ニュース
自由度の高いキャラメイクとやりこみ要素が魅力「クラシックダンジョン 〜扶翼の魔装陣〜」の最新情報が公開に
本作には,固有の名前を持つ9人の主役が存在し,「マノアカズ」と呼ばれるファンタジー世界を拠点として,さまざまな異界やダンジョンで冒険することになる。拠点では,武器や防具といった装備の購入や,主役(プレイヤーキャラクター)と脇役の交代やキャラメイクなど,ダンジョンに潜るための準備が行える。なお,装備には重くて移動速度が落ちるものなど,一長一短の特徴があるので,キャラクターのタイプやダンジョンに合わせた準備が必要になるようだ。
さて,通常プレイであればこの9人の主役キャラクターで冒険すれば良いのだが,「9人じゃ物足りない」というやりこみ好きなプレイヤーのために,「キャラクターメイク」システムが存在するのである。なぜ9人では物足りないと感じるのか……それを説明するために,魔装陣システムを紹介しておこう。
魔装陣システム
「魔装陣」システムは,ダンジョンに潜るときに主役となるキャラクターを魔装陣の中央に配置し,主役の盾としてその周囲に脇役を配置することで,脇役に設定されたキャラクターが主役をサポートするというものだ。主役は,“クロスティヌ”という本作唯一のNPC以外,すべてのキャラクターが就くことが可能で,さらに後述する「キャラクターメイク」で作成したキャラクターも主役として利用できる。
これによって,ダンジョンで主役キャラクターが敵や罠でダメージを受けた場合,主役ではなく盾となる脇役キャラクターにダメージが入る仕組みとなっている。つまり,脇役達のHPが尽きない限り,主役(プレイヤーキャラクター)は無傷で冒険ができるわけだ。
脇役の有無によってダメージにこれだけの差が発生する | |
罠による背後からの攻撃。背中を守るサンデーがダメージを受ける |
魔方陣全体にダメージを受ける罠も……。地雷の罠には注意が必要だ |
また,脇役達は主役と同様に経験値を得て成長するが,同じレベルアップでも主役の時とは成長しやすいステータスが異なる。というのも,配置している魔装陣のタイプによって,その脇役が立っているマスに特殊な効果が付随しており,それを利用することで,よりDEFを成長させたり,ATKを成長させたりといった“成長の強化”が行える。
そのため,目的意識を持って主役と脇役を配置し,レベルアップさせていけば,プレイヤー好みのメリットを持ったキャラクターとして成長させることができるわけだ。
このように,魔装陣に配置するキャラクターをどのように育てるか,どこに配置するのかで,自由度の高い遊び方ができるわけだが,やりこみ好きのプレイヤーには,9人の主役キャラクター達だけでは足りなくなってしまう(かもしれない)というのだ。そこで,重要になるのが「キャラクターメイク」システムとなる。
キャラクターメイク
キャラクターメイクは,ドットを描いて自分好みのキャラクターが作れるだけではなく,職業の選択も重要になる。というのは,魔装陣は,レベルアップ時に職業ごとに異なった補正がかかる仕組みになっており,職業によって魔装陣の内容や魔法,技,ステータスの成長率が変わるためだ。
また特定の条件を満たせば,それまでの職業や経験を生かして,別の職業に転職が可能になるとのこと。転職すると,それまで育てた分が,ボーナスとしてステータスに加算されるので,これを繰り返せばより強いキャラクターに成長していくわけだ。
なお,ゲーム中では10体のオリジナルキャラクターが利用可能で,ドット絵(前後左右のセット)データは,その10体とは別に64体分が保存できるとのこと。メモリースティックを使ってドット絵の交換も可能だ。
また,本作では誰かがクリア済みのダンジョンで,アドホック通信を介して,ほかのプレイヤーと通信協力プレイができるほか,通信対戦もできるとのこと。オリジナルキャラクター同士で遊ぶのも,本作の魅力となりそうだ。
「魔装陣」最大の魅力は「アーティファクト」にあり!
実は,魔装陣における最大の魅力は,脇役を配置できる数やその影響ではなく,主役や一部の脇役のステータスにボーナスが付く「アーティファクト」にあるという。魔装陣の特定の位置に脇役を配置すると,アーティファクトを置くことが可能になり,レベルアップ時に手に入るマナをその脇役が使うことで,効果が発動する。
ただし,アーティファクトを発動している脇役が倒れてしまうと,そのアーティファクトは休眠状態になり,ステータスの強化がなくなってしまう。このアーティファクトの存在によって,いくら主役が傷つかないからとはいえ,脇役が倒れないように戦うことも重要になるわけだ。
プレイヤーキャラクターのレベルは99が最大となるのだが,転職してステータスボーナスが付いた状態でレベル1から育成したり,魔装陣をうまく利用することで,そのレベル以上の強さを発揮することが可能になる。モンスターのなかには,レベル200を越えるものが存在するので,そんな強敵と渡り合うためにも,システムを十分に理解してドットのキャラクター達を育て上げよう。
一人ではレベル200以上の強敵には歯が立たない | |
脇役とアーティファクトを駆使して,強敵に挑もう |
なお,公式サイトのほかに,本作の開発に関わったディレクターやデザイナーが記事を掲載している,公式ブログがオープンしている。興味がある人は,その内容を確認してみよう。
「クラシックダンジョン 〜扶翼の魔装陣〜」公式ブログ
「クラシックダンジョン 〜扶翼の魔装陣〜」公式サイト
■世界観
ある人は、そこに 宝が あるという。
ある人は、そこに 倒すべき敵が いるという。
またある人は、そこに ロマンが あるという。
『そこ』は、世界の はてか、いどの中、
はたまた、トイレの ドアの むこうがわ。
あらゆる ところから たどりつき、
さまざまな 地へと つながる世界───
人は その世界を、『マノアカズ』と よぶ……。
■キャラクター紹介
プディング
これまで冒険をしたこともないのに、お宝を求めて『マノアカズ』に飛び込んだ向こう見ずな少女。
ソウマ
プディングの幼馴染。彼女を守るために追いかけていたらマノアカズまできてしまった。心配性でお人好し。
ココ
根っからの不幸体質で、常にひどい目にあっている。今回も崖から落ちた結果、マノアカズにたどり着いた。女性口調だが実は男性。
サンデー
最強の剣を求める、凄腕の女剣士。他人から見られることが苦手で、視線を感じると反射的に剣を構える。
バトルブロー
最強の盾を探している青年。サンデーとはライバル。たまにネガティブな言動をするが、基本的に単純馬鹿。
デスピナ
マノアカズに最初から住んでいる魔術師の少女。時代がかったしゃべり方が特徴。主人公たちに魔装陣を授ける。
シャーベット ドドヒゲ ボブ
クロスティヌ
本タイトル唯一のNPC。
マノアカズにたまに現れては、新たな主役を連れてきたり、その悩みを聞いたり、なかなか活動的。
好みの色に・職業に変更可能。
1から好みのキャラが作れるキャラメイクに比べると、9人の主役たちは自由度が低い……そんな印象を持つ方もいるかも知れませんが、彼らも負けず劣らず自由です。ストーリーを進めていくことでキャラの色や職業を好みのものに変更できます。
サンデー(巫女服) ボブ(あらくれ)
- 関連タイトル:
クラシックダンジョン 〜扶翼の魔装陣〜
- この記事のURL:
(C)2010 Nippon Ichi Software, Inc.