このゲームの読者の評価
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良ゲーだが、突然冷める瞬間があった 70 - 投稿者:R19(男性/40代)
- 投稿日:2017/01/23
- 良い点
- [余計な部分がない]
良い意味で、今風のソシャゲのようなバトルのみに特化しており、サクサクと話を進める事ができる。
[戦闘のバランスは絶品]
戦闘のバランスはまさに、サガシリーズ内でも最高峰を名乗って良いレベル。
バランスだけではなく、システム的にも現代的な要素と、古くから踏襲している要素が合わさって絶妙なハーモニーになっている。
歯ごたえがあるのも良い。
バトルシステムとしては、閃きとスキルランクがあるあたり、ラスレム的な雰囲気もある。
[やりこみ続けられる]
育成という意味では、やり込み続けられる懐の深さがある。
理想のパーティ、理想の戦い方を目指して、いくらでも頑張れる。 - 悪い点
- [変化のなさ]
戦闘のみに特化した結果、どこに行っても「会話を見る → バトル」という流れのみで、敵の種類もそこまで多くない事から変化が少ない。
さらに、町も鍛冶屋しか無いうえに、レアドロップや宝箱みたいなシーンも無いので、ある程度必要なスキルを閃ききったら、延々と似たようなバトルを繰り返す事になる。
これが曲者で、ダンジョンもなく、能動的に動ける部分がバトルだけ。さらに武器の進化の為に、同じ場所で素材集めなどもあり、ますます単調になる。
また、「ロール」と呼ばれるキャラのパッシブスキルを習得させる為に、メイン以外の武器を装備させ、技を覚えさせる必要が出てくる。
ここに来て、さらに作業感が増してきて、ある瞬間に突然「あ、もういいかな」となる。
これがこのゲームの最大の欠点とも言える。
また、分岐があまりなく、ボスひとつとっても、討伐時期による形態変化のようなものも無いので、複数回プレイしても、使用武器が違うくらいで、だいたい似たような経過をたどる事になる。
そもそも、結果が分かれる場所はいくつかあるが、街自体にグラフィックもストーリーもなく、思い入れも発生しないので、ちょっと分岐して「廃墟」みたいなグラフィックになったところで、大した感慨も無い。カンバーランドを滅亡させた時のような感慨に耽ることはできない。
本当に、良くも悪くもスイッチ入れたら数秒でバトルという感じの、現代的なバトルに特化したゲームである。
- 総評
- かなりプレイしてみたが
プレイしはじめ → まあまあ面白い
システムを理解 → 熱狂的にプレイ、寝食を惜しむレベル
本格的な育成に着手 → ある時突然冷める
という具合になった。
ひとえに、町が無いことや、ストーリーや、背景などの「世界観」を感じさせる要素の薄っぺらさ(ほんとにマップ上にうすっぺらいグラフィックで表示されている)がネックになってくる。
「没入感」を与えてくれるものが無いので、どうしても育成をやりこむ段階になると唐突に冷める瞬間が来るのではないだろうか?
また、過去のサガシリーズよりも、育成に対してかかる手間、作業感が大きいのも難点かもしれない。 - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 3 4 2 3 4 -
非常に作りこまれた良作 95 - 投稿者:ウォータークラウン(男性/40代)
- 投稿日:2017/01/19
- 良い点
- ・キャラクターのやりとり
サガだな〜っていう会話がたくさんあって楽しいです。
えげつない選択肢もしょっちゅう出てきて、私も最初の週はいい子ちゃんプレイでしたけど、2週目は外道選択肢ばかり選んで楽しんでいます。
火山は噴火するわ町が消し飛ぶわ突然町人が仲間になるわ…、一人のキャラでもいろいろな遊び方ができるうえに、世界は広大(数えたら20エリアありました)です。そして主人公は4人います。サブイベントやルート分岐を考えると、極めつくすのに骨が折れそうです。
・バトル
誰に何をさせるかという最善手の模索がこのゲームの肝です。
敵の攻撃もいやらしく、まるで人間を相手にしているかのように、弱った仲間の各個撃破を狙ってきます。
集中攻撃を受けて死にそうな仲間がいるとき、プレイヤーはどうすべきか?
