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AMD,Cortex-A57×8と10Gbitネットワークコントローラ×2を統合するサーバー向けSoC「Opteron A1100」を発表
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印刷2016/01/15 12:57

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AMD,Cortex-A57×8と10Gbitネットワークコントローラ×2を統合するサーバー向けSoC「Opteron A1100」を発表

Opteron A1100
配信元 日本AMD 配信日 2016/01/15

<以下,メーカー発表文の内容をそのまま掲載しています>

AMD、64ビットARMベースのデータセンター向けSoC
「AMD Opteron A1100」を発表

−サーバー、組み込みネットワーク、ストレージ・アプリケーションに革新と選択肢、スケーラブルなパフォーマンスを提供−

画像集 No.001のサムネイル画像 / AMD,Cortex-A57×8と10Gbitネットワークコントローラ×2を統合するサーバー向けSoC「Opteron A1100」を発表

AMD(米国本社:米カリフォルニア州サニーベール、社長兼CEO:リサ・スー)は、64ビットARMベースのデータセンター向けSoC(システムオンチップ)「AMD Opteron A1100」(以前のコードネームは「Seattle」)の提供を発表し、データセンター向けに選択肢と技術革新をもたらす大きな一歩を踏み出します。ソフトウェア/ハードウェア・パートナーの協力の下、AMDはARMベースのシステムを導入するまでの期間を短縮し、データセンターにおけるARMのエコシステムの支援を推進します。

AMD米国本社のバイスプレジデント兼エンタープライズ・ソリューション担当ジェネラル・マネージャーであるスコット・オイラー(Scott Aylor)は、次のように述べています。「データセンターにおけるARMのエコシステムが転換点を迎えつつある中、新しいAMDの高性能プロセッサーの投入は、データセンタークラスのARMソリューションを求めるお客様にとって、大きな前進だといえます。ネットワーク、ストレージおよびサーバーの統合という大きな流れが、この進化を促進するうえで重要な役割を果たします。お客様は、数十年におよぶ専門的なエンタープライズ製品と組み込み製品の提供実績を持つ唯一の半導体メーカーが開発した、64ビットARMプロセッサーを利用できるようになりました」

「AMD Opteron A1100」SoCは、データセンター分野でのARMの確立において重要な節目となります。ARMのサーバーシステムおよびエコシステム担当ディレクターであるラクシュミ・マンディアム(Lakshmi Mandyam)氏は、次のように述べています。「『AMD Opteron A1100』は、ネットワーク・インフラストラクチャーとデータセンター全体におよぶ拡張性に新たな選択肢を提供します。AMDは、実績のある専門性をサーバーと組み込み市場にもたらし、より多様化するワークロードの解消に必要な優れたパフォーマンスと電力効率のバランスを誇る64ビット ARMプロセッサーを提供するうえで最適なパートナーだといえます。」

「AMD Opteron A1100」シリーズSoCは、AMDが提供する初の64ビットARM Cortex-A57ベースのプラットフォームです。高速のネットワークおよびストレージ接続と優れた電力効率を備えた最新のARM Cortex-A57コアを活用し、ストレージ、Webおよびネットワークのワークロードにおいて、バランスの取れた総所有コストを提供します。

「AMD Opteron A1100」シリーズSoCの仕様は、次のとおりです。
  • 4MB共有L2キャッシュ、8MB共有L3キャッシュを搭載した、最大8基のARM Cortex-A57コア
  • 最大1866MHzをサポートするECC対応の64ビットDDR3/DDR4チャネル:2基
  • 10Gbイーサネット接続:2基
  • 8レーンPCI-Express Gen 3
  • SATA-3ポート:14基

「AMD Opteron A1100」は、SoftIronが提供する開発者向けのOverdrive3000システム、および同プロセッサーの豊富な機能セットを利用した今後のソフトウェア・デファインド・ストレージ(SDS)ソリューション製品を通じ、エンタープライズ・クラスのシステムを支えます。

SoftIronのCEO、ノーマン・フレイザー(Norman Fraser)氏は、次のように述べています。「『AMD Opteron A1100』の隠された魅力は、コアだけではなく、コアに関連するあらゆる機能にあります。大量のデータを瞬時に移動する必要があるアプリケーションを利用している場合に最適なSoCです。」

また、AMDは、SLSのファブリック・テクノロジーを、「Opteron A1100」シリーズを搭載した革新的な高密度サーバー設計に組み入れるため、Silver Lining Solutions(SLS)と協力しています。この取り組みの対象となるのは、クラウドデータセンターとハイパースケール・データセンターでのストリーミング、Webおよびストレージワークロードです。SLSのファブリック・インターコネクトは、低レイテンシーで電力効率の高い60Gbpsスイッチング・ファブリックを備え、PCI Express拡張カードまたはスタンドアローンのASICとして、カスタムのサーバーアプリケーションで利用することができます。

Silver Lining Systemsのマネージング・ディレクターを務めるPing-Kank Hsiung博士は、次のように述べています。「AMDと協力して電力効率に優れたファブリックベースのコンピューティングを市場に投入することを待ち望んでいます。効率に優れた「AMD Opteron A1100」プロセッサーを当社独自のファブリックと組み合わせることで、ハイパースケール・コンピューティングとストレージのコストを削減し、電力の要件を緩和することができます。」

AMDは、半導体の革新に加え、あらゆる新型プロセッサーにとって重要な仕組みである、64ビットARMソフトウェアのエコシステムの支援に貢献してきました。また、Enterprise Linuxのリーダー企業であるRed HatやSUSEと、OSおよびアプリケーションのサポート面で緊密に連携してきました。

Red Hatのバイスプレジデント兼ストレージ担当ジェネラル・マネージャーを務めるランガ・ランガチャリ(Ranga Rangachari)氏は、次のように述べています。「Red HatとAMDは、64ビットARMアーキテクチャーをベースとした高度なコンバージド・デザイン向けに、標準に基づいたオープンなソフトウェア・エコシステムを構築するというビジョンを共有しています。Red HatによるARMパートナー向けアーリー・アクセスプログラムの初期参加企業の1つとして、AMDは世界有数のエンタープライズLinuxプラットフォームの検証と64ビットARMアーキテクチャへの移植に貢献してきました。『AMD Opteron A1100』の登場は、ストレージ、ネットワーク、コンピューティングのコンバージド・インフラストラクチャーの推進に関与するエコシステムにとって、画期的な出来事です。」

「AMD Opteron A1100」SoCは、テクノロジー・パートナーおよびお客様からの数四半期にわたる協力を通じた先進的な開発を経て、今日の量産化につながっています。

参考情報(英語)

  • 関連タイトル:

    Opteron

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