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【PR】学校や仕事に大忙しの司令官でも大丈夫。ブラウザゲーム「大戦略WEB」で,ナンバーワンを目指せ(前編)
さて,これから2回にわたって,ハンゲームでサービス中の「大戦略WEB」をプレイして,その様子を読者の皆さんにお伝えし,私がいかに筋金入りのダイセンリャカーであるかを知っていただこう,というのが本企画の魂胆なのだが,とはいえ,はて? 私の知っている大戦略とはかなり違って見えるのは,気のせいだろうか?
大戦略といえば,首都で兵器を作り,それらをヘックスに沿って移動させ,敵と出会ったら交戦。あ,やったな! こうなれば,資金を貯めに貯めて作り上げた我が軍の精鋭,F-22ラプター飛行隊の威力を見せてやる。あれ,燃料切れで墜落。うーむ,やはりたまには空港に下ろさないといけなかったのかと反省するゲームだ。基本はターン制だが,シリーズの中にはリアルタイム制が導入されたものや,ヘックスのないものなどもあって,なにしろ1985年の「現代大戦略」以来,日本のゲーム史と共に歩んできたような息の長いシリーズだけに,一口では説明できないのですいません。
「大戦略WEB」公式サイト
「大戦略WEB」4Gamer内記事一覧
多数のブラウザゲームが登場して百花繚乱という今,果たして「大戦略ならでは」のテイストがどのように残り,感じられるのか,というあたりが個人的な興味の中心だ。ちなみに私,大戦略は昔からやっているが,ブラウザゲームはビギナーなので,そのへんもちょっと楽しみだったりする。ブラウザゲームに挑戦してみようと人も,ぜひ参考にしてほしい。
いつでもどこでも大戦略
ブラウザゲーム「大戦略WEB」とは
相手がブラウザゲームなので,ゲームを始めるのはコンシューマ機よりずっと簡単で,私でもできるほどだ。つまり,
・大戦略WEBの公式サイトへ行って,緑色の大きな「GAME START」というボタンをクリックする。
ほら,2行で済んだ。だが,もしあなたがハンゲームの無料登録を済ませていないなら,そちらを先に終わらせておいたほうが何かとラッキーだろう。
サーバーの選択や,基地をマップのどのへんに置くかといったチョイスもあるが,あまり気にすることはなさそうである。しかし,開発できる兵器が決まってくる「契約国」には,大戦略ファンならちょっとこだわりたい。
世界有数の経済大国で,扱いやすい兵器のラインナップを誇る「JP国」がいいだろうか。それとも,コストは高いが性能は折り紙付きの「US国」だろうか。はたまた,強力なものは少ないものの,一般的な兵器の層が厚い「RS国」だろうか? 個人的にはこの国名,「レッド国」とか「ブルー国」でもよかったような気がするが。それはともかく,10秒ほど迷って,JP国を採用した。
それが終わると,そこはもうあなたの基地だ。さっそくチュートリアルが始まり,女性秘書が入れ替わり立ち替わり現れて,あれをしろこれをしろと懇切丁寧に教えてくれるので安心しよう。しかし,私のように話半分で聞いているとあとで困るので,しっかり聞いておくように。
大戦略WEBの世界は,どうやら国家という単位は崩壊し,今や世の中には多数のPMCとテロリストがいるだけという感じであるようだ。そこを舞台に,あるときはテロリストやほかのPMCと戦い,またあるときはほかのPMCと同盟したりして,巨大企業を目指していくことになるのだ。ちょっと,タイクーンものみたい。
そんなわけで,序盤の雰囲気は,まるで都市建設シムだ。基地に名前を付けろというので,「俺の基地」と付けたが,最初は真ん中に本部があるだけで,あとは空き地が続く。まずはここに施設を建てていこう。
司令官を待つ,楽しくも悩ましい基地運営
施設には,「製鉄所」「製油施設」「軍事学校」「商業施設」など20種類がある。とはいえ,例えば本部以外の土地すべてに商業施設を建て,「戦争のない平和で豊かな民間軍事会社」を目指そうとしても無理であり,施設は各種類一棟しか建てられない。
