連載
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第799回「素直に謝れる人間に,私はなりたい。もう47歳だけど」
47歳というと,そりゃまあおじさんですよね,誰がどう見ても。ただね,本当に悲しいことに,自分が47歳だという自覚がないんですよ。いや,もちろん数字としての自覚はあるんですけど。
なんというか,小さい頃の私が思っていた40代後半っていうのは,もう少し威厳があったイメージなんですよね。それに全然近付けていない。そして,自分がまだ完成しているとは思えないんですよ。
というのも,47歳の私でも,いまだになりたい(つまり,まだなれていない)人間像があるんです。それは,「間違ったことをしたり言ったりしたときには,素直に謝れる人間」なんですね。
先日,Xでとある有名人が女性芸人に対して不適切なポストをしたことで騒動になっていましたが。ポストしてしまった内容に関しては,当然責任を取ってしかるべきだとは思います。が,それとは別の話で,変に逃げずに素直に謝ったことに関しては,私としてはすごいなと思いました。私は有名人の立場に立ったことがないので想像すらできませんが。
一応ちゃんと言っておきますと,私はポストの内容そのものに関してはまったく擁護できませんし,共感もできません。理由の説明を読んだところで,正直よく分かんなかったです。あくまで今,私が述べているのは謝ったこと,その事実に関して,です。誰のせいでもなく自分の責任だ,と言ったことに対する話です。私も適切に謝って反省できる人間になりたい。そういう話なんです。
……なので,謝ります。
先週「眠いときこそシミュレーションゲイムがいい」的な話をこの連載でしたと思うんですが,あれはウソでした。寝る前にプレイするゲイムの話で,ヘタに展開が上下する操作が激しいゲイムより,ある程度一定のテンポで進んでいくシミュレーションゲイムのほうが結果的に眠気を制御しながら長くプレイできる,だから「F1 Manager 2024」(PC / PS5 / Xbox Series X|S / PS4 / Xbox One)を試そうって話だったんですが。
眠気の前に,ジャンルは関係ないことが発覚しました。実際に「F1 Manager 2024」を寝る前にプレイしたのですが,あっけなく寝落ちしました。ゲイムが始まって最初に運営するチームを作るのですが,そのチーム作りの最後まで持ちませんでした。
ケツ論としては,眠いとき,疲れているときはどんなジャンルのゲイムをもってしても人間は眠ってしまいます。ウソを言って申し訳ありませんでした。関係各位には深くお詫び申し上げます。ここで言う関係者がどこの誰なのか全然分かりませんが。
ただ,「F1 Manager 2024」自体は,最初はF1の世界観に戸惑うものの,慣れてくると面白いとは思います。ただ,さすがにF1への興味や知識はあったほうがが,序盤からゲイムに入りやすいんじゃないかなと思います。
さて,そんな感じで今週は先週の記事に対する謝罪をしたかったのですが,さすがにこのまま終わるわけにはいきません。ちゃんと寝る前にプレイして眠気を克服できるゲイムを紹介せねば!
というわけで,今週は元担当さんに教えてもらった「猫の願いが叶うなら」(関連記事)。これは,「メグとばけもの」(PC / Mac / Xbox Series X|S / Nintendo Switch / Xbox One)で昨年の私の心をわしづかみにしたインディーデベロッパOdencatの5周年を記念したフリーゲイムです。PCでもスマホでもWebブラウザで遊べるので,かなり気軽に取りかかれます。
男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第725回「2023年ベストゲイムは『メグとばけもの』」
男色ディーノ選手は,(まだ3月第2週ですが)「2023年のベストゲイムは『メグとばけもの』」であると断言。何がそこまでディーノ選手の心に響いたのか。今週の「男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ」では,そんな話題をお届けします。
元担当さんが「30分ちょいで終わる」と言っていたので,寝る前にプレイしてクリアできるかを試してみました。とはいえ本作,ゲイムと言ってもそんなに難しいタイプのものではありません。主人公を操作しながらストーリーを読んでいくアドベンチャーゲイムです。ゲイムとしては全然重くないです。
Odencatの歴代ゲイムキャラクターが軽く登場したりして,年内にリリースが予定されている「ねずみバスターズ!」のPC版とNintendo Switch版のプロモーション的な意味合いもありそうですが,それはともかく結果的に優しい気持ちになれる。そして最終的にOdencat作品の良さをあらためて感じられるゲイムでした。あ,眠いときにプレイしてもクリアまでたどり着けましたよ。私が思うに,クリアするまでの時間がなんとなく見えていると,人間は眠気を克服できるものなのかもしれません。
話を戻すと,このゲイムはフリーゲイムってこともあるだろうけど,ゲイムとしての面白みという意味ではそこまでゲイム性が強いわけではないです。ただ,1時間もかからないこのゲイムをクリアしたあとには,優しい気持ちになっていました。そして,プレイ後に私は飼い犬のハクのところに行って,抱きしめてました。ハクとしては,寝ていたところを急に抱きしめられて迷惑そうな顔でしたが。まさに,そんなゲイムです。平和。
悪いことをしたら,謝る。寂しそうにしてる友達がいれば,声をかける。それでいいんです。世の中は難しいことが多いけど,簡単なことだってある。おめでとう。ありがとう。ごめんね。もちろんこれだけで解ケツできないこともあるんだけど,実はそれを言えるだけで解ケツできることも確かにある。だからこそ,そういうシンプルな気持ちをストレートに伝えることって大切だな,そう思えたゲイムでした。
ホント,いい意味で手軽なので寝る前にぜひ。そんな感じで今週は先週の謝罪と,代わりの睡眠前ゲイムを紹介できたので,チャラです。また来週。おやすみなさい。
今週のハマりゲイム
PlayStation 5:「eFootball 2024」
Nintendo Switch:「パワフルプロ野球2024-2025」
iOS:「プロレスリング物語」
iOS:「ロードモバイル」
iOS:「ウイニングイレブン カードコレクション」
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