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Samsung,ペン入力対応スマホ「Galaxy Note20」シリーズを発表。6.9インチと6.7インチの2製品を用意
Samsungは例年,夏と冬にGalaxy Unpackedを開催するが,そのうち夏は米国ニューヨークで行うのが定番だった。しかし今回は,新型コロナウィルス感染症による世界的な影響を背景に,ニューヨーク時間に合わせつつもオンラインでの開催となった。
製品ラインナップは,上位モデルとなる「Galaxy Note20 Ultra」(以下,Note20 Ultra)と下位モデルとなる「Galaxy Note20」(以下,Note20)の2製品を用意する。世界市場における発売日は8月21日を予定しており,米国での価格は,Note20 Ultraが1299ドル(約13万7000円)から,Note20が999ドル(約10万5000円)からとなる。
※8月6日 1:15頃,発売日と価格情報を追記しました。
いずれもこれまでのGalaxy Noteシリーズと同じく,専用スタイラス「S Pen」によるペン入力へ対応するのに加えて,大型ディスプレイをはじめとする高いスペックを有するのが特徴だ。
NoteシリーズではおなじみのS Penによる操作する。Note20シリーズでは,新たに5つのアクションに対応したという |
既存製品では,右下にあったS Penの収納部が左下に移動となった。また,電源ボタンや音量調整ボタンの配置が,従来の左側面から右側面への移動している |
ディスプレイは,Note20 Ultraが6.9インチサイズで,解像度が1440×3088ドット,アスペクト比9:19.3の有機ELパネルを,Note20は6.7インチサイズで解像度1080×2400ドット,アスペクト比9:20の有機ELパネルとなっている。
このうち,Note20 Ultraは,最大リフレッシュレート120Hz表示に対応した有機ELパネル「Dynamic AMOLED 2X」を採用するのがポイントだ。さらに,Galaxyシリーズに搭載するゲーマー向け機能「Game Booster」を利用すると,一部のゲームタイトルにおいて,タッチパネルのサンプリングレートを240Hzに設定可能だという。
●Note20 Ultraのアウトカメラ
- 標準:1/1.33インチ,約1億800万画素,F1.8,光学式手ブレ補正対応
- 広角:1/2.55インチ,約1200万画素,F2.2
- 望遠:1/3.6インチ,約1200万画素,F3.0,光学5倍ズーム対応
●Note20のアウトカメラ
- 標準:1/1.76インチ,約1200万画素(※デュアルフォトダイオード技術により約2400万画素相当),F1.8,光学式手ブレ補正対応
- 広角:1/2.55インチ,約1200万画素,F2.2
- 望遠:1/1.72インチ,約6400万画素,F2.2,光学3倍ズーム対応
このうち,特に注目したいのは,Note20 Ultraの望遠カメラで,ペリスコープ(潜望鏡)タイプのカメラユニットを採用している点だろう。これにより,光学5倍ズームを実現している。
搭載SoC(System-on-a-Chip)は,いずれも市場によって異なるそうで,Samsung製「Exynos 990」か,Qualcomm製「Snapdragon 865 Plus」を採用しているとのことだ。通例どおりなら,日本向けモデルはSnapdragon 865 Plusとなるだろう。ただ,どちらのSoCもハイエンド市場向けであるため,高い性能を備えているが,発熱も大きい。そこで,Note20 UltraとNote20では,ベイパーチャンバーを採用した冷却機構を採用するという。
そのほかのスペックとして,Note20 Ultraは,メインメモリ容量が8GBまたは12GBで,内蔵ストレージ容量が128GB,256GB,512GBのいずれかとなる。一方のNote20は,メインメモリ容量が8GBで,内蔵ストレージ容量が128GB,または256GBとなる。なお,Note20 Ultraは,容量1TBのmicroSDカードを装着可能であるのに対して,Note20はメモリカード類に非対応という点に注意したい。
Samsung製スマートフォンの独自機能である,外部ディスプレイと接続してPC風の画面で操作な可能な「Dex」機能も強化されている。従来はスマートフォンと外部ディスプレイを,専用のドックやUSBケーブルで接続する必要があったが,Note20シリーズでは,無線映像伝送技術の「Miracast」に対応したディスプレイとのワイヤレス接続に対応した。
Galaxy Note 20シリーズの主なスペックを表1と表2にまとめておこう。今回は,世界市場に向けた発表であるため,日本国内における発売時期は明らかになっていない。ただし,通例通りであれば,各通信事業者の冬モデルとして投入される可能性が高い。国内発売に期待したいところだ。
メーカー | Samsung Electronics |
---|---|
OS | Android 10 |
ディスプレイパネル | 6.9インチ有機ELパネル, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 865 Plus」 ・CPUコア:Kryo 585(最大3.1GHz) ・GPUコア:Adreno 650 Samsung製「Exynos 990」 ・CPUコア:独自コア×2,Cortex-A76×2,Cortex-A55×2 ・GPUコア:Mali-G77 MP11 ※地域によって異なる |
メインメモリ容量 | 8GB,12GB |
ストレージ | 128GB,256GB,512GB+microSD(最大1TB) |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約1億800万画素,F1.8,光学式手振れ補正対応 ・広角:約1200万画素,F2.2 ・望遠:約1200万画素,F3.0,光学5倍ズーム対応 |
インカメラ | 約1000万画素(※デュアルフォトダイオード技術により約2000万画素相当),F2.2 |
対応5Gバンド | 非対応 |
対応LTEバンド | 未公開 |
対応3Gバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | 未公開 |
Bluetooth対応 | 未公開 |
バッテリー容量 | 4500mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 77.2(W)×164.8(D)×8.1(H)mm |
公称本体重量 | 約208g |
本体カラー | Mystic Black,Mystic Brown,Mystic White |
メーカー | Samsung Electronics |
---|---|
OS | Android 10 |
ディスプレイパネル | 6.9インチ有機ELパネル, |
プロセッサ | Qualcomm製「Snapdragon 865 Plus」 ・CPUコア:Kryo 585(最大3.1GHz) ・GPUコア:Adreno 650 Samsung製「Exynos 990」 ・CPUコア:独自コア×2,Cortex-A76×2,Cortex-A55×2 ・GPUコア:Mali-G77 MP11 ※地域によって異なる |
メインメモリ容量 | 8GB |
ストレージ | 128GB,256GB |
アウトカメラ | 3眼式 ・標準:約1200万画素(※デュアルフォトダイオード技術により約2400万画素相当),F1.8,光学式手振れ補正対応 ・広角:約1200万画素,F2.2 ・望遠:約6400万画素,F2.2,光学3倍ズーム対応 |
インカメラ | 約1000万画素(※デュアルフォトダイオード技術により約2000万画素相当),F2.2 |
対応5Gバンド | 非対応 |
対応LTEバンド | 未公開 |
対応3Gバンド | 未公開 |
無線LAN対応 | 未公開 |
Bluetooth対応 | 未公開 |
バッテリー容量 | 4300mAh |
待受時間 | 未公開 |
連続通話時間 | 未公開 |
USBポート | USB Type-C |
公称本体サイズ | 75.2(W)×161.6(D)×8.3(H)mm |
公称本体重量 | 約195g(予定) |
本体カラー | Mystic Gray,Mystic Green,Mystic Brown |
SamsungのGalaxy製品情報ページ
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