーなんてものは(私も含めて)自分勝手だから,「三作に分けずに一本で出せよ」なんて思ってしまうはず。そうさせない作り方――興味を持たせて,伏線を張って,大技――は,必然性のある素晴らしい三部作の構成だと感じたわね。
あと,どうでもいいけど声優に芸能人を使ってる部分が個人的にジブリ作品を思わせるわね。ちなみに私はジブリ作品では,「となりのトトロ」や「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」といったファンタジー色の強い作品より,現実っぽさの色濃い「火垂るの墓」「おもひでぽろぽろ」「耳をすませば」なんかのほうが好き。そういやゲイムも「三國志」なんかの歴史シミュレーションが好きってことはアレ? 私,リアル志向なの? ま,いいや面白けりゃ何でも。
とこんな感じで今週もゲイムをプレイしていくわけだけど,ちょっとだけプレイした「428 〜封鎖された渋谷で〜」がなにげに面白い。あと,今週は三国志関連のクイズゲイムが二社から同時に発売されるという近年まれに見る三国志戦争を迎えるわ。
そこらへんも踏まえる……のかどうか分かんないけども,来週に触れてみたりみなかったり。もうすぐクリスマス商戦だし……ん? クリスマス? ……あ! 金色の……わわわわ忘れてた! また来週!
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- 関連タイトル:
レイトン教授と最後の時間旅行
- 関連タイトル:
レイトン教授と悪魔の箱
- 関連タイトル:
レイトン教授と不思議な町
- 関連タイトル:
サカつくDS タッチandダイレクト
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