殺られる前に殺る、ブロックで守る、カウンターで待ち受ける、見捨てる…どの戦術にもメリットデメリットがあり、大いに悩まされます。
技ポイントがパーティ共有のため、各々が覚えた最強技を気軽にぶっ放せないというのは確かにあります。
しかし、その技ポイントを抑える方法が2つあります。一つは技をたくさん使って技レベルをあげること、そしてもう一つ(こちらの方が影響大)は連撃のメンバーに組み込むことです。
連撃とは、敵味方の行動順をアイコンで表したタイムライン上で、アイコンが消滅(=死亡)したときに、敵同士・味方同士のアイコンが隣接すると発生する追加ダメージ攻撃のことです。
○○○●●○←白が味方、黒が敵とします。
○ ○●●○←味方の2番目のキャラがやられると、1と3のキャラで連撃が成立し、敵に追加ダメージを与えることができます。もちろん敵を倒すことでも発生します。
これらを駆使すれば、最強技を戦術を組み込むことは十分に可能です(技を使えば武器レベルも上がり、それが連撃参加ボーナスにも影響します)。
私も最初は、せっかく覚えたのに消費多すぎて使う機会ないな〜と思ったのですが、戦闘を重ね、キャラのパラメータ的にも、プレイヤーの理解度的にも成長してきた頃には、意外なほど使うことができることに気づきました。
それでも毎ターン好きなように使えるわけではないのですが、戦闘の終盤になると使えるチャンスが増えて、それで一発逆転も狙えるのが、必殺技感が出ていいバランスだなと思います。
さらには、そういう大技に頼らず、堅実に小技で攻めていくのもまた一つの戦術です。
また、どれだけ計算して戦術を立てても、敵の攻撃が予測どおりに来るとは限らず、硬い装備や高HPのキャラの踏ん張りに救われたことも何度もあります。
キャラクターの育成、装備への投資、戦闘メンバーの選出といった戦略と、実際のバトルにおける的確な戦術。その両方が備わって初めて百戦を切り抜けることができるというのが、今までにないゲーム性を持っていると思います。
・グラフィック
正直まったく期待していなかったのですが、バトルのモーションが意外に滑らかで躍動感があります。シリーズお馴染みの技ももちろん登場しますが、今までで一番好みかも。特に体術がいいですね。
キャラの表情もけっこう豊かで、笑ったり気合入れたりちょこまか楽しいです。勝利時のモーションでたまにしか見れない特殊モーションがあるのですが、これがまたよく作りこんであって、こんな表情するのかお前は!っていう驚きがあります。 - 悪い点
- ・ロード
最も多くの批判を受けている部分だと思いますが、実はそこまで壊滅的ではないです。
戦闘前は、首を回したり肩を上げ下げしてれば終わるような時間です。
戦闘中のReadyGoも普通はカウント音が3回なのですが、閃きが起きるターンだと4回になることが多いので、閃きを願う遊びができます。
許容できないのは戦闘後のロードです。これは10秒以上あるうえに一つのTIPSが表示されるだけなので、かなりストレス溜まります。
あと、ターン最初のカットで1〜2秒止まるときがあります。いつも発生するわけではないのですが、長い戦闘になるほど?あるいは長時間やってると?発生しやすいようです。これも地味にイラつきますね。
・閃きづらい
今までのシリーズより大分閃きにくくなっています。今作では後に覚える技ほど閃きにくくなるという仕様です。
大技でもポンポン覚えますが、あとから覚える技は小技でもきついです。
敵の順番をずらすバンプ技や、状態異常を付与する技、そして敵の攻撃に割り込むインタラプト技…単純な威力は大技に劣るけれども、技ポイントとの兼ね合いや、連撃への組み込み、追加報酬条件の達成などで、小技の重要度が非常に高いのが今作です。
死に技がないというのが本作のいいところではありますが、それにしても単純に閃きが辛いです。サミング覚えるのに300回以上殴り続けたときはさすがに閉口しました。もっといい技道場があるのかもしれませんが。
・町
町は一枚絵で、できることは装備の強化のみ。町の特色というものがなきに等しいです。色々なイベントが起きることはありますが、せめてアイテムくらいは販売して欲しかったです。 - 総評
- このCSゲーム不遇の時節に、よくぞここまで遊べるゲームを作ったなと驚かされました。
こちらの成長に合わせて敵も強くなるのですが、ゲームの最終盤になっても、ギリギリ勝ったりギリギリ負けたりすることが結構あります。
