インタビュー
「不思議のダンジョン」のノウハウと,オンラインゲームならではの要素が融合。OBT開始間近の“箱庭MMORPG”「お宝発掘 ホリキング」の魅力を紹介
本作は,企画/運営をゲームポット,開発作業をスパイク・チュンソフトが担当しているブラウザゲームだ。これだけでも「おやっ?」と思う人はいるだろうが,元のタイトル名が「2032 Diver City」であることを聞けば,ピンと来る人も多いだろう。同作では2011年9月に一度βテストが行われたのだが(関連記事),当時のフィードバックを受け半年間の調整期間を設け,このたび装いも新たに再スタートすることになったのだ。
もちろん変わったのはタイトル名だけではなく,ゲームコンセプトの根底から大きくパワーアップしており,ほとんど完全新作と言っていいレベルの進化が見られる。スパイク・チュンソフトが持つ「不思議のダンジョン」のノウハウに,ゲームポットが得意とするオンライン要素がうまく融合しており,かなり意欲的なタイトルに仕上がっている。
今回はオープンβテストの実施に先駆け,ゲームポットの運営スタッフにホリキングの見どころをあらためて聞いてきた。
「お宝発掘 ホリキング」公式サイト
「お宝探しRPG」に「ハウジング&SNS」の要素がミックス
たとえば自分の家をカスタマイズしたり,自分の敷地内から直接ダンジョンに繰り出したり,あるいは他プレイヤーの家を訪れたり,仲間同士でコミュニティに参加したりして遊ぶことができる。これらの追加部分は,“ハウジング”と“SNS”がミックスされたものに近いイメージである。
バックグラウンドストーリーを軽く紹介すると,このゲーム内世界では,巨大隕石の落下によって,既存文明が地中に埋まってしまっている。マイキャラ達は“発掘隊”の一員として地下を掘り進み,レアなお宝を持ち帰り,地上世界を復興していく。そして誰よりも優れた“掘る王様”(=タイトル名のホリキング)を目指していくのだ。
“不思議のダンジョン”らしさも盛り込まれたお宝探し
マイキャラは,土壁を掘ったり,モンスターと戦ったりする際に役立つさまざまなアイテムを装備できるが,一般的なRPGのような“武器”とは一味違う。
代表例をいくつか紹介していくと,序盤で手に入る“ピッケル”は,掘る用途でも戦う用途でも,そこそこのレベルで扱える。一方“ドリル”は掘るスピードは格段に速いものの,消費型のバッテリーが必要で常に使えるわけではない。
“ハンマー”は敵とのバトルには最適だが,掘る用途にはあまり適さない。そして“ナイフ”は,完全に戦闘特化の装備となっており,掘ることにはまったく向かない。ほかにもさまざまな種類があり,それぞれ“掘削力”と“攻撃力”のパラメータが違っているのだ。
ダンジョン内には金塊や宝石のほかにも,多種多様なお宝が眠っている。既存文明が地下に埋まっているという世界設定であるため,一見「なんでこんなものが?」という突拍子もないものを発見することも多い。たとえば,“一軒屋”などのオブジェがダンジョンに埋まっているのだが,ホリキングのマイキャラはなんと,それらを丸ごと抱えて地上に持ち帰るという荒業が可能だ。
そのほか,お宝で見逃せないのは,“メテオライト”なる宝石を大勢のマイキャラが持ち寄ることで,“挑戦ダンジョン”と呼ばれる特別なダンジョンに侵入できること。通常用意されているダンジョンは定期的にリフレッシュされる(掘り尽くされてもダンジョンがメンテナンスで再生される)のだが,挑戦ダンジョンは発掘隊と呼ばれるグループごとで持ち寄った“メテオライト”の数が一定数を超えることで生成され,他プレイヤーとの攻略を競うことになる。いわゆるPvPのシステムこそ無いが,ホリキングではこういった形で他プレイヤーとの競争要素も,今後実装する予定だという。
ソーシャルゲームらしさも取り入れた地上部分
本作品はクォータービューのブラウザゲームということもあり,ぱっと見,近年人気のソーシャルゲームとはひと味違う魅力を感じさせる。地下での宝探し要素はなかなか奥深く,思いのほかガッツリ遊べるタイトルに仕上がっている。宝探しで発見できるモノの中には,ハウジングの際に飾りつけできるオブジェクトもたくさん用意されており,止めどきが難しいタイプの作品かもしれない。
なお,ポイントを集めて“ホリランク(掘りランク)”を上げることで建てられるようになる施設の中には,宝探しの際に役立つものもいくつかある。より強力なドリルやハンマーなどを作るための工場や,自分専用のダンジョンを作ったり,パーツを集めて掘削用のロボットを生産したりすることも可能だ。ちなみに本作には,個人所有の前線基地のほか,大勢のキャラクターが行きかうロビーエリア的な前線基地も用意されている。
「ホリキング」では近日中にオープンβテストが開始!
「お宝発掘 ホリキング」公式サイト
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