プレイレポート
「ブレイドアンドソウル」最新アップデートを先行レポート。攻撃にサポート,さらに楽曲の演奏までできる15番めの職業”楽士”とは?
「楽士」は楽器「弦」を弾いて攻撃,サポートを行う遠距離タイプの職業
楽器「弦」を駆使して戦う新職業「楽士」は,ジン族,リン族,クン族の女性のみが就ける職業だ。その印象としては,優美で落ち着いた芸術を愛する職業といったところ。キャラクメイクに楽士専用のエディットパーツはないものの,今回のアップデートでは新たな髪型が追加されるとのことなので,気になるプレイヤーはチェックしてみるといいだろう。
楽士のプレイスタイルは,弦から発生する旋律をぶつける遠距離攻撃タイプだ。覚醒系列は攻撃寄りの「戦慄」と,サポート寄りの「旋律」。口頭ではどちらも「せんりつ」でややこしいが,それぞれのプレイスタイルは完全に別物となっている。
攻撃に特化した「戦慄」
楽士の覚醒1系列「戦慄」は,自身にバフをかけて攻撃力を高め,武功を叩き込む純アタッカータイプだ。攻撃に使う武功のほとんどが16mの射程を持ち,遠距離からの攻撃を得意とする。攻撃や防御バフで身を固め,至近距離で遠距離攻撃を叩き込むといった戦い方も可能だ。まずはバトルの中心となる武功をいくつか紹介しよう。
●弾奏
左クリックの「弾奏」は素早く放てる武功で,クリックを押し続けていると,連続でコンボ攻撃ができる。コンボは最高3連で,コンボ直後にFキーで派生武功「即興」を撃てるが,弾奏の出がかなり早く即興の操作が間に合わない場合がある。SHIFT+F3キーで移行できる簡易戦闘モードでなら,容易にコンボに組み込めるのでオススメだ。
●波動
右クリックの「波動」は,直径4mの範囲攻撃。攻撃力も高く使いやすいが,武功を発動するために必要な内力が10必要なので使いどころを見極めよう。
●共振乱舞
Cキーの「共振乱舞」は,ターゲットを中心に一定時間範囲攻撃を行う武功で,発動後,キャラクターが移動したり,別の武功で攻撃していても攻撃し続けるため使い勝手がいい。攻撃力も高いので,これを中心に攻めを組み立てていこう。
●高揚 / 進軍歌
Zキーの「高揚」は4秒ごとに与ダメージが10%増加する攻撃バフで,「進軍歌」は最大生命力の50%ぶんのバリアを張り,さらに生命力の持続回復やダメージ減少などの効果を持つ防御バフだ。相手の行動を見て,2つのバフ武功を使い分けよう。
●仙女降臨 / 風鳴
戦慄の最大の特徴は「仙女降臨」という武功だ。この武功を使うと,楽士に羽衣が巻き付くようにして現れ,同時に1秒間ながらダメージと状態異常に抵抗が付与される。
仙女降臨状態になると,通常時には使用できなかった4キー「切弦」が使用可能になり,同時に生命力バーの上にある「内力弦」に7本の弦が張られる。
また,仙女降臨状態では切弦のスキルアイコンが「幻想」に切り替わる。このとき「内力弦」の下にあるゲージが点灯し,時間経過で減っていく。幻想はこのゲージが残っている間だけ使用できる。
さらに仙女降臨の終了時にのみ使用できる武功として「弦弓勢」がある。この武功を使用すると6秒間,状態異常に抵抗できるものの,移動不可,被ダメージ40%増というデメリットがある。しかし,この状態のときにのみ使える「風鳴」は楽士最強の攻撃武功で,そのデメリットを上回るメリットがあるのだ。
以上のように,覚醒1系列である戦慄は,仙女降臨を回しつつ,バフで自身をパワーアップさせながら戦っていくスタイルだった。仙女降臨のクールタイムは1分なので,その間は共振乱舞や波動などでしのぎ,仙女降臨状態時は幻想や切弦,風鳴などでダメージを積み重ねていこう。
移動しながらの敵へのエイムや,ボスの動きを把握してダメージを受けないような位置取りなど,少しテクニカルな部分はありそうだが,バフなどを駆使することで高ダメージを叩き出せる遠距離職業として活躍しそうだ。
さまざまな効果のバフ,回復が行えるサポーター「旋律」
楽士覚醒2系列の「旋律」はバフや回復に特化したサポータータイプの職業となる。
通常攻撃となる左クリックの攻撃「音響」は,戦慄の「弾奏」と比べて弾速はかなり遅い。音響1発が当たるまでに弾奏が2発入りそうなほどだ。しかし,音響はヒットさせると他の武功の使用に必須となる「和音」を溜める効果があるので使わないわけにはいかない。それを解決するのが「音響」の速度を上げる4キー「調律」だ。ここでも,旋律がバトルで使う武功をいくつか紹介しよう。
●音響
通常攻撃として使うには,あまりに攻撃のテンポが遅い音響。速度を上げる調律とセットで使うことを心がけよう。調律状態の音響は,戦慄の弾奏に比べればまだ遅いが,これなら我慢できるかな? という程度の攻撃速度に落ち着く。
●共鳴
右クリックの「共鳴」は,攻撃武功ではなく自身を中心に直径12mの範囲にいる味方に使用者の最大生命力の30%分の音律防壁を展開したり,持続回復などの効果をもたらす。最大で90秒展開し,解除時に追加で回復するなど総合的な回復効果の高い武功だ。
●和音
