MLB球団のGMになれる野球チーム経営シム「MLB Front Office Manager」

　Take-Two Interactiveのスポーツゲームレーベルである2K Sportsは，新作「MLB Front Office Manager」を，PC，Xbox 360，PLAYSTATION 3用に2008年冬に発売すると発表した。

　これは，メジャーリーグベースボール（MLB）のライセンス供与を受けた野球チーム経営シミュレーション。プレイヤーはゼネラルマネージャーとなり，最強のチームに育て上げるべく，選手の起用法を指示したり，選手のトレードや新人のスカウトを行ったりしていくのである。
　本作には，30年にわたってチームを経営する「Career Mode」のほか，オンライン対戦モードにあたる「Online Fantasy Mode」の二つが用意されている。

　本作のウリの一つになっているのは，オークランド・アスレチックスのGMを務めるビリー・ビーン氏が登場し，プレイヤーにさまざまなアドバイスを送ってくれること。以前掲載していた連載記事「ゲーマーのための読書案内」第52回の中で紹介しているように，ビーン氏は独自のデータ分析法を用い，限られた予算で優れた選手を集め，アスレチックスを実力の高いチームへと育て上げてきた人物だ。

　今のところ公式サイトはオープンしておらず，どのようなゲームになるかは分からないが，もしビーン氏のように独自データにもとづいて選手を集めるといった柔軟性のあるゲームであれば，コアな野球ファンにとってたまらないものがあるだろう。