アクワイアは本日(2013年8月6日),PlayStation Vita用RPG
「MIND≒0(マインド/ゼロ)」の公式サイトで
外伝小説「Detective≒O」の最終話を公開した。“第四夜”となる「探偵前夜」では,妻や娘と一緒に楽しい時間を過ごすはずだった
探偵・緒方洋一が,「MIND」を使用した異質者によって,未来が変わってしまった日の出来事が描かれている。
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PS Vita『MIND≒0(マインド/ゼロ)』
探偵・緒方の視点で怪異事件が描かれる。
外伝小説「Detective≒O」の最終話を公開!
株式会社アクワイアより、好評発売中のPS Vita『MIND≒0(マインド/ゼロ)』の情報をお伝えいたします。
公式サイトにて三回にわたり展開してまいりました外伝小説「Detective≒O」が、ついに最終話を迎えました。
「Detective≒O」は、探偵・緒方洋一の視点からMINDがらみの怪異事件を描くという一話完結形式の小説です。『MIND≒0(マインド/ゼロ)』の世界観をお分かりいただけると思いますので、これからゲームをプレイする方も、既にゲームをプレイされた方も、是非お読み頂ければと思います。
■Detective≒O 第四夜(最終話) 「探偵前夜」
「わかりました、すぐに行きます」
遊園地で家族と楽しい時間を過ごすはずだった緒方のもとに、緊急の呼び出しがかかる。
「ママと遊んでてくれるかな、あとで必ず行くから」
娘にそう言って、仕事に向かう。
--緒方の職業は、普通とは少し違っていた。悪魔のクスリ「MIND」。そのドラッグの重度の使用者を確保することが仕事だった。
だが、毎日訓練だけが繰り返され、その業務が行われることはなかった。その初めての実戦が、今日だった。
--ターゲットである“MIND使用者”は国立研究所施設内に潜伏中との情報。その近くに妻と娘がいる遊園地がある。たかがドラッグ中毒者一人、どうということはない……。緒方は自分に向かって繰り返し言い聞かせた……。
■Detective≒O
いままでの三話でも、緒方の視点からMINDがらみの怪異事件が描かれてきました。
第一夜
「死の依頼は「血」の匂い」
「わたしは、夫に殺されます」電話口で女はこういった。
「マインドってご存知ですか?夜中に夫がうなされているんです」
「マインド」、その言葉を聞いた以上、緒方にこの依頼を断る理由はなかった。
--その依頼人のもとを訪れた緒方が感じたのは、ある「におい」だった。
第二夜
「探偵のルールと小さな依頼人」
「あ、あの、すいません!あたしの声……聞こえますか?」
……返答はない。 はぁ……困ったなぁ……せめて、この足が動いてくれれば……。
--足を怪我して動けない“依頼人”は、通りがかったある男に声をかけることにする。
第三夜
「エンドタイム〜死覚の男〜」
「私には、人のエンドタイムが見える」
法外な報酬と引き換えに、人の寿命を見る男。その噂は多くの人に広まっていた。
--今日も彼のもとを一人の男が訪れた。フレンチコートに身を包んだその男は、ひとつの質問を投げる。
「エンドタイムを見ていただく前に、あなたの力について詳しく教えていただけませんか?」
公式サイト:http://mind0.net/