プレイレポート
クローズドβテスター募集中の「Forsaken World」を先行プレイ。ゲーム序盤の流れと,プレイヤーによってゲームが変化する“祈り”のシステムを紹介
今回,クローズドβテスターを募集中の本作をひと足先に体験プレイさせていただいた。序盤のプレイの流れを追いつつ,本作の見どころとなる“祈り”の要素や基本システムを紹介していこう。
※画像はすべて開発中のものです
定番から個性派まで,豊富に用意された種族と職業。キャラの見た目も多彩
まずはキャラクターメイキングから始めよう。種族とクラスは,ヒューマン,エルフ,ドワーフ,ジャイアント,ヴァンパイアの5種族と,ウォーリア,アサシン,ガーディアン,メイジ,プリースト,バード,ガンナー,ダークネスの8クラスが用意されている。
とはいっても,選択肢は非常に幅広い。1アカウントにつき最大8キャラまで作ることができるため,最初は直感のままに種族・クラスを選んでみてはいかがだろうか。
種族とクラス,それに性別を選ぶと,次は外見の設定だ。外見は,顔型,装飾,皮膚の色,髪型,発色(髪の色)の5項目をカスタマイズが可能。いずれもかなりのバリエーションが用意されており,発色(髪の色)に至ってはRGB・輝度を細かく指定できるため,2人として同じキャラクターはいない! と言ってもいいほど,多彩なキャラメイクが可能だ。
最後に誕生日・名前を設定すれば,キャラクターメイキングは完了となる。「誕生日に一体何の意味が?」と思うかもしれないが,誕生日とその星座は,プレイヤー同士のマッチング要素と密接に関わっているそうだ。
“祈り”を捧げつつ序盤をサクサクとプレイ
さて,ゲーム画面を見てみると,ステータスやスキルスロットなどのほかに,画面上部中央になにやら丸いアイコンが輝いている。最初にも述べたとおり,本作は“祈り”がゲームの重要なキーワードとなっており,「紀元」と呼ばれるこのアイコンをクリックすることで“祈り”を捧げることができるのだ。
この「紀元」,ゲーム開始当初の時点では「混沌紀元」と表示されているが,プレイヤーたちが“祈り”を捧げていくことでサーバー内の「紀元マイレージ」が溜まると,次なる「紀元」へと変化する。すると,通常のアップデートとはまた別に,新たなマップや敵モンスターなどが解禁されていく。「Forsaken World」を遊ぶ全プレイヤーの行動が,ゲームの展開自体を左右していくこととなるのだ。
また,“祈る”ことのもう一つのメリットとして,プレイヤーキャラクター自身に対して経験値とアイテムが授けられ,さらに一定時間のバフがかかる。バフの効果はランダムのため指定できないが,あって困るものではないので,積極的に“祈る”ことを心がけよう。
なお,ゲーム序盤のチュートリアルパートでは“祈り”の効果が少々異なっている。“祈り”を行える周期が短く設定されており,祈ることで,序盤で役立つ特別なアイテムや装備品がプレゼントされるのだ。
序盤のストーリークエストは簡単なお使いをこなすものが中心だが,本作にはクエスト一覧からクエスト名をクリックするだけでプレイヤーキャラが目的地へと自動的に歩いてくれる機能がある。方向音痴なプレイヤーでも安心だ。
いくつかクエストをクリアしていくと,武器を手に入れ,モンスター退治のクエストに挑むこととなる。本作はキーボード・マウスどちらでも操作可能となっているが,基本攻撃をするには相手モンスターをクリックするだけでOK。あとは自動的に連続で攻撃してくれる。
ダークネス特有の能力として,コウモリに変身するスキルがある。序盤のクエストで習得可能だ |
ヴァンパイアの代名詞ともいえるドラキュラ。ドラキュラといえば,ヒゲ面の渋い顔立ちが想像されるが,本作のドラキュラは――ち,小さい!? |
また,通常攻撃やスキルのほかにも「XPスキル」というものが存在する。これはモンスターを倒すことで溜まる「魂力」を消費して発動させる,いわば“超必殺技”だ。ダークネスが一番最初に使えるようになる「ブラッディロンド」でさえ,一撃で周囲のモンスターを一掃するほどの強力な威力である。しかも使用に必要な魂力もすぐに溜まるため,積極的にXPスキルを使ってこの爽快感を存分に味わってみてほしい。
いざ,自由の港へ! 遊び応え満載のコンテンツがプレイヤーを待つ
自由の港に,太陽の光が燦々と降り注ぐ。ヴァンパイアの身ではあるが,日光を浴びてもとくに支障はないようだ |
まずはペットシステムから紹介しよう。ペットは多くのMMORPGに実装されているが,本作ではペットが戦闘に参加可能で,育成の仕方によって修得するスキルやパラメータの上昇値なども細かくカスタマイズできる。ペットにできるモンスターの数もかなり多いようなので,これだけでもかなりやり込み甲斐がありそうだ。
また,キャラクターメイキングの際に選んだクラスのほかに,「サブクラス」という要素もある。このサブクラスは,戦闘に関係したものではなく「錬金術師」「料理人」「商人」など,アイテムの生成や売買などに関係するものが中心。特定のクエストをクリアした際に獲得するポイントを割り振ることによって,各サブクラスに就き,特有のスキルを身に付けることができる。レアなモンスターをペットにする際には「魔獣使い」のスキルが必須となるなど,特定のサブクラスに就いていないとできない行動もあるようだ。ポイントさえあれば,同時に複数のサブクラスを習得できる。
このほかにも,ギルドシステムやパーティマッチング,システムイベント,クエスト一覧など,紹介しようにもしきれないほどのコンテンツや便利機能が多く揃っている。βテストの段階ですでに至れり尽くせりの状態となっており,今後のさらなるアップデートにも期待がかかる。以下に,スクリーンショットとともに各システムを簡単に紹介していこう。
また,すでに海外でサービスが開始しているタイトルだけに,日本版独自の追加要素も気になるところ。運営スタッフに伺ったところ,どうやら開発元と協力して“ある仕掛け”を用意しているそうだ。詳細はまだ明かせないようだが,こうした追加要素にも期待である。
このように,「Forsaken World」は“祈り”などの独自要素を用意しつつも,MMORPGで求められる基本的な要素がしっかりと揃っている。「Perfect World」で好評を得ている完美世界ならではの作り込みの密度と丁寧さは,まさに“正統派”の西洋ファンタジーと呼ぶにふさわしい出来といえよう。今回の先行プレイではその中からほんのさわりの部分しか紹介できなかったので,これ以上はぜひ,実際にプレイすることで思い思いに楽しんでほしい。
現在募集中のクローズドβテスターについては,すでに募集人数5,000名の応募枠が埋まってしまっており,3000人の追加募集が行われており,追加募集でも1000名分の4Gamer枠を用意していただいている。応募期限は5月22日(日)23:59までとなっているため,急いで応募しよう。
クローズドβテスト応募はこちら
「Forsaken World」公式サイト
- 関連タイトル:
Forsaken World MOONLIGHT PRAYER
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