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写真で見る「ALIENWARE x17」。薄さ約21mmの筐体を採用した「ALIENWARE史上最薄」の17級ノートPC
4Gamerでは製品の発売に先立ち,ALIENWARE x17のモックアップを入手できたので,まずは写真でALIENWARE x17の概要をお届けしたい。
「ALIENWARE史上最薄」を謳うゲーマー向けノートPC「ALIENWARE X」シリーズが国内発売。15.6型モデルで薄さ約16mm
2021年6月22日,Dellは,「ALIENWARE」ブランドのゲーマー向けノートPC計3製品を発売した。中でも「ALIENWARE史上最薄」を謳う薄型筐体を採用した「ALIENWARE x17」および「ALIENWARE x15」の2製品が見どころだ。
ALIENWARE x17の外観で,最も特徴的なのはやはりその薄さだろう。側面から見ると,かなりスッキリとした印象を受ける。最も厚みがある部分でも,実測21.2mmという薄型筐体に「GeForce RTX 3080」といったハイエンドGPUも搭載しているのは驚く。
黒い本体を白い天板や底板で挟んだような側面のデザインも,薄さを感じさせるのに一役買っているようだ。
ALIENWARE x17が薄く見えるのは,筐体の形状にも理由がある。既存製品である「ALIENWARE m17 R4」は,ディスプレイのヒンジ部分が少し山なりであるのに対して,ALIENWARE x17は直線状になっている。これによって,従来よりも薄く感じるのだろう。
ALIENWARE x17の筐体は,ALIENWARE製品の新デザインコンセプトである「Legend 2.0」に基づいたものだ。Legend 2.0は,2021年5月に国内発売となった「ALIENWARE m15 Ryzen Edition R5」で初めて採用されたデザインコンセプトで,キーボード面やディスプレイベゼルの色を黒で統一することで,画面への没入感を高めるという「Dark Core」という意匠が加わったのが特徴であるという。
天板の文字や背面に備えた楕円形のカラーLEDといった要素は,第1世代の「Legend」デザインからそのまま受け継いでいる。
底面は,スピーカー孔がある左右端が丸みを帯びている以外,ほぼフラットになっている。メッシュに覆われたヘックス状の吸気孔が目立つ。左右の側面や後述するキーボード面の排気孔を含めて,ALIENWARE x17には,大きな開口部がいくつも設けられており,それだけ冷却に注力していることがうかがえる。
今回撮影したモックアップは,液晶ディスプレイとして解像度1920×1080ドット,垂直最大リフレッシュレート165Hz表示に対応したパネルを採用していた。ALIENWARE x17ではこのほかに,解像度1920×1080ドットで垂直最大リフレッシュレート360Hz表示対応パネルと,解像度3840×2160ドットで垂直最大リフレッシュレート120Hz表示対応パネルの計3種類を用意するという。
続いてキーボード面を見てみよう。
モックアップのキーボードは英語配列であった。ただし,製品の販売ページでは,日本語配列キーボードの選択も可能となっている。筐体に合わせてキーボードも薄型だが,ある程度のストロークは確保されており,底打ち感はない。なお,ALIENWARE x17はBTOオプションで,キースイッチをCherry MX製の低背メカニカルキースイッチに変更することもできる。
さて,ALIENWARE x17のキーボードで注目すべきは,右端に並ぶ[音量調整]ボタンや[ミュート]ボタンだ。一般的なノートPCであれば,これらのボタンは[Fn]キーとの組み合わせで実装しているケースが多い。Dellによるとゲームに限らず,テレワークなどでボイスチャットをする機会が増えたため,個別のボタンとして搭載したという。
17.3インチサイズながらテンキーレスであるのも気になるポイントだ。
なお,キーボードやタッチパッド,背面カラーLEDの発光色や発光パターンは,設定用ソフトウェアである「Alienware Command Center」から設定可能できる。
ALIENWARE x17は,既存製品を薄型化しただけでなく,キーボードや冷却機構にも手を加えたALIENWAREの新たなハイエンドモデルとして,今後のALIENWAREを背負って立つ存在だ。
今回入手したのはモックアップなので,性能やゲームの動作は検証できなかった。こうした変更点がどのように機能するのか気になるところだ。実機で試す機会があれば,改めて検証したい。
DellのALIENWARE x17製品情報ページ
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