プレイレポート
[TGS 2011]PS Vita用ソフト「ASPHALT: INJECTION」は夢のスーパーマシンで公道を爆走するレースゲーム
本作はフェラーリやランボルギーニなど,いわゆるスーパーカーが多数登場し,実在の都市をモチーフにした公道コースを爆走するタイプのレースゲーム。コース上には一般車両も走っており,ぶつかると当然ながらクラッシュしてタイムロスしてしまう。
開発はゲームロフトで,スマートフォンでリリースされている「アスファルト」シリーズの流れを汲む作品となっている。
プレイヤーが操作できる自動車は,いずれもニトロが搭載されており,ただでさえ速いスーパーカーでさらに加速できたり,ドリフトで豪快にコーナーをクリアできたりする。ニトロを使用すると専用のゲージが減っていくが,これは路面に落ちているアイテムを入手したり,ドリフトなど特殊なプレイをしたりすることで回復できるようだ。
また,ライバルをクラッシュさせたり,コース内に隠されたショートカットを見つけたり,看板などを破壊したり……といった行為に対して,お金が入る仕組みになっている。ゲームの解説してくれたコンパニオンのお姉さんが,車を選ぶ際に「乗りたい車を買ってください」と言っていたので,おそらくゲーム内で貯めたお金は,新たな自動車を買うのに必要になるのだろう。
今回出展されたバージョンは,Ferrari 458 Italia,同じくF50,Lamborghini Reventon,同じくCountach 25th Anniversary,Pagani Huayraの5台が使用可能であった。いずれも数千万円〜1億円を超える夢の超高級マシンである。ほかにもアストンマーチン製やメルセデス・ベンツ製など多数の自動車が合計50台以上が収録されており,そのどれもがライセンスを取得し,すべて実名で登場する。
デモで遊べたのはAIカーを相手にしたソロプレイだったが,製品版ではオンラインに対応しており,最大8人プレイまでサポートされる。
今回はジャイロセンサーと,タッチパッドによる操作の2つを実際に試してきたので,それぞれ紹介していこう。
ジャイロセンサーによる操作は,本体を傾けることでその方向に曲がるので,非常に直感的なプレイが可能だ。Rボタンでアクセル,Lボタンでブレーキという操作になるが,やはり最初はどれくらい傾ければいいか分からないので,感覚をつかむために何度か遊んでみる必要はある。また,PS Vita本体をステアリングのように使うため,マシンを後ろから見る三人称視点ではなく,ドライバービューなどの主観視点にして遊ぶといいかもしれない
続いてはタッチパッドでのギア操作に関するプレイフィールだ。こちらはタッチパッドの右側がシフトアップ,左側がシフトダウンとなり,自動車の制御は左スティックとボタンによって行う。操作の仕様上,マニュアルトランスミッション時のみ使用可能で,普段はオートマ操作でレースゲームを遊んでいる筆者としては,少々操作に苦労させられた。しかし,慣れてくるとギアのコントロールも自然と行えるようになり,気持ちよく走れそうだ。
二通りの操作で遊んでみた印象として,どちらもPS Vitaならではの機能を,うまくゲームに落とし込んでいる印象を受けた。登場する車種はいずれもハイスピードを出せるうえ,ニトロを使ってさらに加速した走りを楽めるため,遊んでいて非常に爽快なゲームであった。
ゲームの作りとしては非常にアーケードライクで,普段レースゲームを遊ばない人でも手軽に楽しめそうだ。開発進行度は100%とのことだが,発売日は現時点では未定となっている。
- 関連タイトル:
ASPHALT: INJECTION
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