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Ryzen 2000搭載の新型デスクトップPCやヘッドセット,「CS:GO」のオンライントレーニングが発表となったDellのイベントレポート
最小構成849ドルのゲーマー向けミドルタワーPC「Inspiron Gaming Desktop 5676」
まずは,Dellとしては初めてAMDの第2世代RyzenことRyzen Desktop 2000シリーズをCPUに採用するゲーマー向けのミドルタワーPC「
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Inspiron Gaming Desktop 5676は,最大8コア16スレッドに対応する第2世代Ryzenのマルチスレッド性能を活かした高速なレスポンスを特徴とするゲーマー向けデスクトップPCであるとのことだ。第2世代Ryzenに最適化したという高効率なエアフロー設計を採用する筐体には,「Alien FX」のカスタマイズに対応するイルミネーションが搭載されているという。
内蔵するストレージベイは最大5基で,BTOにより,SSD+HDDの2ドライブ構成か,シングルドライブ構成を選択できるとのことだ。
BTOで選択可能なCPUは,最小構成こそ第1世代Ryzenの「Ryzen 5 1400」であるものの,それ以外には,第2世代Ryzenから「Ryzen 7 2700」および「Ryzen 7 2700X」が用意されるとのこと。グラフィックスカードは,「Radeon RX 560」または「Radeon RX 570」の選択が可能で,Radeon RX 570にはグラフィックスメモリ容量4GBモデルと,8GBモデルの2種類が用意されるそうだ。
Inspiron Gaming Desktop 5676は,最小構成が849ドル(税別)と,比較的手頃な価格で入手できるのも特徴だ。
E3 2018の開催中に,米国とカナダ,オーストラリアとニュージーランド,中国と韓国の6か国で販売がスタートするという。残念ながら,第1弾の販売地域に日本は入っていないのだが,これら以外の地域は,各国のDellから発表があるとのことなので,日本での続報に期待したい。
ALIENWARE Wireless Gaming Headset AW988
特徴の1つに挙げられているのが音質面である。AW988は,40mm径のネオジウムドライバーを採用しており,ゲームに最適な音質を実現しているそうである。また,マイクには高性能なアクティブノイズキャンセリング技術を採用しており,極めてクリアな音質でチャットを楽しむことができるという。
また,7.1chのバーチャルサラウンドサウンド出力にも対応するとのことだが,採用するサラウンド技術については明言されていない。
蒸れを防ぐ設計のイヤーパッドや,人間工学に基づいたというヘッドバンドのデザインにより,長時間でも快適な使用が可能で,さらに1本の指ですべての設定ができるよう設計されているので,ゲーマーはプレイに集中できるそうである。
なお,AW988の発表に合わせて,ALIENWAREシリーズの統合設定ソフトウェアである「ALIENWARE Command Center」に,サウンド用のカスタマイズ機能「Sound Center Utility」が統合されることも発表された。
Sound Center Utilityを使うことで,ゲームタイトルに合わせたサウンドエフェクト設定やイコライザー設定,マイクの設定などをプロファイルとして保存,管理することができるようになるそうだ。
新Elite Gaming Mouseも登場
ALIENWAREのゲーマー向けマウスである「ALIENWARE Elite Gaming Mouse」(以下,Elite Gaming Mouse)に新モデルが登場する。型番不明の新型Elite Gaming Mouseは,北米地域では2018年7月31日発売の予定で,価格は89.99ドルから。なお,北米以外での発売時期は明言されていない。
新型Elite Gaming Mouseは,既存の製品である「「ALIENWARE Elite Gaming Mouse AW958」(以下,AW958)ゆずりのカスタマイズ機能が特徴だ。
左右のサイドカバーは交換可能となっており,とくにサイドボタンのある左側面は,FPS向けという2ボタンタイプと,RTS向けの4ボタンタイプを選択できる。AW958は,付属の左サイドカバーが2ボタンタイプと6ボタンタイプになっていたので,ボタン数が少し減ったわけだ。そのほかに,5グラムの錘×4個による重量調節も可能だ。
最大11個というマウスボタンは,すべて機能割り当てを変更可能で,割り当て設定は,マウス内部にある容量512KBのフラッシュメモリに保存できる。
パームレスト部分には,ALIENWAREのLEDイルミネーション機能「AlienFX」に対応するLEDを内蔵。130タイトル以上のゲームで対応するライトエフェクトを楽しめるそうだ。
CS:GOのオンライントレーニングプログラム「Alienware Academy」やeスポーツ企業との協賛も発表
Webカンファレンスでは,ハードウェア新製品だけでなく,ゲーマー向けのさまざまなソリューションも発表されている。
中でもユニークなのが,「Alienware Academy」と称する「Counter-Strike: Global Offensive」(以下,CS:GO)プレイヤー向けのトレーニングプログラムだろう。
Alienware Academyとは,CS:GOのプレイのレベルを引き上げたいと望んでいるゲーマーのためのオンライントレーニングプログラムだ。Tobii Technologyの視線追跡技術を用いるのが特徴で,CS:GOのプレイ中にとるべき行動をトレーニングプログラムを通じて学ぶことができるそうである。
現在,Alienware Academyはクローズドβ版を運営中とのこと。クローズドβ版には10以上のトレーニングカリキュラムが盛り込まれており,CS:GOのスキルアップに役立っていると,Dellは説明している。
Alienware Academyに関しては,E3 2018のDellブースでデモが披露されるそうなので続報を待ちたい。
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