普通のRPGでは、成長しきった後の戦闘は作業になりがちですが、このゲームでは最後まで気が抜けません。このあたりのバランス調整は神がかっていると思います。
リアルなグラフィックや派手な演出などのパッと衆目を引く要素はありませんし、ロードの長さや町の寂しさなど至らなかった点はいくつかあります。
しかし、このゲームの武器・セールスポイントを徹底的に洗練した結果、「合う」人にとっては年単位で遊べるほどの中毒性を秘めたゲーム、じっくりと腰を据えてやればやるほどその奥深さに気付く力作になったと思います。 - プレイ時間
- 100〜200時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 3 5 5 -
ターン制RPGの奇跡 90 - 投稿者:てぽん(男性/30代)
- 投稿日:2017/01/04
- 良い点
- 奇跡の様な出来栄え。
ターン制のRPGが辿りついた奇跡のゲーム。
相手の手札がある程度公開されたカードゲームの様な味わい。
成長やゲーム進行に合わせ増えていく要素が飽きさせない。
不穏な情勢の世界を巡る上では能力を示す小さなチーム(徒党)がバトルで白黒を決めていくのにも納得が出来るし故一戦一戦の重たさがのしかかる。
かといって回復魔法やアイテムの所持数で消耗戦にて約束された勝利を保証するゲームではなく、
都度その時にある一定のリソースで勝ち取らなくてはいけない緊張感とゲームバランスの妙。
その緊張感が平行線になった頃現れる新しい戦術や要素が一周目のプレイを加熱させる。
とにかく戦闘が面白いゲームです。
というか戦闘の為に全てがあります。
装備の用意、物語、成長度合いなどの戦略、全てが理想の緊張感を模索するためにあるゲームです。 - 悪い点
- 良い点から生まれるものですが、
レール型のゲームに慣れているとキツすぎる、成長させ過ぎてぬるすぎるという状況は生まれると思います。
自分で思い描く戦闘を出力される毎ターンの結果と擦り合わせ、それを盆栽の様に楽しむシミュレーターなので塩梅ひとつで様々な選択が出来るのですが
そこが楽しめない人には全く理解できないゲームだと思います。
あとは魔法が一部特に初心者救済処置に近いかなあ。
強すぎる魔法とそれ以外にハッキリ分離されています。
- 総評
- 待った甲斐がありました。
これは沢山は売れないだろうしみんなに勧められるゲームではないですが、
ちゃんとしたゲームでしたしそれ以上でもそれ以下でもないですね。
ゲームがしたくてしたくてたまらない方には是非。
過去のサガにあった理不尽さは皆無です。
マニアックなゲームでも無いです。
ただ、全て自分で選択できるゲームです。 - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 5 4 5 5 -
システムを理解するまでが長いゲーム 65 - 投稿者:ねこぽんた(男性/40代)
- 投稿日:2016/12/30
- 良い点
- ・既存のサガシリーズとは違い、ダンジョンなどを排除しワールドマップ上にイベントポイントのみというシンプルな作りでありながら、決して簡素化ではないシステム
・タイムラインへの割り込みや連撃など単純なカウントタイムバトルだけではない戦闘システム - 悪い点
- ・開発曰く「回復が手軽に行えないことを考慮した戦闘バランス」らしいですが、原則的に戦闘不能を回復できないのにあの毒ダメージはおかしくないです?と聞きたい
せめて即効の毒解除手段ぐらい用意するべきでは
・ワールドマップでエリア移動時、戦闘前・ターン開始前と毎回演出が入り、プレイ時間の結構な頻度を占めるため、なかなかイライラさせる
特に周回要素で装備も術技も引き継げないため「またあの長いロードを繰り返すのか・・・」と考えてしまう
・武器の装備が一人一種類になったため状況に合わせて技の使い分けができない
その分仲間にできる人数は20人以上いるわけですが、全員がスタメンクラスに育つまで術技を覚えさせ、ランクまで上げるころにはクリアしているわけで…
・積み要素は(多分)ないとは言えゲーム中にセーブデータをロードすることもタイトル画面に戻ることもできず、やり直しが面倒 - 総評
- いろいろ凝ったシステムを目指した結果、ユーザーを若干置いてけぼりにした作品に仕上がっている印象
