イベント
無料通話・チャットアプリ「カカオトーク」と連動した「カカオゲーム」の国内サービスが本日スタート
まず発表会では,同社の代表取締役社長 朴 且鎭氏がカカオトークの特徴や現状を紹介した。
2010年3月にサービスが始まったカカオトークだが,簡単に説明すると,スマートフォンで無料通話やチャットが行えるアプリで,iOSやAndroid,BlackBerry,Windows Phoneといったスマートフォン向けに提供されている。動く絵文字やスタンプが用意されている点,最大5人でグループ通話や人数無制限でグループチャットが行える点などが特徴だ。NHN Japanが提供している「LINE」や,ディー・エヌ・エーが提供している「comm」などをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれない。
ちなみに,朴氏によれば,グローバルでのカカオトークのデイリーアクティブユーザー数は2700万人,1日にやりとりされるメッセージ数は42億件とのこと。国別のユーザー数は,韓国,米国,日本といった順で多いそうだが,最もユーザー数が多い韓国では,全国民の約3分の1がカカオトークを利用しているそうだ。
サービス運営チームでプロデューサーを務める野田昭博氏は,「カカオトークは,電話番号とユーザーアカウントが紐付けされているので,友人登録もほとんどがリアルでつながりのある人ということになる。そのため,カカオゲームで配信するタイトルでは,そういったリアルのつながりを盛り込んでいきたい」と語った。
韓国では,2012年7月にカカオゲームのサービスが開始されており,現在28のタイトルがサービスされているが,日本でのサービス開始にあたっては,「Anipang」「手軽に!四川省」「パズルズーズー」といった3つのパズルゲームが用意されている。いずれもAndroid向けとなるが,iOS向けにも配信を予定しているとのこと。Windows Phone向けについては配信するかどうかも含めて未定だそうだ。
今回配信された3タイトルに共通している特徴は,ゲーム終了時に自分が獲得したスコアを友だちに自慢できる点だ。大規模なランキングだと上位を狙うのが難しくなってくるが,顔見知り同士の小さなコミュニティならランキングに参加できるだろう,というのが狙いだと野田はアピールする。
現時点では,パズルゲームのみ3タイトル,しかもAndroid向けのみと,少々心もとないスタートではあるが,今後,配信タイトルが増えてくると面白いことになるかもしれない。
カカオトーク公式ページ
- この記事のURL: