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【PR】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦する
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印刷2010/05/13 20:00

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【PR】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦する

画像集#028のサムネイル/【PR】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦する

ヘビー級の地球外PCがやってきた!


同クラスの他社製ミニタワーPCよりひと回り大きめなAlienware Aurora ALX。しかし,無駄はない。パフォーマンスを犠牲にすることのない大きさ,重さを突き詰めた形であり,理由のある大きさと重さなのだ
画像集#027のサムネイル/【PR】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦する
 どでかい箱がやってきた。
 宅配便のお兄さんが,二人で「よっこらせ」と,見るからに怪しそうな真っ黒い箱を重そうに運んでくれた。
 それにしても箱がでかい。ハイエンドオーディオ機器並みの厳重梱包で,実際に自分で玄関に上げてみたら本当に重い。
 そして,宅配便のお兄さんが「まだ三つあります」と運び込んできたのが3基の液晶ディスプレイ。
 瞬く間に,筆者の玄関に巨大な段ボール箱が四つ並んでしまった。テトリスならばスっと消えてなくなるところだが,現実世界では,これを二階のマシン評価部屋に4往復して移動させることとなる。
 どでかいPC本体の正体は,かの超ハイエンドゲーマー向けPCの代名詞的存在になりつつある,Alienwareブランドの「Alienware Aurora ALX」だった。

 箱から開封して「おお」と感嘆の声を漏らしてしまったのは,PC製品では初めてのこと。このSFチックなPC本体が,馬鹿でかい箱から出てくるさまは,まるでSF映画の宇宙母艦が発進するシーンを連想させる。
 スペック表によればPC本体は約20kgだという。なるほど重いはずだ。40インチクラスの液晶テレビ並の重さ。男性ならば一人で持つことはできるが,重いことには変わりない。この重厚感こそが“ヘビー”ゲーマー向けの証といったところか。

 液晶モニターもAlienwareブランドで「Alienware OptX AW2310」という23インチの製品。こいつは立体視対応で120Hz表示が可能なので将来性も高い。このディスプレイが3台もやってきたので,理屈的には3画面立体視も可能となる。実際,Alienware OptX AW2310はNVIDIAの立体視システム「3D Vision」にも対応している。
 ただ,今回,筆者のもとに届けられたPC本体はAMDのATI Radeon HD 5870×2の ATI CrossFire構成だったので,3D VISIONは使えない。今回の評価機はたまたまATI Radeon搭載機だったが,Alienware Aurora ALXでは,発注時にグラフィックスカード(≒GPU)としてGeForceシリーズも選べるので,立体視を重視したい人はそちらを選ぶといいだろう。
 今回は,この構成で,最強クラスのグラフィックスカードでも難物といえる,高解像度&多画面のゲームプレイを試してみたい。

本体がピカピカ光る。光るのは前後左右の計6か所。それぞれ色をカスタマイズ可能だ
画像集#008のサムネイル/【PR】西川善司,Alienware Aurora ALXのパワーでトリプルディスプレイゲームに挑戦する
 さて,実際に接続して電源を入れたところで,筆者はその日2回目の「おお」の声を漏らすことになる。電源オンと同時に,Aurora ALXの筐体そのものが光り出したのだ。
 筆者宅に来た状態では,前面から側面に向かってすべてが赤く光り輝く設定となっていたが,これは「Alienware Command Center」という名称の専用アプリケーションソフトウェア内にある「AlienFX」設定オプションで発光色を変更できる。
 驚いたことに前後左右の6か所のイルミネーションの色を,それぞれ20色カラーで選択できるようになっている。単純な色の指定以外に点滅も選べるので,まさに未確認飛行物体という風情。これならば部屋のインテリアとして活用するのもアリかもしれない。かなりマニアックだが。

発光色をカスタマイズできる「Alien Command Center」
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脈打つ天板のフィン。冷却中であることを最大限にユーザーにアピールしてくるぞ
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 さらにWindowsを起動してびっくり。筐体天板の飾りかと思っていたヒレが波打って動き出したのだ。なんか節足動物が歩いているみたいで,まさにエイリアンチック。これはケース内の熱を排出しているという証なのだ。本当に冗談みたいなPCケースだが,ここまでやってしまうのがAlienware。
 こうしたギミックの数々は確実に友人に一回は自慢できて,さらに絶対に驚かれること間違いなし。
 ドッキリネタ満載のAurora ALXの筐体だが,BTOオプションのキーボードやマウス製品「Alienware TactX」も格好いい。とくにキーボードはLEDバックライト付き。部屋を暗くして雰囲気たっぷりにゲームをプレイするときや,ホームシアターPCとしてプロジェクタに接続している場合などにおいて,キートップが暗闇に光り浮かび上がる感じは美しく,なにより便利。このキーボードはネタ的ギミックというよりも“機能美”という感じか。

光るキーボード! 暗がりでも安心。左端の6個のキーはマクロキー。任意のキーシーケンスを記録可能
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確かな拡張性,安心の将来性


