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[CJ 09]完美時空の新作MMORPG「神鬼伝奇」の操作がちょっと不自由なのに人気なワケ
完美時空の作品は「Perfect World -完美世界-」を除けば,ほぼ中国武侠モノで3D作品のみである。同社の作品は,中国内の3D MMORPGのなかで頭抜けた強さを見せているものの,実際に中国で人気があるのは,2Dや2.5Dのゲームが多いそうである。
実際に最大同時接続者数の記録を持つ「征途オンライン」は2Dであり,発表されたばかりの「征途II」も2Dであるなど,それを裏付けるようなニュースが多い。
そういった背景があって開発に踏み切られた神鬼伝奇だが,その読みは当たっていたようで,春にスタートしたばかりなのに,「LEGEND of CHUSEN -誅仙-」に迫るほどの人気を博しているという。ちなみに本作には,代を重ねるごとに改良されて,非常に優れたエンジンに成熟した「Angelica」ではなく,新開発した軽量エンジンが採用されたそうだ。
では,分かった範囲でゲームの概要を紹介しよう。
ゲームの世界は,東洋でも西洋でもないというか,ごっちゃに混ざったものとなっている。というのも,本作のテーマは世界中の神々の戦争であるからだ。人間世界の戦争を含めてゲームの大きなテーマになっているという。
世界観もこれまでのような武侠路線からは脱却しており,2.5D化とあわせて,これも世界戦略の一環であるという。
捕まえたペットのコレクション要素はあるかと聞いてみたところ,図鑑もしっかり用意されているとのこと。そういったやり込み要素も盛り込まれている。
また,ペットとは別に乗り物も用意され,騎乗用ペット風のものから,1パーティ全員が乗れる多人数用の戦車みたいなものまで幅広く取り揃えられているという。
見た目は違っても,いままでの作品にあるユーザーフレンドリな機能はしっかり継承されているので,基本部分で機能不足ということはなさそうだ。
すでに日本の運営会社から何件か問い合わせがきているという。もしかしたら,意外と早めに日本サービスが発表される可能性がありそうだ。
ただ,個人的な感想を述べさせてもらえば,やはり2.5D作品はあまり好みではない。最大の理由は,綺麗なスクリーンショットを撮れないからだ。
完美時空の作品は,当初からスクリーンショットモードなどを用意して,このあたりにはこだわりの姿勢を保っていただけに,いま一つ納得のいかないところである。
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神鬼伝奇
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