レベルファイブは本日(2012年3月19日),5月17日に発売予定のニンテンドー3DS用ソフト「
GUILD01」の最新情報を公開した。
本作は,グラスホッパー・マニファクチュアCEO 須田剛一氏,ビバリウム代表 斎藤由多加氏,レベルファイブの松野泰己氏という著名クリエイターと,お笑いタレント アメリカザリガニの平井善之氏の4人が手掛ける,4本の作品が収録されたタイトルだ。
今回はその中から,松野泰己氏が手掛けるRPG
「クリムゾンシュラウド」の続報をお届けする。
本作は,ボードゲームやテーブルトークRPGのように,駒(フィギュア)やダイスを使った直感的なゲームシステムが特徴のRPGだ。その
ゲーム進行方法や,
ダイスロールシステムの概要,
新キャラクター情報などが明らかとなっているので順に紹介していこう。
「クリムゾンシュラウド」続報
■クリムゾンシュラウドの世界
●聖遺物(ギフト)について
もともとこの世界に“魔法”は存在しなかった。歴史的には千年ほど前、“暗黒時代”と呼ばれた戦乱の時代に魔法が発見されたらしい。詳細な記録はないが、そこでもたらされた魔法が世界を大きく変えることになった。
魔法の行使には、呪文と触媒となる“聖遺物(ギフト)”と呼ばれるマジックアイテムが必要だ。また、ギフト毎に行使可能な魔法が異なる。基本的に1つの魔法につき1つのギフトが必要という対の関係になっている。ただし、例外もあるようだ。
“真紅の聖骸布(クリムゾンシュラウド)”とは、それらギフトの中でも極めて伝説的なオリジナルギフト。第一世代の1つとも、それら第一世代を生み出した原初のオリジナルとも噂されている。だが、これまで数多くの冒険者や研究者が探し求めたが発見には至らず、真偽の不明な噂と情報だけが残った。
法王庁はその存在を認めておらず、異教徒の戯れ言であるとの立場を崩していない。だが、法王庁が否定すれば否定するほど、人々はその存在を信じ続け、富と名声を求める多くの冒険者は探索の旅へと出かけるのである。
●ラハブの黄金宮(The Sun-Gilt Palace Of The Rahab)
“真紅の聖骸布(クリムゾンシュラウド)“が隠された伝説の遺跡と噂される場所。
その存在については古来より噂の域を出なかったが、ジオークらはわずかな手がかりを元にこの宮殿へたどり着いた。
ラハブの黄金宮は正確に切り出されたライムストーンを緻密に組み合わせて建造された。青いラピスラズリから作られたレリーフが外壁を飾り、観る者を圧倒させる豪華絢爛な宮殿だったと伝えられている。夕方、陽が沈む頃、夕日に照らされたこの宮殿はまるで黄金で作られたかのように輝いたと言われており、それが“黄金宮”の由来であるようだ。
ジオーク達が目にしたラハブの黄金宮は無残にも朽ち果てた遺跡であった。天井は落ち、樹木の侵蝕も激しい。また黄金宮が存在する巨大な渓谷は“咎人(とがびと)の谷”と呼ばれ、王国の治安の行き届かない無法地帯である。そのため、遺跡近隣には盗賊やゴブリンなどのモンスターの巣窟になっているようだ。
■シンプルで直観的なプレイスタイル
マップサンプル
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本作では、プレイヤーの分身となる駒(フィギア)を、ゲーム盤の様にマップを移動させていくことで、ゲームが進行していきます。マップの移動先(マス目)によって、様々なストーリー、イベントが展開したり、モンスターとの激しいバトルが発生する仕組みとなっています。
シンプルかつ直観的な移動方法で、ストレスなく、マップを探索できるのも本作の魅力のひとつです。
■プレイヤーの決断が、運命を切り開く!!
●重厚なテキストが、ストーリーを盛り上げる。
既報のとおり、本作のドラマシーンは、アドベンチャー形式で進行していきます。今回ご紹介するシーンは、ゲーム冒頭。フロウが何者かに、保護されるシーンから、この物語が始まります…。
●待ち構える、決断の数々
ドラマの途中には、様々な決断がまっている。
プレイヤーの決断次第で物語は様々な側面を見せはじめます。
●新たな選択枝が?!
左の画面にはない、第3の選択枝を確認することができます。
シナリオには、1度のプレイでは見ることのできないものも用意されているようです。
■プレイヤーの命運を握る「ダイスロール」
本作には、選択枝同様に、ストーリーに大きな影響を与える要素が用意されています。それが「ダイスロール」です。
ストーリーの局面において、プレイヤーの前にダイスが提示されます。本作では、提示されたダイスの出目の合計によっても、イベントが変化することがあります。
■己の運命をダイスに託す!
【ダイスロール画面】
タッチペンでダイスを掴み、盤上にロールします。まさに、その先の運命はダイスのみぞ知る。己の行く末をダイス(運)に委ねることも、ある意味、人生のロールプレイと言えるかもしれません。
ダイスの出目によって、成否判定が発生。
成否の結果、イベントシーンが様々に変化します。
■新キャラクター公開!
フロウ(Frea)
ジオークの相棒。呪術師。
この世界では“聖遺物(ギフト)”を用いれば誰でも魔法を使えるが、その魔法をより効果的に行使できる能力を有するのが呪術師といえる。フロウはそうした呪術師を輩出してきたクッシュ族が出自。
幼年時代から修行した呪術スキルを駆使して魔法をより効果的に行使するのが得意。肉弾戦を得意とするジオークやリッピを背後からフォローするのがフロウの得意とするところだ。
フロウの3Dモデル
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【クッシュ族】
クッシュ族は土地を持たず国境を越えて彷徨う移動生活者の氏族。彼らは邪教の民と忌み嫌われており、往々にして差別の対象として虐げられることが多い。
たしかに、クッシュ族は宗教を異とし、法外の者(アウトロー)として生活を続けている。事実、彼らは国家や民族、宗教などあらゆる慣習を超越した“知識”こそが全てと信奉する流浪の民である。
一方で、魔道や占星術に長けており、“聖遺物(ギフト)”が存在しない時代を知る者達からは“道を示す者”として一定の信頼を受けていたようだ。