背面接続端子パネルは白色LEDが点灯。背面のケーブルの接続し直しもやりやすい
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 Alienware Aurora ALXはBTOが可能なので,発注時にさまざまなカスタマイズができる。販売を担当するデルの直販サイトでは,最小構成として16万9990円(税込)から購入ができる。実際の購入時には,自分のプレイする予定のゲームの要求スペックや予算に合わせて各自カスタマイズして発注ができるが,ハイエンドゲーマーとして気になるのはやはり拡張性のことだろう。
 対応CPUは,インテルCore i7プロセッサー。CPUの冷却システムは,液冷式を採用しているので,今後登場しうる高クロック多コアのプロセッサにも対応できる。
 チップセットはインテル X58 Express。PCI Express x16スロットが2基あり,NVIDIA SLI及びATI CrossFireXの双方に対応する。

 ドライブベイは,3.5インチHDDベイが4基(うち1基は内蔵済み),光学ドライブ用5.25インチベイは3基(うち1基は内蔵済み)。この5.25インチベイは3.5インチHDDベイとしても兼用できる台座レールを奢ったデザインとなっているのが好印象。
 メモリスロットはPC3-10600 DDR3 SDRAMに対応したDIMMスロットが6基。4GBモジュールを6基搭載した24GBまでの実装を公式にサポートしている。

 サウンド出力は同軸デジタルおよび光デジタルに対応。
 USB2.0端子は背面6基,前面2基の合計8基。ただし,キーボードとマウスはUSB接続専用になるので,ユーザーが利用できるのは4基まで。IEEE 1394端子も前面と背面に一基ずつある。このほか,アナログマルチチャンネルサウンド端子×6基やeSATA端子が1基,LAN端子が1基ある。

 Alienware最上位の「Alienware Area-51」ではないものの,同社が自信を持ってプレミアムモデルとするALX仕様だけに現行プラットフォームとしては最上位のパーツがあしらわれており,将来性が高いという印象がある。とくにメモリやドライブ類の拡張性が高いのは,「末永くPCを使う」という面で大きくプラスに働く。


ケース内は,コンセントにつないでなくても白色LEDが点灯する。液冷式CPUクーラー,6枚のDIMM,2枚のATI Radeon HD 5870,4基のHDDベイ……など,中味も見るべき点が多いAlienware Aurora ALX
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3画面でゲームプレイ!


3画面デスクトップは簡単に構築可能
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 さて,Aurora ALX,ATI Radeon HD 5870×2基搭載機における3画面環境の構築の仕方だが,やり方は簡単。まず,ATI CrossFire適用状態だと3画面出力ができないので(理由は後述),CrossFire設定を解除する必要がある。
 ATI Radeon HD 5870にはDVI端子×2,DisplayPort端子×1,HDMI端子×1と,合計4基の出力端子があるので,1基のATI Radeon HD 5870にある二つのDVI端子と2基のAlienware OptX AW2310ディスプレイを接続。そしてもう一つのATI Radeon HD 5870のDVI端子に残りの一基のAlienware OptX AW2310ディスプレイを接続する。
 Windows側の設定は楽ちん。デスクトップを右クリックして出てくる「画面の解像度」メニューから「複数のディスプレイ」項目において各ディスプレイにつき「デスクトップをこのディスプレイに拡張する」設定を選んでいくだけで構築ができてしまう。

こちらはATI Radeonシリーズ向けのドライバユーティリティ「ATI Catalyst」から3画面環境を設定した例
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 実際に,3画面デスクトップを使ってみると,通常のPCオペレーションはすこぶる使いやすいことが実感できる。メインの作業を中央画面で行い,資料PDF,巡回Webサイト,MSNメッセンジャーなどのようなサブ画面を左右に置いておく……というデスクトップの贅沢な使い方は,一度慣れたらやめられない。「贅沢」と表現はしたが,実際には,この使用スタイルは,現実世界における人間の机の使い方ではごく当たり前のこと。むしろ,1画面の狭いデスクトップでウィンドウを閉じたり開いたり,めくったり切り換えたりして使う方が人間にとっては不自然なのだ。
 筆者は,この使い勝手の中毒となり,今や7画面を本当に常用する多画面☆マニアとなってしまったのは連載コラムでも報告したとおり。

