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5pb.が4月発売予定の「ファントムブレイカー」と「バレットソウル -弾魂-」の合同記者発表会を開催
発表会は二部構成となっており,全編を通じて登壇したのは司会進行を務めた声優の井ノ上奈々さん,5pb.の代表取締役社長である志倉千代丸氏,“コスプレファイター”こと格闘家の長島☆自演乙☆雄一郎選手の3人だ。
「ファントムブレイカー」公式サイト
「バレットソウル -弾魂-」公式サイト
■対戦格闘「ファントムブレイカー」は,駆け引きの面白さを存分に楽しめる作品
また,ゲストとして登壇した声優の森谷里美さんは,自らがボイスを担当した「影霧」について「感情を抑えた演技は初めてなので,とても楽しんで取り組めました」と感想を述べていた。なお,影霧の持つ武器は,ガラクタを寄せ集めて作った“謎の物体”とのことだが,事前にプレイした井ノ上さんによると,かなり強いらしい。続けて志倉氏も「意外と攻撃範囲が広い」「下方から何か出す」と,影霧の特徴を明かしていた。
ほかにも,相手の攻撃を相殺し続けると「テンションゲージ」が溜まって攻撃力が上昇,さらにゲージが上がって100%になると渾身の一撃「クリティカルバースト」を叩き込めることや,「強化必殺技」「オーバードライブ」「チャージカウンター」といったシステムが紹介され,シンプルな操作でありながらも,やり込み甲斐のある内容になっているとのアピールがなされた。
続いて,「ファントムブレイカー」のオープニングテーマ「幻崩のペンデュラム」について,志倉氏が作詞作曲を手がけ,歌を声優の喜多村英梨さんと今井麻美さんによるユニット「ARTERY VEIN」が担当すると発表された。なお“ペンデュラム”とは振り子の意味で,志倉氏によれば「戦いたくないが,願いを叶えるために戦う」という同タイトルの根底にあるストーリーを表現しているとのこと。
また,ARTERY VEINを起用した理由を聞かれた志倉氏は,「ファントムブレイカー」がキャラを追加できるシステムになっていることに言及し,「Steins;Gate」および「CHAOS;HEAD」で喜多村さんと今井さんが演じたキャラが同タイトルに登場することを示唆した。詳細は,追って正式に発表される見込みだ。
■1980年代の名作をリスペクトした縦スクロール2Dシューティング「バレットソウル -弾魂-」
続いて同タイトルの特徴として,敵を倒すと,その敵が撃った弾を無効化できる「弾幕無効化」や,積極的な攻撃をするとゲージが溜まりスコアが増加する「魂(ソウル)ゲージ」が紹介された。
そのほか,同タイトルは1980年代における“熱血”調のゲームテイストを現代に再現しようという試みがなされており,敵を倒す順序や隠しキャラを出現させることによってボーナススコアが加算されるといったような仕掛けも多数存在するとのこと。
なお星野さんによると,自身が収録したボイスもかなり「熱血」しているとのこと。長谷川さんはまだ収録が済んでいないそうだが,熱い姿勢で臨みたいと意気込みをのぞかせた。
1980年代の2Dシューティングをリスペクトする「バレットソウル -弾魂-」だが,この発表会では,ハドソンの名作「スターソルジャー」をモチーフにしたギミックがいくつか紹介された。例えば,隠しキャラ「乙」は「スターソルジャー」の「ゼグ」のパロディだし,志倉氏がデモプレイで披露したボスの同時破壊ボーナス獲得は同じく「デライラ」のギミックを模したもの。さらにはハドソンのゲーム大会名と同じ「全国キャラバン」を冠した本作の体験会/スコアアタック大会を各地の量販店やゲームショップで開催することも発表された。
なお,志倉氏によれば,いずれもハドソン広報の高橋名人には許可をもらっているとのこと。また今回の発表には含まれなかったが,全国キャラバンでは東京大会も開催する予定とのことだ。
最後に,志倉氏が「5pb.初の格闘ゲームとシューティングゲームですが,これまでの5pb.タイトル同様にキャラクターを掘り下げて世界観を作り込んでいます。キャラクター達の今後の展開にも注目してください」と述べ,発表会を締め括った。
発表会終了後,志倉氏と長島選手へのメディア合同インタビューが行われたので,その中から今回の2タイトルにまつわる部分を掲載しておこう。
──長島選手は,今日の「ファントムブレイカー」対戦では敗れましたが,初心者でも楽しめるという点についてどう感じましたか?
長島選手:
えぐりますねえ(笑)。格闘ゲームはご無沙汰だったんですが,長年プレイされているという方との対戦でも結構いいところを見せられたんじゃないでしょうか。戦略性があって,経験だけがモノをいうゲームではないと感じました。
志倉氏:
とはいえ,いわゆるガチャプレイでは上手く行かないんです。それなりに練習すると,上手くなれるゲームになっています。
──志倉さん自身の格闘ゲーム経験は,どのくらい「ファントムブレイカー」に活かされているのでしょう?
志倉氏:
僕自身は,カプコンさんやNEOGEOの一連のタイトルなどをずっとやってきています。
そういったタイトルと比較すると,「ファントムブレイカー」はキャラごとのコマンド入力がほぼ共通なので,別のキャラを試すときにコマンドを覚えなおす必要がないんです。そういう意味でも,初心者にやさしい仕様になっています。
──「ファントムブレイカー」に長島選手が参戦するとの表記もありましたが。
志倉氏:
ゲーム中のキャラとしては登場しません。
長島選手:
え? キャラ増やせるんですよね? 僕,モーションキャプチャーとか協力しますよ。
志倉氏:
2Dなんで,モーションキャプチャー要らないんですよね……(笑)。ともあれ,いまのところ長島さんにゲームに登場していただく予定はありません。
──「Steins;Gate」と「CHAOS;HEAD」のキャラが参戦するとのことですが,そうした追加キャラはダウンロードコンテンツ(DLC)として配信されるんですか?
志倉氏:
パッケージの中に隠し要素として含まれているものと,DLCで提供するものがあります。
──キャラの追加に合わせて,オンラインアップデートによるバランス調整はなされるのですか?
志倉氏:
追加されたキャラに合わせて,ほかのキャラの調整をするというのは,非常に難しいというのが事実です。
どちらかというと,追加キャラはイロモノだと捉えてください。「それ使っちゃズルいよね」みたいな感じで。
──「バレットソウル -弾魂-」は1980年代の2Dシューティングの要素を再現しているそうですが。
志倉氏:
今のゲームと当時のゲームの面白さをミックスしたらどうなるだろう,という考えが最初にありました。弾幕を避けていく美学がある一方で,そういった最近のトレンドとは異なる“どう撃破していくか”という形の魅せるプレイを目指しました。
──1980年代的な,いわゆる“裏技”の要素はあるんですか?
志倉氏:
まだ言えないですけれども,紹介した「乙」のような隠し要素はたくさんあります。ただ,1980年代当時の裏技というと,実態はほとんどバグ利用ですから。
──ありがとうございました。
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