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[TGS 2016]4Gamerブースで「リングドリーム」トークショーが開催。“情緒不安定”な松田プロデューサーに振り回されて鶴見GMも思わず絶叫!
リンドリといえば,DDTプロレスの所属選手を美少女化したうえでゲームに登場させるという,初めて聞く人にはすんなり飲み込めないようなコラボを展開していることで知られているゲームだ。
そんなリンドリのトークショーに出席したのは,本作のプロデューサーを務める松田秀夫氏と,原作者のでいしろう氏,司会進行役のバロン山崎氏,そしてDDTプロレスのGMを務める鶴見亜門氏という4人である。
リンドリのルーツは古く,テーブルトークRPG専門誌「コンプRPG」の付録のカードゲームとして誕生したのが始まりであることをご存知だろうか。なんと23年前のことである。
その後,カードゲームやテーブルトークRPGで展開するも,1998年に終了を迎える。そこから十数年の沈黙を経て,2012年にPCブラウザゲームとして復活を遂げたのだ。
2013年5月,プロデューサーに就任した松田氏だが,その当時は「ゲームが動かない」ために大炎上していたという。そこで,開発を外注から内製へと切り替え,アップデートしながら修正を施していくという,2チーム体制で立て直しに成功したとのことだ。
そして同年12月には,早くも「第2回リングドリーム主催DDTプロレス興行『Encore〜星空プロレス〜』」が,“プロレスの聖地”後楽園ホールで開催された。
さて,この日は,リンドリ提供の「愛は相よりいでて 2.5 〜What We Talk About When We Talk About Love〜」と題したDDTプロレスの試合が,4Gamerブース特設リングで繰り広げられた。この試合前に,リング内でトークショーが行われたというわけである。
したがって,ごく自然な流れでトークテーマは「なぜ3ではなく,2.5なのか」という話へ移っていく。
鶴見GMの元に送られてきた最初の企画書には,こう書かれていたという。
これは,プリンス・デヴィット(現 フィン・ベイラー)選手やアンソニー・W・森(現 DRAGON GATEスタッフ)選手のことではない。念のために書いておくと,2016年4月に夭折したアーティスト「プリンス」のことだ。そして,言うまでもなく,プリンスはプロレスラーやプロレス関係者ではない。
選手全員がプリンスの曲で入場して,会場全体で紫色の紙テープを投げ入れる演出を考えていたというのだ。もちろん,プリンスの名曲「パープル・レイン」にちなんだ演出である。
松田氏の「僕に言わせてもらえれば,なんで追悼しないのかっていう話ですよ」という発言に対して,「(DDTプロレスである)必然性がないって言ってるの!」と,さらに声を荒げてしまう。
もちろん,リンドリとプリンスの間にも,これといった関係はない。
であれば,なぜこのような企画になったのか。
「僕がプリンスを大好きだからです」(松田氏)
これにはもう,鶴見GMも呆れ返って,「てめえのマスターベーションに付き合ってられないって言ってんだ!」と絶叫である。
しかし,松田氏は「付き合ってくださいよ」と食い下がる。
そこで,鶴見GMは先ほどの自身の発言を取り上げ,松田氏がなぜここまで情緒不安定なのか。その理由を公表した。
どうやら,会社(サクセス)の上層部から,「第3回」興行をするなら収益を出すように,と釘を刺されているという。そのため,年内に第3回興行を実現する見通しが立たないようだ。
それならば,ということで今回のコラボ興行を「第2.5回」の位置づけにしたのだという。これなら,収益が出なくても大丈夫だという言い訳が成立する(のか?)。
しかし,鶴見GMは「こんな松田さんとはもうやってられない。付き合いきれません」と三行半を叩きつける。そして,DDTプロレスを実況席で観戦することで「本来の松田さんに戻ってもらいたい」と語っていた。
リンドリがテーマだったはずが,なぜかプリンスの話で盛り上がってしまった今回のトークショー。鶴見GMと松田氏の主張は終始噛み合わず,波乱含みのまま「愛は相よりいでて 2.5 〜What We Talk About When We Talk About Love〜」へと雪崩れ込んだわけだが,その模様は機会があれば,4Gamerでお伝えしたい(レポート記事)。
最後に,締めの挨拶直後,両氏の間に位置していたでいしろう氏が,「すげえ,いたたまれなかったんですけど」とこぼしたことを付け加えておこう。
リングドリーム 女子プロレス大戦 公式Webサイト
4Gamer「東京ゲームショウ2016」特設サイト
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