 ただ,この3画面環境でゲームをプレイしようとすると実は結構大変だ。
 一般的なゲームソフトウェアからすると,映像の表示ターゲットとして設定されているのはプライマリデスクトップになるので,ゲーム側が3画面の拡張デスクトップの表示に対応していないとダメなのだ。
 ただし,ATI Radeon HD 5870には一つの巨大なデスクトップを複数のディスプレイに表示させる……というスパンモード(デスクトップのグループ化モード)というのがあり,これを利用することで,一般的なゲームソフトウェアの映像も多画面に表示することができる。
 注意点として,ATI Radeon HD 5870にはもう一つ制約があって,DVI端子やHDMI端子を組み合わせた表示では2画面までしかスパンモードに利用できず,3画面以上のスパンモード活用にはDisplayPort端子を利用しなければならないのだ。Alienware OptX AW2310ディスプレイにはDVI端子とHDMI端子しかないので(DisplayPortがない),DisplayPort経由では接続できない。なお,DisplayPortからHDMIやDVIへの変換端子を使っても,この制約は回避できないので,3画面全部を使ってのゲームプレイをしたければ,(最低1台は)Displayport端子付きのディスプレイを選択したほうがいい。デルからだと「デジタルハイエンドシリーズ」の液晶モニタ製品がDisplayPortを搭載しているので,3画面ゲーム環境を目指してAlienware Aurora ALXを購入する際にはそうした製品を選ぼう。

今回評価に使用したゲーム「Just Cause 2」。南国の島を舞台にしたオープンフィールドのミッション遂行型三人称シューティングゲームだが,ワイヤーアクションをゲーム性に取り込んでいるところが最大の特徴
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 とはいえ,今回の3画面環境でも,あるテクニックを使えば3画面ゲームプレイが行える。
 それは,ゲームをフルスクリーンモードではなく,ウインドウモードでプレイするようにして,そのゲームウインドウを3画面に対して広げる……というものだ。ゲームによってはアスペクト比が狂ってしまうものもあるが,今回テストプレイに使用した「Just Cause 2」は,この方法でプレイしてもちゃんと正しいアスペクト比で,画角だけを広げてレンダリングしてくれるのでゲーム画面に破綻がない。
 3画面のパノラマビューでプレイすると迫力が増すだけでなく,1画面状態では見えなかった,広範囲の敵の動きまで把握できるようになるのでゲームプレイそのものも楽しくなる。敵の攻撃が激しいときには,首を左右に振って,左右の画面の状況を見て次の動きを判断するようになり,実際にそのゲーム内仮想空間への没入度が増す感覚が得られる。

 これは3画面環境を構築した際には,一度は体験してほしいと思う。

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1画面,2画面,そして3画面の画角(最大横5736ドットの画像なので開くときは注意)
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 このほか,1画面,ないしは2画面をゲーム用に使って,残りをWebブラウズ用やメッセンジャー向けに活用する……という多画面の使い方も面白いので挑戦してみるといいかもしれない。
 例えば,この遊び方ならば,友達とチャットしながら一緒にゲームを進めるとか,あるいは攻略サイトを見ながらゲームを進める……といったことができるようになる。まさに,コンソール機ではありえない,PCゲームならではの多画面活用方法といえるだろう。

中央をゲーム画面,左右を通常のPC画面として,PCオペレーションとゲームを並行して楽しむ!
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2画面でゲーム,1画面でPCオペレーションのパターンも,やろうと思えばできる!
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この圧倒的な視野角!
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自作派にも初心者にもお勧めできる高性能PC


今回使用したAlienware OptX AW2310。3D Visionに対応した液晶ディスプレイだが,120Hz対応など一般ゲーム用としても高性能
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 ハイエンドゲーム向けの自作PCは,ゼロからパーツを揃えると価格的にも高くつくことも多く,相性問題もついて回るほか,トラブル発生時には何から何まで自己責任となってしまう。トラブル好きの上級者ならばともかく,ゲーマー向けPCをゲーマー向けPCらしく使いたい普通のPCゲーマーにとってはトラブルはできるだけ避けたいところだし,高性能は当然として,なにより「安定したゲームプレイ」の保証を優先するはず。

 その意味でAlienware Aurora ALXは,ゼロからハイエンドパーツを集めて自作するよりは安くつき,なによりデルのメーカー保証が付いてくるのが嬉しい。875W出力の電源と水冷冷却システムを搭載しつつ,この高い拡張性と将来性までが一気に獲得できるAlienware Aurora ALXは,逆に同予算・同等スペックで自作するのは,自作マニアでもなかなか難しいほどの内容になっている。いうなれば,Aurora ALXは,上級自作マニアが作るPC並の高性能,拡張性,将来性と,一流PCメーカーとしての安定性,信頼性の両方を提供する製品ということなのだ。

 Alienwareの製品は,なんとなく上級者向けの雰囲気が漂っているが,むしろAlienware Aurora ALXのような機種は初心者にこそオススメしたい。「ゲーミングPCは自作じゃなきゃ」みたいなことを自称上級ユーザーの友人から散々吹き込まれている初心者なら,まずはAlienware Aurora ALXを参考にしてみるといい。それほどAlienware Aurora ALXは,現行のゲーマー向けPCにおける最高スペックがなんたるかを学ぶには最高の教材だ。アップグレードやら,自作やらは,Alienware Aurora ALXのハイエンドPCとしての中身を学習し,しっかりとした知識が身についてからでも遅くはない。
(トライゼット西川善司)


Alienware Aurora ALX公式ページを見る


Alienware OptX AW2310製品ページを見る


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