和音のHUDは,音響をヒットさせると“葉”が点灯し,一定量溜まると“珠”が光って和音1つを獲得する。和音は最大で3つまで溜められる。中央の四角いマスは後述する「饗宴」の効果時間の表示アイコン,その下の数値は音律防壁の数値となり,これはダメージを軽減するバリアみたいなものだ。
●音波 / 増幅
攻撃のメインとなるのは,「音波」と「増幅」の2つ。どちらも前方への帯状範囲攻撃で,射程も16mと楽士の標準的な遠距離攻撃となっているため,離れた場所からでも大ダメージを与えられる。攻撃という面では,通常攻撃で和音を溜め,音波と増幅を使うという立ち回りが基本となりそうだ。
●演奏 / 饗宴
旋律は攻撃よりもサポートがメインだ。その要となるのがTabキーの「演奏」となる。演奏を使用すると,楽士が宙に浮き演奏体勢になる。この状態でも下弦や音響といった攻撃武功を使用できるが,移動速度が大幅に下がっているので気をつけよう。
演奏体勢のときにZキーの「饗宴」を使うと,バフ効果のあるフィールドが展開される。範囲は自身を中心に直径50mと本作のバフ範囲のなかでも屈指の広さで,ボス戦のフィールドならば,ほぼすべてが効果範囲に入る。
ただ,饗宴が完成するまで5秒と少し時間がかかるのがネックだ。そこで演奏体勢時に「調律」から変化した「速奏」を事前に使うことで,饗宴の速度を大幅に速められる。
さらに饗宴には,前奏系の武功と組み合わせることで,多様な効果をもたらす。饗宴の前に「成長の前奏」「豊穣の前奏」「極寒の前奏」を使うと饗宴が変化し,ぞれぞれの前奏の効果が饗宴によって引き出されるのだ。
このように,旋律は回復にバフにと考えることが多い職業だ。バフの効果時間と武功のクールタイムなどを把握し,その上で敵の行動を鑑みる必要がある。さらに,武功秘本などで饗宴や前奏の効果を取捨選択するなど,戦闘時だけでなく事前準備にも頭を働かせることになるだろう。
それだけに,とてもやりがいのある職業だとも言える。一発が大きい強力な攻撃スキルを持っているが,それでもメインの役割はサポートだ。ソロでは火力の物足りなさで苦労するかもしれないが,パーティでは大きな活躍が期待できる。後方から多彩なバフや回復でパーティメンバーをサポートするプレイを楽しみたいのなら,ぜひ旋律を試してみよう。
新古代ダンジョン「混沌の黒神木」で最新武器や装身具を入手
楽士と同時に実装される7つめの新古代ダンジョン「混沌の黒神木」。メインストーリーでもたびたび登場する魔皇復活を目論む組織「黒龍教」が,周辺の住民を脅かしながら執り行っている儀式を阻止する――というのが,このダンジョンのストーリーだ。
ダンジョンへの入場条件はレベル60であることのみ。前提クエストもなく,最大4人パーティで1日に何度でも入場できる。
難度は全20段階に分かれており,段階が上がるごとに出現モンスターも強くなるが,獲得できるアイテムやその種類も増えていく。このダンジョンで得られる装身具は最新の「天木指輪」や「天木耳飾り」,さらに最新性能の武器「断下武器」も獲得可能だ。これらは5段階からドロップするためブレイドアンドソウルを遊び始めたプレイヤーにも嬉しいところだ。
ダンジョン内は暗い森林地帯といった感じで,出現するモンスターを排除していく,ごく普通の攻略スタイルだ。しかし,最初のチェックポイントとなる儀式の祭壇を処理すると進行ルートが提示される。このルートはプレイするたびにランダムで切り替わり,出現するモンスターなども異なるそうだ。
登った先にいる中ボスを倒し,さらに先にある黒唱神壇でボス「千面術師アソラック」とのバトルになる。アソラックは「笑う」「泣く」「怒る」の3つの仮面を被りながら戦うボスモンスターで,被っている仮面によって攻撃パターンが変化するという特徴がある。仮面ごとの攻撃方法と,その回避方法を覚えていくのが攻略のポイントとなりそうだ。
楽士らしく演奏も思いのまま? 演奏を録画してコンテストに参加しよう!
最後に楽士のおまけモード,のようなものを紹介しよう。1キーを押してからTabキーを押すと演奏モードとなる。左右クリックで音階を3段階に変化させ,1〜4キーとZ〜Vキーの8キーを使うことで,プレイヤー自身の手で音楽を奏でることが可能だ。
そして,この機能を使って楽士が演奏している動画を募集する「楽士アップデート演奏SNSキャンペーン」が実施予定だ。音楽センスに自信のあるプレイヤーは,ぜひ応募してみよう。ただし,いわゆる版権曲はもちろんNGなので,オリジナルの楽曲で応募してほしい。
また,楽士をプレイしてRazerのネコミミヘッドセットをもらおうというキャンペーンをはじめ,さまざまなキャンペーンやイベントがアップデートと同時にスタートするとのことだ。詳しい内容は公式サイトを確認してもらうとして,ぜひ楽士や新ダンジョンをプレイして新たなブレソライフを堪能してもらいたい。
※ゲーム画面は開発中のもの。開発環境でのゲームプレイとなるため,実際のゲーム画面と異なる場合がある。
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