ワークステーション向けGPUの新製品「FirePro W9100」登場。倍精度2.62TFLOPSを実現して約65万円

　2014年4月8日，エーキューブは，AMDの新世代ワークステーション向けグラフィックスカード「FirePro W9100」を2014年夏に発売すると発表した。代理店による参考価格は64万8000円（税込）。Hawaiiベースで倍精度浮動小数点演算性能2.62TFLOPS，グラフィックスメモリ容量16GBを誇る新製品は，4K解像度における複数のタスク処理がターゲットとなっている。




株式会社エーキューブ（本社：東京都千代田区、代表取締役：武藤和彦）は、3Dグラフィック アクセラレータ AMD FirePro 3D Graphicsシリーズより、大容量16GBメモリ搭載、PCI Express 2.0×16バス対応、Mini DisplayPort x6 搭載アクセラレータ「AMD FirePro W9100」を発売いたします。
「AMD FirePro W9100」は、大容量 16GB GDDR5メモリを搭載しており、高性能画像および多画面ソリューションの提供に最適な製品となっております。

【製品について】
「AMD FirePro W9100」は、16GB GDDR5メモリを搭載、Mini DisplayPortコネクタを6つ搭載しており、各々で最大解像度4096×2160をサポートいたします。
大容量メモリを搭載することで、エンジニアやデザイナは大容量のデータセットと複雑なモデルをストレス無く処理することができます。またATI FireProのユニファイド・シェーダ・アーキテクチャは、今日のエンジニアリング・ソフトウェアやアニメーション・ソフトウェアのスループットを極限まで高めます。

AMD独自のAutoDetect機能は、複数のプログラムを同時に実行している場合でも、各ユーザの使用するソフトウェア・アプリケーションに基づき、グラフィックス・ドライバを自動的に最適化することができますので、エンドユーザは複数のアプリケーション間を移動する場合でも、アプリケーション別の設定をマニュアルで調整する必要がなくなりました。
AMD FirePro ワークステーション・グラフィックス・アクセラレータは、アプリケーション別の堅牢な認証プロセスを採用することで、グラフィックス・プロフェッショナルが期待、信用する高水準の信頼性を保証することができます。すべてのAMD FireProシリーズは、ユニファイド･ドライバの活用によってインストール、展開、メンテナンスを簡素化する一方、Windows 8, 7のサポートによって、将来的な互換性を実現します。6系統のMini DisplayPortを標準でサポートすることで、大型のディスプレイや高解像度(4K)に対応し、かつ1台のワークステーションで2枚のグラフィックスカードを使用し、12台のディスプレイを駆動できるマルチカードのサポートによって、出力時の柔軟性が最大限に高まります。さらに、ストリーム・コンピューティング・アプリケーションは、物理演算や構造解析、財務モデリングなどの演算を多用するタスクでGPUの超並列処理機能を活用することができます。

「AMD FirePro W9100」は、 2014年夏より出荷開始、全国のパソコン小売店・量販店で中心に販売されます。

AMD FirePro products についての詳細は、 下記WEB をご参照ください。
http://www.amd.com/us/products/workstation/graphics/Pages/workstation-graphics.aspx
http://www.acube-corp.com/products/firepro-3d-graphics/

【製品仕様】
■製品名：AMD FirePro W9100
■型番：FPW91-16GER
■JANコード：4571255799040
■バス：PCI-Express 2.0×16
■メモリサイズ：16GB GDDR5
■ディスプレイ出力：Mini DisplayPort ×6
■出力：Mini DisplayPort ×6
■最大消費電力：275W
■冷却方法：アクティブ冷却ファン
■最大サポート解像度：Mini DisplayPort：4096x2160
■発売時期：2014年夏
■参考販売価格：オープンプライス（税込）