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Cooler Masterのゲーマー向けブランド「CM Storm」が国内始動。第1弾PCケース「Sniper」は3月19日発売
第1弾となるのは,ATXフォームファクタに対応したPCケース製品「CM Storm Sniper」(以下,Sniper)。「SK Gaming」「Fnatic」「mousesports」といったプロゲームチームと提携して開発され,ゲーマーの意見を取り入れた仕様になったと謳われる製品だ。予想実売価格は2万6800円前後で,2009年3月19日発売予定となっている。
自宅やLANパーティ会場など
多用途に対応するデザイン
Cooler Masterによると,CM Stormブランドのコンセプトは「Strength」「Security」「Control」で,Sniperにおいて,それらは下記のような形で結実しているという。
1.Strength
本体サイズは243(W)×564(D)×560(H)mmで,ドライブベイの数なども含めて,ベースとなるのは同社製PCケース「HAF 932」のようだが,設計や素材を見直すことにより,筐体全体の強度を高めているという。
2.Security
拡張カード互換のスロットを(拡張カード用とは別に)搭載し,特殊加工を施した付属の専用ブラケット「Storm Guard」を取り付け可能。Storm Guardは,周辺機器のケーブルを絡ませることで,LANパーティ会場など,不特定多数が訪れる場で盗難防止装置として機能する。
3.Control
ボリュームノブ中央のボタンにより,内蔵する青色LEDのオン/オフを行えるので,外出先では派手に,自宅では自己主張させずに利用できるのもユニークなところだ。
また,天面部には取っ手が設けられており,外出時などに持ち運びやすくなっている。
決して小型ではなく,また安価でもないので人は選ぶだろう。また,そもそも日本ではLANパーティが盛り上がっているわけではないので,Storm Guardを有効活用できる局面は限られそうだが,見栄え以外の点でゲーマーのほうを向いたPCケースが登場してきたことは素直に歓迎したいところだ。
●CM Storm Sniperの主なスペック
- 製品型番:SGC-6000-KKN1-GP
- 製品名:CM Storm Sniper(日本国内では「SNIPER」)
- 搭載可能フォームファクタ:ATX,microATX
- ドライブベイ数:3.5インチ×5,5インチ×5(※うち一つは3.5インチオープンベイとしても利用可能)
- 標準搭載ファン:200mm角(前面×1,天面×1,回転数500〜1000rpm/動作音17〜23dB),120mm角(背面×1,回転数1200rpm/動作17dB)
- オプションファン:200mm角×1または120mm角×2(側面),140mm角または120mm角×1(底面)
- サイズ:254.6(W)×551(H)×556.6(D)mm
- 重量:10.6kg
- 電源ユニット:別売
- 予想実売価格:2万6800円前後
- 発売予定時期:2009年3月19日
- 関連タイトル:
Cooler Master(旧称:CM Storm)
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