特に1クリア大体20時間ほどかかるのに、4人の主人公全員のストーリーを一回りしてようやくストーリーの理解ができるゲームで引継ぎが全くないのはどうかと思う - プレイ時間
- 60〜100時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 4 2 3 4 -
中毒性あります。 85 - 投稿者:kaka(男性/40代)
- 投稿日:2016/12/26
- 良い点
- 戦闘の中毒性。バランスが絶妙で楽しい。
- 悪い点
- いろいろソシャゲ並み。
シンプルさは好感が持てるけど、シンプルすぎるとも言えます。
VITAで正解です。 - 総評
- まったく期待せず購入しました。
ほとんど紙芝居(テキストとバトル)なので、いまどきの絵面が派手でなにやってるかよくわからんゲームが好きな人には、地味でつまらないかも知れません。
音楽はヘッドホン推奨です。私は2や3のほうが好きです。
キャラデザも気持ち悪いと思ってたけど、不思議と見慣れるし、不細工なキャラも成長するので愛着が湧いてきます。これが一番意外でしたが、いい方向に覆されました。
まだ序盤で、文字読んでバトル、文字読んでバトル…というよりとにかくバトルバトルの印象なのですが、その面白さ、というよりクセになる中毒性だけは、最近遊んだゲームの中では一線を画しています。
シンプルかつ奥深く、こんなに一手が重要なゲームも(ターン制RPGでは)めずらしいのでは。攻撃のミスで戦況変わったりします。1人や2人死ぬことはしょっちゅうです。
大げさに言えば、うまく勝つにはキャラの成長とともに自分も成長しないといけません。
陣形などの戦略効果もほんとに絶妙なバランスで、恩寵(プレイヤーに有利なバトル効果で、ある条件下で発生しやすくなるようです)のタイミングとか、このあたりは一見にしかずですが…
加えて、おなじみのひらめきと成長システムにより飽きにくく、飽きたなーと思うころには相当の回数を戦ってたりします。またすぐやりたくなりますが、それくらい入り込んでしまいます。
とにかく私にとってはかなりの良ゲームでした。久々に買ってよかったと思っています。
そのあたりのナンバリングタイトルより、プレイしていて楽しいのも事実です。 - プレイ時間
- 5〜10時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 2 3 3 5 3 -
取捨選択と戦闘バランス調整が神ってる作品 90 - 投稿者:サカサカサカス(男性/40代)
- 投稿日:2016/12/21
- 良い点
- ダンジョンや街の探索を省いた事がRPGとしての魅力を失わせるどころか逆に目一杯にイベントや分岐を詰め込み、濃厚な戦闘システムにする事でプラスに働いている。これは手抜きでは無く結果的に英断だったと言える。
特筆すべきは戦闘のバランス調整が神がかっている点。サガシリーズ恒例の自分が強くなると相手も強くなるパターンで最初から最後まで緊張感のある戦闘が楽しめる。行動順、バフデバフ、状態異常、カウンター、ガード…敵味方が持つ手札を頭で計算して勝利を導く手法はRPGのコマンド戦闘というフォーマットでありながらパズルゲームの様で、頭を使う事を楽しめる人にはかなり充実したシステムだ。やり方次第で強力な敵もギリギリ倒せる余地があり、閃きや恩寵という適度なランダム性が時折ロマンシングな奇跡を生み逆転劇を演出する。そのカタルシスを何度も味わえるゲームは貴重でサガが長く愛される理由の1つでもある。しっかりと…いや、今迄以上にそこは強化されていると言っても過言ではない。
また、各種武器の技や術に捨て技が無く、小技から大技を最後まで使えてコマンド選択に幅がある。陣形や70人を超える個性豊かなキャラクター…それらをどう使って行くかは人によって大きく変わり、戦略の自由度も高い為コミュニティでの議論も尽きない。
主人公それぞれで全く物語が異なる上にシナリオの分岐も凄まじい。一体何周すればイベントコンプできるのか底が見えない深さにコンプ厨を唖然とさせるだろうボリューム待っている。 - 悪い点
- ローディングが長い。戦闘中にレディゴーとローディングが挟まるが、これはみのもんたのファイナルアンサーと一緒で答えが出る前のタメとなって効果的な焦らしの作用が働いている。しかし戦闘に入る直前のロードと戦闘後フィールドに戻るロードが長い。VITAと相性の悪いUnityというエンジンを使っているゲームの宿命でこのゲームもそのマイナスポイントを背負っている。
