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  • グリー
  • 発売日:2015/03/19
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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今こそ,自分の足でエルダー・テイルを旅しよう。原作さながらのバトルを楽しめる「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」プレイレポート
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印刷2015/04/04 10:00

プレイレポート

今こそ,自分の足でエルダー・テイルを旅しよう。原作さながらのバトルを楽しめる「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」プレイレポート

画像集 No.001のサムネイル画像 / 今こそ,自分の足でエルダー・テイルを旅しよう。原作さながらのバトルを楽しめる「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」プレイレポート
 グリーは2015年3月19日より,スマートフォン向けRPG「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」のサービスを開始した。本作は,オンラインRPGを題材にしたライトノベル「ログ・ホライズン」のアニメ版から生まれた新作タイトルだ。

 原作を含む「ログ・ホライズン」の関連作品には,「俺の屍を越えてゆけ」などで知られる桝田省治氏が監修として参加している。ゲーム好きな原作ファンにとって,今回の展開は「ついに来たか!」と納得できるものだろうが,肝心のゲーム内容が気になっている人も少なくないはず。本稿では,そんな「ファンが気になる」要素を中心としたプレイレポートをお届けしよう。

GREE「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」ページ


 原作にあたる「ログ・ホライズン」(以下「ログホラ」)の内容を知らない人のために,まずは簡単に世界観を説明しておこう。作品の舞台となるのは,老舗オンラインゲーム「エルダー・テイル」。ストーリーは,最新大型アップデートパック“ノウアスフィアの開墾”の導入とともに,数多くのゲーマーが作品世界へ取り込まれてしまった所からスタートする。

 原作ではシロエと呼ばれる上級プレイヤーの青年が主人公だったが,本作「ログ・ホライズン 新たなる冒険の大地」では,本当のMMORPGよろしくプレイヤーキャラクター(PC)を作成し,ゲーム内世界を冒険することになる。自らが主人公となってエルダー・テイルの世界に飛び込むという,原作ファンなら誰もが一度は抱くだろう妄想を,本作はいきなり叶えてくれるというわけだ。

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プレイヤーはエルダー・テイルの世界に入り,原作の主人公 シロエが管理するギルド「ログ・ホライズン」と関わりつつ,物語を進めることになる。最初に出会うのは「トウヤ」「ミノリ」の双子の姉弟で,一緒にパーティを組んで戦える
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主人公の外見(種族)の設定も可能。狐尾族や法儀族といった,設定上では存在が明らかになっているものの,原作やアニメではあまり描写されない種族の姿も選べるのは嬉しいところだ
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ゲームの基本システムは「スタミナを消費してクエストをクリアしていく」という,スマートフォン向けRPGではお馴染みの形式
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 本作の最も特徴的な要素といえば,原作やアニメを再現したバトルシステムだろう。エルダー・テイルにおける戦闘には,「スキルの再使用時間(リキャストタイム)」「敵愾心(ヘイト)の管理」といった要素を含む,MMORPGではお馴染みのシステムが採用されていたが,本作でもそれらの要素が再現されており,原作を連想させる戦闘が繰り広げられる。

 最も大きな違いは,原作ではリアルタイムで進行していた戦闘がターン制に変化したことだろう。それにあたって,リキャストタイムは時間ではなくターン数に変更され,ヘイトはキャラクターの足元に見えるエフェクトとして表現されている。ただ原作を再現するだけでなく,それをターン制バトルの形式に落とし込み,かつ無駄を省いてシンプルに仕上げた戦闘システムという印象だ。

スキルは使用するキャラクターの職業によって異なり,再使用時間(リキャストタイム)はスキルごとに設定されている。暗殺者の代名詞とも言える高火力スキル「アサシネイト」のリキャストタイムが非常に長く設定されているなど,原作ファン的にもしっくりくる数値設定に原作愛を感じる
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敵から向けられている敵愾心(ヘイト)は,キャラクターの足元に見えるエフェクトとして表現されている。ヘイト管理を行うためのスキルも多数あるので,各種回復や強化と合わせて活用したい
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通常の戦闘だけでなく,1体の敵を多数の冒険者で倒す「レイドバトル」も存在する。ダメージ状況に応じて移り変わる“通常”“凶暴”“鎮静”という3つのステータスと,スキルを使うタイミングが攻略のカギだ
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 また,クエストをクリアするごとに,キャラクターの会話を交えた物語が展開されるなど,ストーリー部分も非常に丁寧に作り込まれている。
 何より良いのが,そのストーリーがアニメ版と矛盾なく展開されることだ。本作においては,アニメ版で「ゴブリン王の帰還」と呼ばれていた大規模クエストがストーリーの(現時点での)中核となっているのだが,そこでプレイヤーが果たす役割は“状況の調査”であって,根本的な解決は本編のストーリーに任せる形になっている。

 つまり,本編にも登場するキャラクターや物語に関わりつつ,ストーリー的に違和感を生じさせないような配慮がなされているのだ。作品世界を肌で感じたいファンにとっては,何より嬉しいポイントといえるだろう。

ストーリーが進む過程で,本作オリジナルのキャラクターが登場することもある。こうした新キャラは数名程度に抑えられており,各々の個性が深く作りこまれている
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クエストをこなすことで経験値を獲得したり,武器を集めて“特訓”したりすることでキャラクターが成長する。新たなキャラクターは,対応する武器を手に入れると獲得できるが,入手頻度はそれほど高くない。なお,複数の同キャラクターをパーティに組み込むことはできない
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 ひと通りプレイして感じた印象は「とにかく丁寧に作られている」というもの。プラットフォーム上の制約はあるものの,主人公の立ち位置やシステム面の工夫により,うまく「ログホラ」の世界観が再現されている。原作好きなゲームファンがプレイしたら,個々のシステム再現や,ストーリーの構成に驚かされるはずだ。

 「ログ・ホライズンTRPG」など,シリーズの関連作品は続々と増え続けている。そのいずれも高いクオリティで知られているが,本作もその中のひとつとして数えて,まったく遜色のないタイトルだ。「気になっているけどまだ遊んでいない」というファンは,ぜひ一度プレイしてみてほしい。

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キャラクターの紹介や,武器のフレーバーテキストなど,世界観を感じさせられる情報が豊富に用意されている。原作ファンであれば,これらを読んでいるだけでも十分に楽しめるだろう
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プレイヤーキャラクターは,戦闘を重ねることで職業の「ビルド」を獲得し,能力を強化させられる。仲間との役割分担を考えつつ,成長の方向性を決めよう

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