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[G★2009]NCsoftのコミカルなカーアクション「STEEL DOG」をプレイしてみた
ごく簡単にいうと,本作は「マリオカート」と「鉄鬼」をかけあわせたような,対戦型のカーバトルゲームである。プレイヤーが操る車両は,それぞれ異なる3種類の銃が使用可能で,ダッシュやジャンプなどのアクションと併用しながら,相手を打ち破っていく。
車両の挙動など,アクションとしての基本部分はしっかり作りこまれている。全体的に慣性が若干強めで,普通に走るだけでも最初は手こずるのだが,操作に慣れてくると迷路や斜面などがふんだんに用いられたコースでも自由自在に操れるようになる。それが気持ちよく,しばらくの間,対戦相手を無視して延々と走り回ってしまった。
武器によっては射撃時に若干の自動補正がかかるなど,戦闘部分は遊びやすい。各車両は射撃のほかにアイテムの使用,ダッシュ,ジャンプ,目の前に防御壁を出現させるといったことが行える。アイテムは,地面にランダムで落ちているものを拾って使うという,いわゆるマリオカート的なものだ。
ジャンプについては敵の攻撃を避ける用途が基本だが,上手に使うとジャンプしながらの射撃や,二段ジャンプ,そして三角跳びといった芸当も可能になる。ダッシュ,ジャンプ,防御壁の3アクションは,パワーゲージ(?)を消費して発動させる仕組みで,使わない間はゲージが次第に回復していく。プレイ中は気兼ねなく使っていけるくらいの回復スピードだった。
今回の出展では,ブース内の試遊台席を移動することで,“チュートリアル”→“3対3のチーム戦”→“巨大ボス戦”のコンテンツを順番に体験でき,本作の見どころをダイジェストで楽しめる趣向となっていた。しばらく人の流れを観察していたが,ふらっと立ち寄った感じの来場客が最初にチュートリアルを経験したあと,大半の人が最後の巨大ボス戦まで順にプレイしていった。これはブース出展の方法として結構アリかも?
NCsoftは「ブレード&ソウル(Blade&Soul)」や「The Tower of AION」のほかに,こういったカジュアル系のタイトルもいくつかリリースしている。本作や「Metal Black Alternative」のようなジャンルは,今の国内オンラインゲーム市場を見渡すと,意外と“穴”なのかもしれない。
- 関連タイトル:
スチールドッグ(STEEL DOG)
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