しかも,目を皿のようにして何度も数えたところ,空き地は17しかなく,どうしても,残り3種類の施設を置くスペースが足りないわけだ。このへんがプレイヤーの個性を発揮させる場というわけなのだろうが,ほとんど何も考えずに施設を建て続けた私としては,いまさら気づいても困る。施設の解体も可能のようだが,解体しても使った「資源」は戻ってこない。
最初に建てなくてはならない施設はチュートリアルで教えてくれるので,その意味でもチュートリアルはしっかり聞いておこう。聞かずに失敗した私が言うのだから間違いない。
これらのうち,鉄は製鉄所,石油は製油施設,人は軍事学校,そして金は商業施設を建てることにより,時間ごとに一定量が供給されるという寸法。また,本部では一日一回,どこからもらえるのか分からないが,金の配給がある。
最後のレアメタルはちょっと特殊で,要するに有料アイテムだ。ハンゲームの通貨であるハンコインで購入する資源で,これを使って,「特殊サービス」を受けることができる。特殊サービス……いい響きだ。大戦略っぽい。
特殊サービスには,一度に三棟の施設が同時に建てられたり(通常は二棟),施設の建築を即時に終わらせたりできるものがある。また,商業施設で手持ちの資源を「均等配分」したり,士官学校で教育をあっという間に終わらせたりするのにもレアメタルが使える。もっとも,最初のほうは資源なども少なく,特殊サービスを受けなければゲームが進まないという事はない。
もちろん,増設するにも資源は必要となるので,人を増やすために軍事学校を増設しようと思ったら建設に必要な資源のうち人員が足りない,というニワトリ&タマゴ状況に陥ることもあり,うーん,悩むなあ。
また,「士官」を各施設に配属することでも機能アップ(取得量の増加など)が図れる。士官は「人事部」で雇用するのだが,雇用できる人数は建物のレベルによるようで(人事部のレベルが3なら,3人ほど),どう考えても10人も20人も雇えそうもない。そのため,どの建物に配属するかでまた悩むことになる。悩んでばっかりだ。
しかも士官は後述する自軍の編成にも指揮官として必要になるので,人手不足もいいところ。個人的には,士官を施設に配属するのはオマケぐらいに考え,施設はレベルアップに重点を置いたほうがいいように思えるが,とはいえ,能力の高い士官だと,高い配属効果が期待できたりするので,捨てがたいものがある。
施設の一部はツリー構造になっており,資源さえあれば好きなように建てられるわけではない。どういうことかといえば,例えばワールドマップ上のほかの基地を偵察できるようになる「偵察情報局」は,本部のレベルが5,研究所のレベルも5になっていないと建設できないし,「海兵器工場」は「空兵器工場」が完成していないと,建設可能施設のリストにも現れてこないといったアンバイ。
さあ,どうですか,こんがらがってきました? うふふ。自慢じゃないが私はかなりこんがらがっている。ええと,戦車がもっとほしいので陸兵器工場を増設したいのだが,ああ,鉄が足りない。じゃあ,製鉄所に士官を配置して……,ええと士官はどこで雇うんだっけ? 発令所? ちがう人事部だ。「集まれ士官諸君」とか分かりやすい施設名にしてくれないかなあ。なに,雇える士官がいない。では増設だ。うう,金が足りない。金はどうすれば増えるんだっけ? という具合にマウスカーソルがあっちいったりこっちいったりして,自分でいうのもなんだが,かなり愉快だ。私が言ってもほとんど説得力はなさそうだが,ゲームは習うより慣れろである。悩んでいる時間もまた楽しいものだ。
もっとも,このあたりは,リアルタイムストラテジーや都市建設シムなどに慣れたプレイヤーにとってはお茶の子さいさいだろう。
さまざまな施設が建ち,自分の基地がどんどん立派になっていく様子は見ていて嬉しいものだ。ただ,レベルアップしても施設のグラフィックスがそれほど変わらないのはちょっと残念だ。ネオンが光るとかノボリが立つとかあってもよかったかもしれないが,いらない?
やはり戦闘こそが大戦略
とはいえ,なんだか雰囲気が違うような
まずは,ランキングでベスト1なんかどうだろう。
「ランキング」タグを開くと,原稿執筆時点で自分が1万1754位であることが分かった。評価ポイントは300だ。ランキングベストワンの人のそれは1200万ぐらいなので,約4万倍ということになる。マジすか?
