スパイクは,2011年3月17日の発売を予定しているファンタジーRPG,
「Dragon Age: Origins - Awakening」(
PlayStation 3/
Xbox 360)の最新情報を公開した。Dragon Age: Origins - Awakeningは,2011年1月27日にスパイクからリリースされた
「Dragon Age: Origins」(
PlayStation 3/
Xbox 360)の大規模拡張パックで,本編のセーブデータを引き継いで,新たな冒険に挑めるというものだ。
アマランシン伯爵領の中心地,アマランシンの町
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Dragon Age: Originsに前後して欧米生まれのRPGが何本かリリースされ,ちょっとした“洋ゲーRPGブーム”が生まれたのも記憶に新しいところだが,そろそろ本編も終わり,新たな冒険に乗り出したいと思っている人もいるだろう。いるはずだ。
そういうプレイヤーのために今回明らかになったのは,プレイヤーと行動を共にする6人の
新たなパーティメンバーと,本作で初登場となる土地,
アマランシンについて。Dragon Age: Originsと同様,選んだ仲間によってストーリーが変わっていくというDragon Age: Origins - Awakeningなので,メンバー選びは重要だ。それぞれのバックグラウンドを熟読して,今のうちから候補を選んでおこう。まあ,直感でバシッといくのも悪くないけど。
また,
2011年3月9日に掲載した記事でもお伝えしたように,本作で登場する新たな冒険の舞台,アマランシン。フェレルデンの北東に位置する地域で,プレイヤーはダークスポーンの秘密を探ることになるというから楽しみだ。詳しくは以下のリリース文および,
公式サイトを参照してほしい
プレイヤーと行動を共にする
新たなパーティーメンバーを一挙公開!!
■アンダース
魔道士
他の魔道士の例に洩れず、アンダースもまた教会の支配に苛立ちを覚えていた。魔道士は若くしてサークルに連れて来られることが多いが、テンプル騎士団がアンダースを見つけた時、彼はすでに青年だった。彼はサークルの外の世界がどれだけ魅力的であるかを十二分に理解していたのだ。彼はその類まれなる才能を使って何度となく塔を脱走したが、そのたびにテンプル騎士団に捕えられ強制的に連れ戻された。幸運なことに、彼は教会と同じくらいブラッドメイジを嫌っていたため、呪術師として処刑されることはなかった。
彼が求めるものは自由のみ――いや、正確には自由と温かい食事と美しい女性のみである。
■ヴェランナ
魔道士
人間はデイルズエルフの土地を征服し、村々を焼き払い、エルフを奴隷とした。デイルズは人間によって言語や文化、そして歴史を失わされたのだ。
今日、デイルズエルフは森をさまよう放浪者となっている。それ故、ヴェランナの心が人間に対する憎悪に満ち溢れていても不思議ではない。部族の伝承者の一番弟子として育てられたヴェランナは、デイルズにとって何かを失うことがどれだけ辛いかをよく心得ている。自然の力を復讐のために用い、決して人間に服従することはない。ヴェランナの前に立ちふさがる者に、造形主のご加護があらんことを。
■シグルン
ローグ
死の軍団を脱退する方法は1つしかない。オーズマーの敵と一生戦い続けるという誓いを、文字通り完遂するのだ。
シグルンは自分が役に立たない屑ではないことを証明したいと切望していたが、生き残る望みのない戦いに身を投じるのは簡単なことではない。しかしながら無階級民と呼ばれる底辺のドワーフは、悲惨で危険な毎日を生き残るために自然と戦い方を覚えるものだ。シグルンはそうして最底辺の生活を生き抜いた。古い習慣というものは、一度身に着くとそう簡単には失われない。
■ナサニエル
ローグ
ハウ家はかつてフェレルデンにその名を轟かせた名家だった。しかしレンドン・ハウ伯爵がハイエヴァー公を裏切り、強欲にも公爵位を手に入れ、国王殺しに加担したことで、その名声は地に堕ちた。レンドンの息子ナサニエルは、自家の名誉が崩れ去る様を目の前で見ずにすんだ幸運な男だったが、父が犯した罪を一生背負うという運命から逃れることはできない。
ナサニエルはすべてを失い、自分の愛する父親を殺したグレイ・ウォーデンに復讐を誓った。あまつさえ、子供時代を過ごしたアマランシンの城をグレイ・ウォーデンが"占拠"しているという噂を聞き、行動を起こす決意をした。
■ジャスティ
戦士
フェイドの住人すべてが憤怒や傲慢といった悪い感情に支配されているわけではない。人の中に信頼や希望、慈悲、正義といったより高貴な性質を見出す者もいる。"ジャスティス"とは単なる名前ではなく、正義を重んじる自己そのものに対する呼称なのだ。
とある魔法が失敗したせいで、ジャスティスはフェイドから引き離され、グレイ・ウォーデンの亡骸にその魂が閉じ込められた。ジャスティスは命ある者の世界を理解しようとし、人間としての生き方に戸惑いながらも適応しようとしている。
■オグレン
戦士
オーズマーのオグレンと言えば、グレイ・ウォーデンの傍ら、フェレルデンで起きた第5次ブライトを戦ったことで有名である。ウォーデンの背中をその斧で守ったとも、単にウォーデンの威を借るドワーフだったとも言われるが、オグレンが戦場では野獣のように強かったことと、また無類の酒飲みだったことは事実のようだ。
アーチデーモンが倒された後、オグレンは昔の愛人フェルシと共に暮らすようになり、フェルシとの間に子を宿した。オグレンのことを知る者は皆、当時のオグレンは幸せそうに見えたという。しかしオグレンは生粋の戦士だ。彼は口癖のように言っていた。戦いで戦士を倒すことはたやすいが、戦士から戦いを奪うことはできない、と。
新たな冒険の地:アマランシン
アマランシン西部に広がるノットウッドの丘 |
死者の亡霊がさまようと言われるブラックマーシュ |
フェレルデン北東部の湾曲した沿岸に広がるアマランシン伯爵領。北に面したウェイキング海は荒れる海として知られ、北部の温かい海域で発生する嵐による被害にアマランシンの住民たちは悩まされ続けている。
この地を代々治めてきたのはハウ家であったが、フェレルデンでの狼藉を罰せられ、現在はグレイ・ウォーデンがその統治を任されている。