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[TGS 2009]「.hack」シリーズついに完結か!? 「.hack//Linkプロジェクト発表会」が開催
.hack//Linkは,ゲームをはじめ,アニメーションやコミック,ノベライズなどで展開されてきたシリーズの3rd.シーズンとなる。これまでの23作品から約130人のキャラクターが登場するという,集大成的な作品となる予定だ。オンラインゲームの中に取り込まれてしまったゲーマーの主人公・九竜トキオの活躍を描く内容となっている。
ステージには,同作のプロデューサーであるバンダイナムコゲームスの内山大輔氏と,開発を行うサイバーコネクトツー代表の松山洋氏が登壇し,本作の内容やプロジェクト全般について解説した。
シリーズが長く続くゲームは得てして“一見さんお断り”な雰囲気がある。本作ではそれを払拭するために,気楽に触ってもらえるようなシステムのアクションRPGとしてデザインし,プレイヤーに対するハードルを下げたという。
ゲームがあまり上手くないと自負する松山氏が,自身でもすんなりプレイできるようなゲームバランスのもとに組み込んだのが,本作のキモとなる「ユニゾンバトル」のシステムだ。味方の一方が吹き飛ばした敵に,もう一方の仲間が追い打ちをかけ,テニスのラリーを行うようにコンビネーションがくり出されていくのだ。松山氏は自らの操作で,このユニゾンバトルのアクションを披露してくれた。
シリーズ恒例“クロスメディアリンク”での製品展開は,今回ももちろん予定されている。角川書店の月刊ケロケロエースでは,ゲームの発売に先駈けて「.hack//Link 黄昏の騎士団」が連載中。また同社の月刊コンプティーク誌上でも,2009年冬からの連載スタートが決定している。さらにバンダイビジュアルからは,来年春リリース予定の完全新作アニメーションの制作も正式発表となった。
松山氏はイベントの最後に,自社の映像制作チームがプロジェクトの締めくくりを飾る作品として,“通常の映像ではない”CGアニメーションを制作中と,内山プロデューサーが慌てるサプライズ発言を残した。退場際の松山氏が「ヒントはこれ!」と両手の指でメガネを作るジェスチャーをしていたが,そこから想像するとやはりアレな映像なのだろうか……!?
最後まで退屈させないホットな1年間のプロジェクトにすると宣言した松山氏と内山プロデューサー。ゲーム業界にとどまらず,エンターテインメント業界全般を活性化させるような内容に期待したい。
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.hack//Link
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キーワード
(C).hack Conglomerate (C)2010 NBGI
- .hack//Link(通常版:DVD「.hack//historical Disc」同梱)
- ビデオゲーム
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