もう一つの目標として考えられるのが,最強戦車軍団の設立だ。私はイスラエル陸軍が1960年代に採用したオールタンクドクトリンの熱烈な信奉者であり,イスラエル陸軍がオールタンクドクトリンを廃棄したあともまだ熱烈な信奉者であるため,やはりここは立派な戦車軍団の一点突破を目標としたい。目指せ,最強戦車軍団。
戦車なのにJP国が契約国? みたいなことを言われそうだが,それについては私も「しまった!」と思っているので,ぜひ理解してほしい。
と,妥当な目標を得たところで,さっそく軍隊を設立しよう。まだ空兵器工場と海兵器工場を建設していないので,陸兵器工場で74式戦車の製造にとりかかる。
大戦略WEBには,実に200種類以上の各種現代兵器が登場し,それぞれに細かいデータが用意されている。このへんが実に大戦略っぽくてステキだ。とはいえ,兵器の生産には「ライセンス」なるものが必要になる。
「オーナー情報」タブの「ライセンス」をクリックすることで最初から持っている製造可能兵器の一覧が得られるが,それ以外の兵器を作ろうとすれば,「研究所」でライセンスの研究をしなくてはならず,いち早く研究を完了するためには、研究所を増設してレベルを上げなくてはならない。
さすがに戦車だけでは不安な気がしてきたが,これについては,大きな声ではいえないものの,ハンコインを買ったとき,オマケとしてロシアの戦闘機Mig-19が無料で手に入るチケットがついてきたので,とくに生産しなくても空軍力もこれでしばらくバッチリである。74式戦車とMig-19ときては,まるっきり1960〜70年代の軍隊だが,最初の相手となるのは,ワールドマップ上にいるレベル1のテロリストなので,きっと大丈夫である。
続いて部隊編成。上にも書いたけど,一つの部隊には一名の士官が必要なので,ようやく雇用できた我が軍ただ一人の士官,「マサヒロ」に指揮を預けることにしよう。
マサヒロの士官としてのレベルは低いが,相手もレベル1の駆け出しのテロリストなので,さっきも書いたが,きっと大丈夫だろう。あとはチュートリアルにもあったように,前衛と後衛,それぞれのヘックスに手持ちの兵器を割り振れば,編成は完了だ。細かいところをいろいろすっ飛ばして書いたが,基本はそんな感じ。
というわけで,大戦略WEBでは実際の戦闘は部下任せとなる。大戦略シリーズのように,こちらの戦車部隊を敵の背後に回して,向こうには自走砲を配備して……といった戦術は本作には要求されず,プレイヤーがやるべきことは武器の生産と部隊の編成に特化している。あとは,すぐれた士官を獲得して,戦場に放り込むだけなのだ。
マサヒロ軍団の戦果はどうなる
風雲急を告げる後編もお楽しみに
同じ目標に複数の部隊を何度も派兵するといった戦略はあるかもしれないが,戦闘そのものは上記のような仕組みで,あなた任せ。これをどう見るかは,その人が大戦略シリーズをどのくらいプレイしてきたかによるはずだ。
従来の大戦略シリーズにおいても,戦闘はユニットの性能と部隊の数がものをいった。よほど腕が立たない限り多勢に無勢で,いかに都市を占領して資金を貯め,強力な軍隊を編成するかに勝敗がかかっていたわけで,個人的に大戦略WEBの戦闘にそれほど違和感は感じない。なにしろ楽だし。
ちなみに,出発したマサヒロ軍団の現地到着は,今から30分後とのこと。
資源が増えるのは少しずつだし,施設の増設もそのレベルが上がるにつれて時間がかかり,30分後,1時間後,そのうち12時間後という具合。
建設/増設できる施設は予約枠を含めて二つまでであるため,とりあえず何もできることがないという時間が結構あり,詳しい人に聞いたところ,そのへんの緩やかさがブラウザゲームの特徴の一つだそうだ。なるほど。これにより,忙しいサラリーマンでも,一日何分かログインするだけでオッケーというわけなんですね。
というわけで,忙しいサラリーマンである私も,最初の部隊を最初のテロリストに派兵して,ログアウト。結果は次回というところで,今回の前編を終わりたい。うう,楽しみだなあ。戦果はいかに?
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