- 総評
- 良い点で長文を書いたが他にも音楽等素晴らしい面が沢山ありここでは語りつくせないほどある。手に取った人には分かると思うが言葉では簡単に表現が出来ない程作り込まれており素直に賞賛したい。
ロマンシングサガを期待しているユーザーも多いと思うがこの新しいサガも魅力がいっぱい詰まった完成度の高いサガになっているので偏見を持たず遊ばれる事をお勧めしたい。私はロマサガの新作も良いが今後サガスカの新作が出るならそれを一番歓迎すると思う。 - プレイ時間
- 40〜60時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 4 5 4 5 5 -
サガを求めるコアゲーマーが待っていたもの 100 - 投稿者:咲坂(男性/40代)
- 投稿日:2016/12/16
- 良い点
- バトルは難易度が高いですが、それを補って余りある面白さがあります。
まず、技を閃くというシリーズおなじみのシステムがまず素晴らしい。
強敵であれば強敵であるほど、強い技を閃き、その閃いた瞬間の嬉しさは筆舌しがたいものがあります。
ただ技を閃くだけじゃなく、閃いた技を使い込んで技のランクを上げたり、スキルレベルを上げることで連撃後のBPの使用量が減るというスキルレベルを上げる楽しさもあったり、細かい所に手が届くバトルのバランスがとても良いです。
同じ種類でも武器によって修得出来る技が変わるので、鍛治で色々な武器を生み出したくなりますし、色んな技を覚える事によって修得出来る、パラメータの向上、ガード率アップや攻撃力アップなどの補助効果の得られるロールが集めがいがあったり、スキルレベルを上げる事でロールの装備可能数が増えたりもしてやり込みが満載です。
更にはバトルのスタンやマヒ、インターラプト技、バンプ技と呼ばれる補助の攻撃の重要度が増していてバトルにおける戦術の幅がとても高くなっています。
終いにはそこに術というシステム まで加わりバトルがすごく奥深いです。
音楽もオーケストラやエレキが鳴り響き、音楽を聴くためだけに動作させても充分な位に素晴らしいです。
そしてストーリーのボリュームもかなりあります。
引き込まれるストーリーが詰め込まれています。
今現在15時間ほどプレイしているのですが、一人目のストーリーも先はまだまだありそうです。
ワールドマップはシンプルですが、とにかく広いです。
オブジェクトが沢山散在していて、このオブジェクトはなんなのかと一々確かめずにはいられません。 - 悪い点
- バトルが詰将棋に似た感覚で1戦1戦を楽しむスタイルなので、難しいゲームが苦手という方には向かないと思います。
バンプ技、攻撃力ダウン、術力ダウン、スタン、関接攻撃の理解が出来ないとHARDバトルの難易度がより高まると思います。
思考を使うことに苦手意識が無い方なら、バトルに夢中になればロードもさほど気にならないと思います。
気の短い方なら気になる位の若干のロードはあります。 - 総評
- 最初の3バトル位はロードが少し気になるものの、バトルの回数を重ねるほどにロードは気にならなくなります。
技の閃きの快感を損ねずに、使い込むほどに強くなる技に、閃いた技の組み合わせで得られるロール、武器毎に増やせる技が異なっているために試したくなる武器の鍛治強化、そして強化するために必要な素材を入手するために進んでHARDバトルに挑みたくなるゲームバランス。
更には術の修得というシステムまであって、いかにバトルに要素を詰め込んだかが分かります。
そして、進めれば進めるほどにのめり込むストーリー。
ストーリーはまだ中盤なのですが、ゲームテンポを邪魔しない、かつ重厚なイベント。早くもっと先をプレイしたいです。
これで4人の内の一人だけなのだから、全ての主人公をプレイすると本当に200時間超えるボリュームがあるのじゃないかと思えます。
音楽もイトケンサウンドが素晴らしく、ヘッドホンが欠かせません。
普通のゲームじゃ物足りない、量産されているゲームに飽き飽きしているという方にプレイして欲しい珠玉のRPGです。 - プレイ時間
- 10〜20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 5 5 5 5
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