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賞金1000万円のプレッシャーが,選手の手元を狂わせる。闘会議で行われた「ダンジョンストライカー スピードスター決定戦」の模様をお届け
優勝者には「最速」の栄誉だけでなく,なんと1000万円もの賞金が与えられるということで,話題となったこの大会の模様をお伝えしよう。
ゲーム中に登場するダンジョン「漆黒の塔」(大会用に変更されている部分もある)のソロプレイによるクリアタイムを競うこの大会。決勝に進出したのは,オンライン予選で上位タイムを記録した以下の8名だ。
■予選通過者とそのタイム
ネム (4分51秒)
ざざまる (4分55秒)
くろぴろ (4分55秒)
こさきふる(5分4秒)
DGS90072 (5分32秒)
Gambit (5分34秒)
Sol (5分45秒)
ベン・ホリデー (5分51秒)
決勝大会は一発勝負ではなく,1回戦で上位4名,続く準決勝では上位2名が勝ち抜け,決勝でより速いタイムを記録したプレイヤーが優勝となる形式。予選と同じステージということで,どの選手も十分に慣れてはいるが,それだけに1つのミスが順位に響いてくる。
そして,選手達の強敵となるのが,闘会議のステージという慣れない環境,観衆の視線,賞金1000万円といったものから来るプレッシャー。タイムアタックである以上,ギリギリのプレイをしなければ勝利はつかめないのだが,果たしてこの状況で冷静なプレイができるのか。ステージに上がった選手達はいずれも言葉少なで緊張しているように見え,波乱を予感させた。
そんな中で始まった大会は,1回戦でいきなりプレッシャーという“魔物”が牙をむき,予選最速のネム選手を含む4選手が途中で戦闘不能に。結果的に「クリアさえできれば突破」という大波乱となった。
それを受けての準決勝では,多少安全策が見られるかと思ったが,なんとくろぴろ選手が4分35秒,ざざまる選手が4分36秒と,予選最速タイムを大幅に縮めるプレイで決勝に駒を進めた。一方でこさきふる選手とSol選手は戦闘不能という対照的な結果に。
そしていよいよ決勝戦。勝利すれば1000万円が手に入るということで,プレッシャーもさらに高まる戦いだ。準決勝でわずか1秒差だった2人だけに,中盤まではまったく同じペースでステージを進んでいったが,ボス前最後の難所でくろぴろ選手が一歩抜けだし,ボス戦でもリードを保ったまま,4分39秒でクリア。見事に優勝を手にした。
プロスポーツでは,大舞台になると異様に強くなる選手や,大事なところで普段の力を出せなくなる選手がいて,“持っている”“持っていない”などと言われたりするが,今回の大会では,まさに“持っている”選手のすごさを見せつけられた感があった。
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