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非公式Steam Boxとして話題を呼んだ小型PC「PISTON Console」のプレオーダー受付が始まる。最も安価なモデルで999ドル
PISTONは,Linux版Steamを搭載した小型のゲーム用PCともいうべきハードウェアで,2013年1月開催の2013 International CESで発表された製品である。
Big Pictureモードに対応し,Steam上でゲームを購入して楽しめるだけなく,用意されたさまざまなコミュニティやサービス機能のほとんどを利用できるというのがウリだ。
現在プレオーダー受付中のモデルは,「3.2Ghz Quad Core(R464)」というプロセッサを搭載するものとされているが,「R464」というのが「AMD R-Series R-464L」を指すとすれば,それは,「Trinity」(トリニティ)世代の組み込み機器向け4コアAPUで,ベースクロック2.3GHz,ブーストクロック3.2GHzの製品ということになるだろう。メインメモリ容量は8GBとされているから,4GBのデュアルチャネルアクセスだろうか。
ともあれPISTONは,メインストレージとなるSSDの容量によって,下記のとおり3モデルが用意されている。
- 128GB − 999ドル
- 256GB − 1339ドル
- 514GB − 1749ドル
なお,テキサス州オースティンで開催されていたイベント,2013 SXSW Gaming ExpoでPistonが一般公開されたのに合わせて,現時点では128GBモデルが100ドル引きでプレオーダーできるようになっている。
だが,その値引きを考慮に入れても,小型PCとしてはかなり高価な価格設定といえそうだ。
次世代ゲーム機や,安価なAndroidベースゲーム機の登場よるゲーム市場の競争激化が予想される中,PISTONは果たしてこの価格設定で勝機を見いだすことができるだろうか。
PISTONのプレオーダー受付ページ
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