GNソフトウェアは,PlayStation 3用ソフト「
涼風のメルト - days in the sanctuary -」を2011年冬に発売することを,本日(7月30日)付けで発表した。
本作は,2010年にPCゲームブランドWhirlpoolから発売された恋愛アドベンチャー「涼風のメルト」をPlayStation 3に移植した作品だ。
舞台は,古くから精霊達が暮らすと伝えられてきた森と,その側で急速に発展を遂げた御代町(みしろまち)。この土地の神に仕えた神官の血を引く主人公,瀬川彰人(せがわあきひと)が,ある日奇妙な生き物を目撃したことから,本作の物語が幕を開ける。
PlayStation 3へと移植されるにあたって,新シナリオと新規イベントグラフィックスが追加される。また,画面比率はPlayStation 3版で追加された16:9と,PC版同様の4:3の二つから選択可能になるという。
今回は,攻略可能ヒロインと本作のプロローグも掲載するので,ぜひ目をとおしてほしい。
●ストーリー紹介
精霊たちが暮らすと伝えられている広大な森。
その奥には、土地神の住む場所があるという。
土地神は御代(みしろ)と呼ばれたその地を守護し、そこに住まう人々の願いを叶えてきたと伝えられている。
小さな村だった御代の地は今、大きな街となっている。
御代街(みしろまち)と名を変え、急速な土地開発で発展を遂げた街は、高層ビルが立ち並び、夜でも明かりが消えることはない。
いつしか、人々は次第に伝承を信じないようになっていった。
それでも、10年に一度、土地神に感謝を伝える“土地神祭”(とちがみさい)が開かれる年には、街はいつにも増してにぎわいを見せる。
御鷹ヶ丘学園(みたかがおかがくえん)に通う男子生徒・瀬川彰人(せがわ あきひと)は、土地神に仕える神官の血を引くため、祭でも神官役を務めることとなった。
そして巫女役には、幼なじみの椿捺菜(つばき なずな)が選ばれる。
神官役は引き受けたものの、伝承など信じていなかった彰人は、所属している郷土史研究部の面々と、騒がしくも楽しい、ごく普通の日常を送っていた。
しかし彼はある日、今まで見たこともない奇妙な生物を目撃してしまう。
どうやら、その生物は他の人の目には見えていないらしい。
戸惑う彰人に、捺菜は信じがたい真実を明かす。
彰人が見た生物は、伝承に登場する“精霊”だというのだ。
精霊を帰そうと言う捺菜に連れられ、森の奥へと向かう彰人。
そこには、“禁足地”と呼ばれる、精霊と土地神の住む場所があった。
美しい少女の姿をした土地神と出会った彰人は、土地神と捺菜に頼まれ、部活の仲間たちの協力も得て、街へと迷い出てしまった精霊を森に帰す手伝いをすることになる。
そうして、土地神や精霊と関わっていくうちに、彰人たちは時代を超えた運命に巻き込まれていく。
それは、遥か昔から現在まで続く、人の強い想いが結んだ絆。
古き伝承と現代の文明が交差する街で、また新しい物語が紡がれる……
キャラクター紹介
■身長・体重:158cm 47kg
■スリーサイズ:B85 W57 H83
■誕生日:7月7日
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隣に住む幼なじみ
椿 捺菜 (つばき なずな)
CV:遠野そよぎ
『うんうん。それならわたしに感謝しないといけないよね』
彰人の隣の家で暮らす幼なじみ。
彰人とは物心がついた頃からずっと一緒。
両親が不在で一人暮らし状態の彰人に対し、何かと世話を焼きたがる。
料理の腕は人並みだが、彰人の好みを熟知しているので、彼にとって最高に美味しい料理を作ることができる。運動は苦手だが勉強は得意で、テストの時には彰人と学年トップ争いをするほどの成績を誇る。実は周囲には秘密で、土地神に巫女として仕えて身の回りの世話をしている。
■身長・体重:165cm 45kg
■スリーサイズ:B80 W56 H81
■誕生日:10月10日
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行動派の郷土史研究部長
榎本 佳華 (えのもと よしか)
CV:五行なずな
『これも運命だわ! あなたも郷土史研究部に入るべきよ!』
彰人と捺菜のクラスメイト。
土地神信仰に関する研究に情熱を燃やす郷土史研究部の部長。
持ち前の男勝りで行動的な性格で、部員を引っ張っていく。
研究に対してあまりにも熱心なために、時には暴走してしまい、彰人たちを巻き込むこともしばしば。背が高くスレンダーなモデル体型なのだが、本人は胸が控えめなのをかなり気にしているらしい。
エッチな話題は相当苦手なようで、そういう話になると真っ赤になったり、思わず暴力を振るってしまったりすることも。
■身長・体重:152cm 43kg
■スリーサイズ:B79 W54 H81
■誕生日:4月4日
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妹思いの転入生
楸木原 羽衣 (ひさぎはら うい)
CV:みる
『すみません。転校してきたばかりなので、不慣れで……』
季節外れの時期に転入してきた彰人の後輩。
病気がちな妹・優衣と一緒に御代街に引っ越してきた。学園で昼食の購買争奪戦に敗れたところを彰人に助けられたのがきっかけで、郷土史研究部に入ることに。
両親の仕事の都合で転校を繰り返し、両親が家を空けることが多かったためか、幼い見た目に反して意外にしっかり者。
家事全般も一通りこなせるが、おばあちゃん子だった影響で、洋食より和食が得意だったりと、ちょっと古めかしいところも。
■身長・体重:162cm 46kg
■スリーサイズ:B87 W57 H85
■誕生日:8月8日
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おっとり癒し系令嬢
柊 月音 (ひいらぎ つきの)
CV:松田理沙
『ではお茶の用意をしますね。何か好みのお茶はありますか?』
郷土史研究部の最上級生。
先代の部長だったが、佳華が入部すると早々に部長の座を譲り、自らは一歩引いた位置で後輩を見守っている。
穏やかでおっとりした性格の持ち主で、周囲を癒してくれる存在。
部活ではいつも美味しいお茶を用意して部員たちを和ませている。
部室に置いてあるティーカップはどれも高級品で、家はかなりのお金持ちという噂。
月音は犬だと言い張るが、どう見ても犬には見えないショコラという名の謎のペットを飼っている。
■身長・体重:155cm 43kg
■スリーサイズ:????
■誕生日:????
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御代の土地神
涼 (すず)
CV:海原エレナ
『ありがとうございます。精霊に代わってお礼を言わせていただきますね』
遥か古より御代の地で“土地神”として祀られている存在。
彰人の先祖である神官と出会い、御代の地に留まったとされる。
森の奥深くに結界を張った“禁足地”で精霊と共に暮らしている。
外見は彰人たちと同じ年頃の少女。
人間との接触は避けているが、現代の文化には興味があるらしく、巫女である捺菜からいろいろな知識を仕入れている様子。
言葉を発することはないが、念話というテレパシーのような力を使うことで捺菜とは会話をすることができる。
瀬川 彰人 (せがわ あきひと)
『俺にできることがあったら協力するからな。遠慮するなよ?』
本作の主人公。御鷹ヶ丘学園2年生。
学年トップクラスの成績を誇り、運動神経もかなり良い優等生。頭はいいはずなのだが、熱血しやすさや必死さがバカっぽく見えることも。
御代の地に土地神を留めたとされる神官の子孫で、土地神祭では儀式の神官を務めることとなる。
両親が仕事の都合で家を空けることが多く、捺菜に世話を焼かれている。