芸能
大網亜矢乃の構成要素:第15回「M-1グランプリに出場中」
大網さんは現在,同じ事務所の太田彩乃さんとのコンビ「Wあやの」として,「オートバックス M-1グランプリ2007」に挑戦中。先日は,無事に一回戦を突破しました。TBSの深夜番組「あらびき団」では,東野幸治さんと藤井隆さんも絶賛したWあやの,M-1ではどこまでいけるのか要注目です。そんなわけで今回は,「ところで,なんでお笑いやってんの?」的な疑問に答える感じで。
2006年のある日,フットサルの練習後にマネージャーが突然言った。
「え? それって,あの漫才のM-1グランプリ……ですか?」
「そうだよ」
「……」
私はお笑い番組が大好きで,笑わせられる人を尊敬しているし,その難しさやその世界の厳しさは本を読んで知っていた。だからマネージャーの言葉を聞いた瞬間,頭の中がカオスった。
隣では,TVをほとんど見ない相方が,
「わ〜面白そ〜! 優勝したぁい!」
なんてのんきなことを言うものだから,練習で疲れた体がさらに重くなった。
準備期間は1か月もない。
それなのに一回戦を通過することなんて,絶対にできっこない。そう思いつつも,できるかぎりのことをやった。事務所でネタ見せをすると,
「芝居を見せられている感じがする」
なんて言われ,その理由を考えているうちに本番を迎えた。
自分達の出番を待っているとき,周囲にいたほかの芸人さん達のパワーと気迫が半端じゃなく,その時点で心が負けてしまった。笑いに命を懸けている芸人さん達から見たら,私なんて畑を荒らすカラスぐらいにうざいんだろうな,申し訳ないな……。
そんなマイナス思考全開の私が,人を笑わせることなんてもちろんできない。結果は一回戦で敗退。
実はこのとき,私達以外にも同じ事務所から何組か出場していたのだが,先輩の小林恵美さんと同期の小島くるみのコンビ「グローバルスタンダード」だけが一回戦を通過した。一回戦敗退となったみんなは悔しくて,中には泣いていた子もいた。私は,涙さえ出なかった。たぶん,“自分なり”にしか頑張れなかったから。
そのとき,私は思った。これからの1年間,涙が出るぐらい頑張れば,一回戦を通過する可能性はあるはずだ,と。
あれから1年間,真剣に取り組んできた。どうして私がお笑いをやらなきゃいけないんだろう? なんて悩んだこともあったけど,私の中にいる負けず嫌いの細胞が応援してくれた。ネタはオリジナルで,相方との他愛もない会話の中から作っている。
「作家さんいるんですか?」
なんてよく聞かれるけど,
「いたらもっと面白いわい!」
という感じで,なんとかやっている。
お笑いの勉強を始めてから,
「楽しいのが一番!」
と,心から思うようになった。笑うとハッピーになるでしょ? イヤなことも笑いに変えれば,モヤモヤがなくなるはず☆彡
今年も一回戦でダメだったら,Wあやのは解散……という気持ちで臨んでいただけに,無事通過できて一安心。11月の二回戦も,ハッピー気分で頑張ります(*^。^*)
M-1グランプリの冠スポンサーであるオートバックス。その店内には,さまざまな種類のカー用品が並んでいます。ああいうお店で,ちょっとしたチューンナップパーツなどを眺めていると,ついついワクワクしてしまう……そんなあなたにオススメなのは,オンラインレースゲーム「Level-R」。ほかのプレイヤーとレースを楽しんだり,ゲーム内ショップでチューンナップ用のアイテムを購入して愛車をカスタマイズしたりが,基本プレイ料金無料で楽しめます。実際の車につぎ込める予算がない人でも安心です。
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