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Windows 10のアニバーサリーアップデートが2016年8月2日に実施。「Xbox Play Anywhere」も運用開始
Microsoft announces Windows 10 anniversary update available Aug. 2
セキュリティ強化や音声アシスタント機能「Cortana」の改善が行われるとのことだが,ゲーマーにとっては,E3 2016でアナウンスされた「Xbox Play Anywhere」など,Xbox Liveを中心にしたサービスの統合化が図られることに注目したい。公式ブログには,ゲーム関連の新機能として以下が紹介されている。
・「Xbox Play Anywhere」では,ゲームを一度購入するだけで,Windows 10搭載のPCとXbox Oneでプレイでき,セーブデータや業績なども共有できます。Microsoft Studiosから販売される今後の新作タイトルは,すべて「Xbox Play Anywhere」をサポートしており,Windows ストアから購入できます。
・「Xbox Play Anywhere」対応タイトルは,新しくなったWindows ストアで購入できます。Windows ストアでは,あなたの好きなコンテンツをすばやく見つけたり,ゲームやアプリのバンドルパックを購入/予約したり,事前ダウンロードを行ったり,Xbox Live ゴールドメンバーシップを更新したりすることが可能です。
・Xbox Oneで「Cortana」がサポートされ,新しいゲームソフトを探したり,フレンドが何をしているのかをチェックしたり,ゲームに参加するためのパーティを組んだりといったさまざまなタスクを音声で実行できます。「コルタナ,Xbox,オン」と言うだけで,Xbox Oneを起動できます。
・Xboxユーザーからの最もリクエストの多かった,言語地域と言語の独立性を実現し,自分がいる場所に関わらず言語を指定することが可能になります。今回のアップデートでは,BGMの設定もサポートされます。
・もちろん,Xbox One Sでもアニバーサリーアップデートの新機能を利用できます。現段階では4K Ultra HD のビデオやBlu-rayをサポートする唯一コンシューマ機であるXbox One Sは,この夏,299ドルでの販売が始まり(日本国内では,2016年内の発売予定。価格未定),8月には限定版となる2TBモデルもリリース予定(日本国内では発売未定)になっています。
「Xbox Play Anywhere」については,6月16日に掲載した「Xbox E3 2016 Briefing」レポートで詳しく紹介しているので,参考にしてほしい。さまざまなサービスをハードウェアから独立させ,Xbox Liveを中核にした新しいものへと成長させるMicrosoftの新戦略であるだけに,今回のアップデートが多くのゲーマーや業界の注目を浴びることは間違いないだろう。
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