プレイレポート
「ユグドラシル」10月29日20:00よりオープンβテスト開始! 低スペックPCでも楽しめる入門者向けMMORPGの実力は?
本作の大きな特徴は,低スペックのPCでも動作し,MMORPGの初心者でも楽しむことができ,なおかつ豊富なコンテンツを用意しているということだ。今回,クローズドβテストのサーバーで実際にプレイする機会を得たので,その概要をレポートしていこう。
「ユグドラシル」の開発元は「LEGEND of CHUSEN 2 -新世界-」や「Forsaken World」などのタイトルでお馴染みの完美世界である。従来の同社タイトルの多くでは「Angelica」エンジンが用いられているが,2.5Dである本作においては,新開発の「Cube」エンジンを採用。このエンジンの大きな特徴は,とにかく“動作が軽い”ことだ。そのため本作クライアントの必要スペックも非常に低く,CPUはCeleron/800MHz以上,メモリは256MB以上と,何世代も前のノートPCや最近のNetbook(さすがに初期のNetbookではきつい)でも軽々と動作可能となっている。MMORPGを友達に勧めてみたいのだが,PCスペックの関係で,かなり地味なものしか無理そう……といった場合にも有力な選択肢となるだろう。
また,本作には“バトルアシスト”システムやペットシステムなど,初心者でも快適に遊べるようなシステムが多数揃っている。序盤は,操作のチュートリアルも細かく用意されており,レベルアップもサクサク進むなど,これまでPC環境やゲームとしてのハードルの高さを理由にオンラインゲームを遊べなかった人でも快適にプレイできるMMORPGとなっているのだ。
まずは始めてみよう! サクサクと進む序盤の流れを見る
舞台となるのは,オーディンとロキの全面戦争から3000年後の世界。ロキの復活を目論む悪霊軍団(スカージ)に狙われた街・アトランティスを救うため,ヴァルキリーによってプレイヤーが召喚されるところから,本作の物語は幕を開ける。ストーリー上では,プレイヤーは,過去の戦いで戦死した英雄という設定となっている。
本作で選択できる職業は,
グラディエイター(近接系:斧)
パラディン(近接系:剣,盾)
アサシン(近接系:短剣)
アーチャー(遠隔系:弓)
メイガス(魔法系:杖,攻撃)
プリースト(魔法系:杖,治癒)
ダークナイト(近接系:爪/剣,Buff,Debuff)
ダンサー(補助系:楽器,Buff,治癒)
の全8種類。キャラクターメイキングでは職業のほかに,誕生日,性別(ダンサーのみ女性限定),髪型,顔型,アイコン(ステータスの横に表示)を設定できる。
グラディエイター |
パラディン |
アサシン |
アーチャー |
メイガス |
プリースト |
ダークナイト |
ダンサー |
各クラスのスキル一覧はこちら
クエストを始めてみると,フィールド上では敵モンスターとNPCが常に戦いを繰り広げていることが分かる。ヴァルハラも窮地に陥っているようだ。味方のNPCもいて,プレイヤーの戦いに加勢してくれることもある。
前者はHPやMPが一定値まで減ったところで回復アイテムを自動使用するというもので,後者はスキルの使用やアイテム拾得,さらにはモンスター討伐までもが自動化できる機能だ。回復アイテムが毎日支給されることもあって,自動回復をあらかじめセットしておくだけでも,初心者はかなり快適にプレイできるだろう。
ここでのクエストは,いわゆる「おつかいクエスト」が中心なため,オートラン機能を利用すれば非常に簡単にクリアできる。クエストの褒賞として経験値や装備品を獲得していくので,最初のボス戦に辿りつく頃にはそれなりの強さになっているはずだ。序盤は,1クエスト完了で1レベル上がるような設定なので,レベルアップと同時に体力も全回復し,死ぬようなことはまずない。
アトランティスは,ラグナロクで崩壊した世界における人類最大の街である。ここには多くのショップや施設があり,プレイヤー同士の交流も非常に盛んだ。
本作では,クエスト攻略によって得られる経験値が大きく,レベル60台までは非常にハイペースでレベルアップしていく。ちなみに,普通のプレイヤーなら,2,3日でレベル45に到達するくらいに調整されている。同時に,攻略するにつれて装備,ペット,騎乗ペットなどがどんどん手に入っていく。
また,レベル11になると,いわゆる初心者ギルドにあたる“エリートナイツ”に自動所属となるため,ほかのプレイヤーと交流するきっかけにもなるだろう。
ダンジョンやペットなど,やり込み系要素も
通常,この手のダンジョンはパーティでの挑戦が必須となりそうなものだが,3段階の難易度のうち,初級・中級に関してはソロでも攻略可能なものとなっている。基本的に,初級でも最初はパーティが推奨なのだが,ある程度のレベルと装備があれば十分にソロでの攻略が可能。装備次第では中級まではソロで行け,パーティで挑む場合でもパーティ構成にはほとんどこだわらなくていい。ただし,上級だけは盾職とヒーラーを用意することが望ましい。
今回用意してもらったキャラクターは最上位装備に身を包んでいたので,危なげなく大ボスもクリア。もちろんレベルや装備によって難度は変わってくるが,初級のソロ挑戦は,一般プレイヤーでも十分手が届くバランスになっているようだ。見事,ダンジョンの大ボスを倒せば,高確率でゴールド装備や貴重なアイテムが手に入る。本作ではキャラクターの装備の部位が細かく分かれているため,その分,レアな装備品の入手確率は高めに設定されている。手に入る装備のパラメータの一部はランダムになっているので,何度も挑戦することになるだろう。
敵モンスターの多くがテイミングに対応しており,ペットのパラメータにもランダム要素が取り込まれている。強いペットを手に入れるためにペット狩りに勤しんでいる人も少なくないとのこと。とくにプリーストとダンサーは,自分のペットにもヒーリングをかけることができるので,ポーションを消費しなくて済む分,ペットを絡めた戦い方を極めることができそうだ。
ストーリー上で出現するボスモンスターについても,特定エリアで再登場した際には捕獲可能となっているものもいる(もちろん捕獲できる確率は低いが)。CBTの段階でもすでに巨大なボスモンスターを連れ歩いているプレイヤーがいたらしく,周りに差をつけたいプレイヤーならば見逃せない要素といえそうだ。
このほかにも,曜日ごとのデイリークエストが大量に用意されており,プレイヤーを楽しませるコンテンツが,とにかく豊富に用意されている。
さらに,10月29日20:00から開始されるオープンβテストではレベルキャップの開放や新マップ・新ダンジョンの追加など,さらなるコンテンツの追加も予定されているそうだ。
「ユグドラシル」公式サイト
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