2003年にPlayStation 2で発売され,根強い人気を誇る「ドラッグ オン ドラグーン」のスタッフが再集結して作り上げる二つの「ニーア」。プレイヤーは,Xbox 360用ソフト「
ニーア ゲシュタルト」では父に,PlayStation 3用ソフト「
ニーア レプリカント」では青年になり,物語を進めていくことになる。まずは,両作品のプロローグを紹介しよう。
プロローグ 〜ゲシュタルト
人類が滅び行く黄昏の時代。男には娘が居た。
目に入れても痛くない程に愛していた。
貧しくとも、
二人でつつましく生きて行ければそれでいい。
そう思っていた。
娘が不治の病「黒文病」に倒れるまでは。
父は決意する。
どんな事があっても娘を救うと。
どんなに過酷な試練であろうとも、
娘の笑顔を取り戻すと。
漆黒の化け物が徘徊する世界で、
血塗られた戦いが始まろうとしていた。
ニーア Age 44
本作の主人公。
娘と二人で暮らしており、たった一人の娘をとても大切に想っている。
正義感と優しさと強さを兼ね備えている。
大人ではあるものの、娘のこととなると過剰に心配する。
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プロローグ 〜レプリカント
遠い未来。滅びゆく世界。
死をもたらす黒き病。
兄と妹。壊れし日常。消える命。
封印されし書物。轟魔の力。
呪われし存在「マモノ」
犠牲。差別。抱擁。別離。破戒。記憶。
狂気。光。救済。崩壊。巨人。黒き力。
翻弄される運命と、最後の代償。
ニーア Age 21
本作の主人公。
どこか陰のある表情をした青年。
たった一人の肉親である妹のヨナを、とても大切にしている。
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ニーアの村
ニーアとヨナが暮らす,自然豊かなのどかな村。村には商店街があり,さまざまな店が軒を並べている。村の四方は山に囲まれ,マモノの侵入を阻むためか,村の出入り口には門が設置されている
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村の防壁を破ってマモノが侵入! その中には,村のどの建物よりも巨大なマモノの姿も。何が目的でこの村を襲うのか,そしてマモノの襲来から,ニーアはヨナを守れるのか?
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●デボル&ポポル
ポポル |
デボル |
ニーアの村に住む、双子の姉妹。
ニーアとヨナの良き理解者である。
ポポルは村の図書館の館長を務めており、物静かで温和な女性。
言葉も丁寧で優しいが、どこか芯の強さを感じさせる。
対するデボルは溌剌とした活発な性格で、歌をこよなく愛し、よく村の噴水で歌っているようだ。
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仲間キャラクター
カイネ Age 17
左半身をマモノに侵されている、「マモノ憑き」の女戦士。
両性具有であることを幼いころからいじめられ続けた反動と、
左半身のマモノの侵食を防ぐため、露出の激しい服装を好むようになった。
見た目に反して、口も態度も粗野で乱暴、大ざっぱで大喰らい。
手にした2本の刀で、向かってくるマモノを切り刻む。
実験兵器7号 Age ??
とある出来事がきっかけで、ニーアと共に旅をすることになる、
ガイコツのような姿をした謎の生き物。
ふわふわと空中を漂いながら強い魔力を操り、
戦いをサポートする。
立ちふさがるマモノとの戦闘
本作の世界には,素手で殴りかかってくるもの,剣と鎧で身を固めたもの,魔法でニーアを苦しめるものなど,さまざまな種類のマモノがいる。その姿や大きさはまちまちで,マモノの正体は謎に包まれている。
ニーアはマモノに対抗するため,それぞれ使い勝手の異なる
「両手剣」「片手剣」「槍」の3種類の武器を駆使して戦う。マモノの種類や攻撃方法に応じて使い分けることが重要だ。また,各武器でチェインを重ねることで,攻撃速度や入手経験値が上昇する。チェイン数は画面右上に表示され,一定時間攻撃が途絶えるとチェイン数がリセットされてしまう。なるべく多くのマモノを引きつけてから戦おう。
武器:両手剣
最も重く、大きい両手用の剣。
マモノを叩き潰すには絶大な威力を発揮するが、その重さゆえに攻撃時には大きなスキが出来てしまう為、扱いには熟練の腕が必要となる。一発当たれば形勢逆転も可能な、諸刃の戦法向きの武器。
武器:片手剣
最も扱いやすく、オーソドックスな片手用の剣。
素早いコンボも可能で、次々と襲ってくるマモノも迅速に片づけることができる。
クセがなく、威力もそこそこで万人向けの武器。
武器:槍
攻撃力も突出しているわけではなく、少々扱いにクセのある武器。
攻撃のヒット範囲もさほど広くなく、メリットが少ない武器のように感じられるが、「突き」や「ジャンプ斬り」などの特殊攻撃のダメージが大きく、トリッキーな戦略を得意とするプレイヤーにはうってつけの武器である。
「白の書」の力を借りて魔法を行使
ニーアは武器を使った攻撃だけでなく,
「白の書」の力を借りることで魔法を行使できる。魔法の種類によって威力や効果はさまざまで,魔力をためて魔法を放つことで威力を倍加させることも可能だ。今回はその中から,効果の異なる3種類の魔法を紹介しよう。
古い神殿に,何者かに守られるように封印されていた白の書。誰がなぜ,この場所に封印したのかは謎だ
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黒の幻影
範囲内に入ったマモノに対し、影(ニーアの分身)による高速攻撃を繰り出す。魔力を貯めてから放つことによって、影の攻撃範囲と攻撃回数が増加する。
黒の轟壁
マモノからの攻撃を防ぐ、魔法の盾を出現させる。(一部防げない攻撃もある)
魔力を貯めて放つことによって、360度からの攻撃を防ぐ強力な盾を出現させることも可能。
黒の処刑
地面から魔法槍を垂直に撃ち出すことで、射線上にいるマモノを突き上げ、串刺しにする。
魔力を貯めて放つことによって、魔法槍の本数を大幅に増やすことが可能。
ニーアが魔法を行使するのに必要不可欠な「白の書」だが,一体なぜ“彼”はニーアに力を貸すのか? なぜ強大な魔力を操ることができるのか? 共に旅を続けるうちに,白の書に隠された秘密が解けるかもしれない。
そしてさらに,白の書以外に,表紙の顔が異なるいくつかの書物も登場する。彼らは敵か味方か? ニーアや白の書との関係が気になるところだ。
ワードエディット
マモノを倒すと,まれに入手できる
「ワード」。この入手したワードを,武器,魔法,体術に割り当てることで,さまざまな付与効果が得られる。攻撃力や防御力,経験値をアップさせるものや,敵への状態異常など,その種類は多岐にわたり,ワードの総数は100以上におよぶ。多くのワードを入手し,武器や魔法をカスタマイズすることで,さらなる強敵にも立ち向かえるのだ。
ワードを持っているマモノを倒すと,ときおり文字のようなものが飛び出してくる
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ワードは,それぞれの武器/魔法/体術の前後に一つずつ,計二つまで付けることができ,前に付けるワード,後ろに付けるワードはそれぞれ決まっている。そして,ワードと武器/魔法/体術との組み合わせによって,プレイヤーの能力を高めるなどといった特殊効果が発生する仕組みだ。
「侘寂」に「命の」と「の悲しみソナタ」を組み合わせると,「武器攻撃力+10」「アイテムドロップ率+4%」の特殊効果が発生
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※画面はすべて開発中のものです